旅する小林亜星

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2006-06-14 00:01:03 | 中国
なぜカメラを持ち歩かないの?と聞くと

訪れた場所や時間を全力で楽しめばそれでいい、
写真はナンセンスだ、という彼の答え。

「I remember you in my heart.」という彼の言葉を
必死に胸に刻む。

彼の言葉を、
彼の赤い唇を、
彼の皮膚を、
彼の指の爪の形を、
彼の匂いを、
彼の足の大きさを、
彼のわき腹の傷の痕を、
彼の眼差しを、
彼の温もりを、
彼の笑顔を、
心に刻む。

彼の愛の囁きを受け取りたい。
彼の考えをもっと知りたい。
彼の哲学をもっと聞きたい。

「一期一会」と笑った彼との今生の別れという悲しさを
だから北京語というツールを手に入れたいというモチベーションに換える。

この広い地球で出会えたことさえ奇跡な出会いによって
引き裂かれるよな胸の痛みと引き換えに
隣国、中国をもっと知りたいと思うきっかけを手に入れた。
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