4月30日。午後も好天なので絹の道から上柚木公園~中山地区方面を散歩しました。
絹の道では
先日蕾だったツタウルシが満開になっていました。咲き始めの方が花弁の緑色と雄蕊の黄色の取り合わせが綺麗な花ですが、今は花弁の緑色が色あせています。ツタウルシ(蔦漆)はウルシ科・属のつる性落葉木本で雌雄異株の有毒植物。これは雄株。つるから気根を出して他の樹に這い上り秋には黄色~深紅に綺麗に紅葉します。また花弁は5枚とも反り返ります。
ギンリョウソウも沢山咲いていました。
ヒメコウゾの雌花も咲いていました。ヒメコウゾ(姫楮)はクワ科コウゾ属の落葉低木で雌雄同株、雌雄異花ですがこれは雌花で雄花は見つかりませんでした。雌花は球形で紫色の長い花柱が目立ちます。果実は集合果になり6~7月に橙赤色に熟します。
大栗川沿い。ここではヤセウツボが沢山咲いていました。
上柚木公園では
トチノキの花が咲いています。
カナメモチも先日は蕾だったのが咲いていました。
クロマツも樹一杯に雄花を付けていました。
紅葉と真赤な果実で有名なナナカマドも満開です。ナナカマド(七竈)はバラ科ナナカマド属の落葉高木で全国の山地に生えます。名前はこの木から炭を作る際、「7日も竈に火を入れ続けなければならない」とか「7回ほど竈にいれても燃えにくい」とかいわれます。
また、茸のアミガサタケ(編笠茸)が林立していました。頭部の網型をした窪みの中に子嚢があり、その中に胞子を作ります。食用キノコです。片倉城跡公園には毎年出ていたのですが、今年は出ませんでした。
帰り道に綺麗に紅葉したアメリカフウロがありました。紅葉は普通秋なのですがこの花は果実が出来る今頃紅葉します。
今日であった蛾はコヨツメアオシャク(小四ツ目青尺)です。シャクガ科アオシャク亜科の蛾は綺麗な蛾が多く私の好きな蛾です。
以上