今日は絹の道~中山地区へのお散歩です。
朝から快晴で新雪の富士山が我が家の近くから綺麗に見えていました。ただし、この位置からは富士隠しの大室山が手前にあり一部しか見えないのが残念です。
絹の道の道了堂跡です。昔ここで老婆が殺されたということで心霊スポットといわれています。手前の地蔵は以前首がなかったのですが、いつの間にか新しく作られていました。奥の竹垣の中に道了堂の基石が残されています。
すぐ近くにエリマキツチグリとフユノハナワラビが沢山ありました。
エリマキツチグリ:片倉城跡公園ではとっくに終わっていましたが。
フユノハナワラビ
竹藪ではクロヤツシロランの果実が沢山出ていました。今は蚊も少なくなって入っても刺されないし、果実も背が高くなり見つけやすい。
今時、クサボケの花が咲いていました。
由木では鈴生りの柿がありました。
中山地区に入ると
キヅタの花は雄性期の花から花弁と雄蕊が落ちて雌性期の花に変わっていましたが、蝶やハエ等がたくさん吸蜜していました。
テングチョウとキヅタの雌性期の花
ハエの仲間だと思いますが、雌性期の花と。
これはキヅタが気根(付着根)を出して他の木に絡みついているところです。気根からは水分や養分を吸収することがないので吸着された木は衰弱しません。
道路端にキンゴジカの小群落があり、沢山の花を付け一部果実になっていました。キンゴジカ(金午時花)はアオイ科キンゴジカ属の1年草~多年草で花期は7~10月。南北アメリカ等原産の帰化植物で道端や草地などに生え、午後に金色の花を付けることから名付けられたとのことですが、午前中にも咲いているようです。
キンゴジカの果実
近くの人家の土手にアイナエも咲いていました。アイナエはマチン科アイナエ属のごく小さな1年草で茎は1cmに満たない。花径が長く花径を含めてやっと10cmぐらいとなります。従って、花もごく小さく見逃しがちです。花期は8~9月で今は果実が主で葉や茎も茶色に枯れかけておりましたが、蕾が2~3個残っておりやっと1輪咲いていました。
アイナエの果実と蕾
アイナエの果実と全体の姿。茎の下、地上に茶色い葉が見えます。
同じ土手にツリガネニンジンも咲いていました。
中山中学の裏山にナギナタコウジュとコウヤボウキが咲いていました。
ナギナタコウジュ(薙刀香需):シソ科ナギナタコウジュ属の1年草で全体に強い香りがし、花の形が薙刀に似ているため名付けられた。花期は9~10月で山地や道端に生える。
コウヤボウキ
白山神社の近くでは
公園にあるキササゲには果実が沢山出来ていました。
花壇にツノナス(角茄子、別名フォックスフェイス)の花と果実が出来ていました。ブラジル原産のナス科の1年草(非耐寒性小低木)で観賞用として栽培される。面白い果実ですね。
帰り道で
ヒヨドリジョウゴが咲いていました。
道端に季節外れのスミレが咲いていました。
セイタカアワダチソウに蝶が吸蜜しています。
ツマグロヒョウモン雌
ベニシジミ
ツチイナゴもいました。
アカタテハです。翅が随分大きく破れています。
以上