旅する小林亜星

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香港事変

2006-10-23 23:53:25 | 青春生き残りゲーム
香港にある会社のひとと面接して
その場で「採用の方向で進めます」という言葉を
もらったのは9月のはじめだった。

11月中には香港に来てもらうことになります、
という言葉に
あたしは10年来の夢がとうとう叶ったと
心の中でガッツポーズだった。

でもその瞬間
夢が叶ったと思うには早すぎると自覚した。

海外で働きたい、という夢は
物理的に海外で働くことを指すのではなく
海外で働いて自己実現したときにはじめて叶うものだった。

今自分が置かれてるすべてのものから
自分を切り離す作業は予想していたものの
予想以上に過酷なものだった。

この2ヶ月
いつでも日本を発てるよに
このひとと会うのはこれが最後かもしれないと
常に思い続けてきた。

それでも愛しいひととの距離的別れに怯えずに
夢を追求する気持ちが消えなかったのは
あたしの中でひとつの大きな自信になった。

恋愛感情に惑わされず
夢をストイックに追うことができる、と。

10月も後半になって
香港の会社の担当者から連絡があり
今までのあたしのキャリアでは
労働ビザの取得が難しいとのことだった。

労働ビザが万が一取れなかった場合
ひと月で帰国してもらうことになりますが
そのリスクを負えますか?
と聞かれた。

答えは「負える」、というものだったけれど
そこで立ち止まってよぉく考えた。

あたしは海外で働くことに目がくらんで
自分が積んで行きたいキャリアのことを充分考えていなかったことに気づいた。

結局、香港の会社のひとには香港行きを辞退した。

面接で自分をアピールするのが大の苦手なあたしが
面接担当者の心を動かすことができたのは
それはそれですごく自信につながった。

自分がこの方向に進みたいと思えるものが
おぼろげながら見えてきた、この2ヶ月。

あたしにとっては試練の2ヶ月だった。

もう少し日本にいる必要がある。

時が経つにつれて形を変えるかもしれないけれど
あたしの夢は必ず叶える。
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巨大組織の陰謀

2006-10-23 23:35:11 | ハイファイ・ローファイ
昨夜はあまりの疲労に10時間睡眠。

通常の6時間睡眠を大幅に上回ったせいか
明け方にナイトメア。

登場人物は昨日試合で組んだW子ではなく
一日中同じ空気を吸ってたTナちゃん。

休暇で大きなペンションをひとり占めしてたあたしは
途中でやってきた某巨大組織に軟禁される。

巨大組織の一員であるTナちゃんは
あたしが助けを求め
「言うこと、なんでも聞くから!」と言うと
渋々ペンション脱出の手助けをしてくれる。

すぐに追っ手に指名手配される。

白バイの外人に名前を聞かれるあたしは
巨大組織にいそうなありふれた名前を名乗ろうと
「マリコ スズキ!」と答える。

高校時代にバドミントンのパートナーを組んでたのは
あたしが嫌いな麻里子だったなと
夢の中ながらちらと思い浮かべる。

白バイがあたしが名乗った名前を照会してる間に
目覚ましがあたしをやっと現実に引き戻す。

目覚めてから30分は身動きできないほどのダメージだった。

Tナちゃんが所属する巨大組織で
あたしが恐怖を感じるといえば
水曜のバドミントンサークル。

長いものには巻かれる世渡り上手のTナちゃんは
あたしが組織と関わるつながりだ。

マジョリティとマイノリティの後者の立場を
リアルに体験する夢だった。

暗喩で表現されてるよな寓話的ナイトメア。

いたいけな小学生を甚振って
罰が当たったのだろか。
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