4月4日。片倉城跡公園へ行く途中の公園に2本のタラノキがありタラの芽が2個出ていたのですが、うち1個が採られていました。1個ぐらい食べても仕方ないと思うのですが。
途中の畑にアケビ(木通、通草:アケビ科のつる性落葉木本)の花が咲いていました。こちらの小葉は5~6枚です。
アケビの雄花と雌花:雌花は大きく紅紫色で基部に1~2個付く。雄花は先の方に数個纏まって付き淡紫色。
アケビの雄花
片倉城跡公園の本丸広場にミツバアケビ(三つ葉木通)が咲いていましたので比較のため挙げておきます。こちらは葉が3出複葉。花の付き方はアケビと同じですが、花の色は雌雄とも濃紫色です。
片倉城跡公園では
冬鳥のシロハラ(白腹)がまだいました。だいぶ人慣れしたのか近づいても平気で採餌していました。
ミズバショウに白い花が出ていました。
ネコノメソウ(猫の目草:ユキノシタ科の多年草)が咲いていました。葉が対生し、雄蕊は4個です。なお、よく似たヤマネコノメソウは葉が互生で雄蕊は普通8個ですが、4個のものをヨツシベヤマネコノメソウといいます。
白い色のイカリソウ(メギ科の落葉多年草)が咲いていました。イカリソウの白花、シロバナイカリソウ、トキワイカリソウとあるようですが私には区別がつきませんのでイカリソウとしておきます。
ムサシアブミ(武蔵鐙:サトイモ科の多年草)が咲き始めていました。1枚目は芽吹いたばかり、2枚目は咲いたばかりのものです。
ウマノスズクサ科カンアオイ属の植物が3種ありました。
カントウカンアオイ(関東寒葵)は咲いたばかりで枯葉に埋もれていましたが、枯葉を少し除けて見ました。
フタバアオイ(双葉葵):この双葉を三つ葉にアレンジして徳川家の家紋となっている。花は丸い花のように見えますが、花弁は3枚です。左側の咲きかけの花を見るとわかります。
ランヨウアオイ(乱葉葵)はまだ蕾(写真の下方に丸い蕾が見えます)でした。沢山あったのですが、秋の下草刈りでほとんど葉が刈り取られました。
タマノカンアオイは見つかりませんでした。
カタクリは終盤で果実ができているものが増えています。
二の丸広場のソメイヨシノはまだチラホラ~3,4分咲きというところです。
畑地では
スギナが沢山出ていました。
セイヨウタンポポにモンシロチョウが吸蜜していました。
スズメノヤリ(雀の槍:イグサ科の多年草)が咲いています。2枚目の写真で雄性期の花が1個咲いていますが、白く縁取りされた花弁が6個、雄蕊が6個あります。
ハナズオウ(花蘇芳:マメ科の落葉小高木)が咲き始めました。
クサボケ(草木瓜:バラ科の落葉低木)も咲き始めていました。
畑に植えてある果樹「びっくりぐみ」に花が咲いていました。
以上