八王子市のお散歩日記

自然豊かな八王子市内をお散歩しながら植物・昆虫・野鳥等を日記で綴る

高尾山(その1):2020年 ナガサキアゲハ、オオモクゲンジの果実等

2020-09-30 10:53:48 | 花と昆虫

9月29日。天気予報は晴れだったので高尾山へ出かけたが、晴れなかったので初冠雪の富士山を見ることができなかった。

コースは6号路~高尾林道~大平林道~防火帯~一丁平~日影沢~旧甲州街道です。今回はそのうち出会った昆虫と花の果実とし、花は次回に回します。

清滝で早速オオアヤシャクがお出迎え。商店の青いシャッターで保護色になって分かり難かったのが少し触ってみると動いたので蛾だとわかった。

オオアヤシャク(大綾尺)はシャクガ科アオシャク亜科の蛾で大きさは開帳50~60mmぐらい。幼虫はモクレン科の木の葉を食べます。アオシャクの仲間はみんな青色をしているので綺麗な蛾です。私の好きな蛾の1種です。

それにしても蛾はどうして頭を下にして逆さに止まるのが多いのでしょうか?不思議です。

ケーブルの駅を出るとすぐオオモクゲンジ(大木欒子)(別名:マルバノモクゲンジ、フクワバモクゲンジ)の袋状の果実が沢山なっていました。ムクロジ科モクゲンジ属の落葉高木で9月頃黄色の花を沢山つける。

 

琵琶滝の近くの電柱にナカジロナミシャクがこれも逆さに止まっていました。ナカジロナミシャク(中白波尺)はシャクガ科ナミシャク亜科の蛾で大きさは開帳30mm弱です。幼虫はボタンヅルの葉を食べます。

大平林道で見つけたシュウブンソウは花期が8~10月でまだ咲いているはずなのですが、これはすでに花がありませんでした。

 

オカトラノオの果実

日影沢では

フジカンゾウの果実:同じマメ科ヌスビトハギ属のヌスビトハギ、アレチヌスビトハギも同じような果実を付けますが、果実の数が違います。フジカンゾウは1~2節、ヌスビトハギは普通2節、アレチヌスビトハギは5~6節の小節果からなります。

ノブキの果実:果実は両性花が落ちた後を中心にして放射状に並び果実の先に腺毛があります。

日影のキャンプ場にあるオオガンクビソウの花殻の大きさを測ってみました。約35mmでした。名前に大が付くはずです。他のこの仲間の花はずっと小さい。

すぐ近くにイガホオズキの果実がありました。

遊歩道梅林でナガサキアゲハの雌を見つけました。他に雄も見かけたのですが、こちらは残念ながら撮影できず。今年はナガサキアゲハをよく見付けます。アゲハチョウの仲間はヒガンバナによく吸蜜します。

キバナコスモスには蝶は来ないのですが、蛾がよく吸蜜します。ここではクロホウジャクが吸蜜していました。

以上

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1 コメント

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Unknown (東鴨ルパン)
2020-10-01 15:50:51
ナガサキアゲハ/思い出すなあ〜!
大切に見守っていたナガサキの幼虫がカマキリさんの食料になってしまったのを!悔しいなあ〜!
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