旅する小林亜星

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マディソン郡の橋の上の娘

2006-06-13 00:59:46 | 中国
Miss you.と5回書かれた、
篠原古戦場の絵葉書が届いた。

拙い字で書かれた宛名、あたしの名前。
指でなぞる。

彼と会う約束をした明日が
きっと彼と日本で会う最後の日になるだろう。
いや、もしかしたらもう二度と会うことはないかもしれない。

それでも浮かれだって
何を着て行こうと思ってしまう。

時の限りという障害があれば
愛は燃える。

この恋はもしかしたら本物で
一生に一回の恋なのかもしれない、
などと盲信できるほど若くもなく

この恋は一時的なものであるという覚醒と
時の限りという足枷が色濃く存在してて
間違っても愛だと勘違いしないよにサイドブレーキ。

一生分愛したと思っていたインド人へのハタチの愛も
有限だったから永遠に美しく遺ってるのかもしれない。

さればこの想いも急速冷凍して
明日美しい想い出にかえよう。

ドライフラワーならぬ、
ドライメモリー。
コメント
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