10月26日。絹の道ではクロコノマチョウ(黒木間蝶)に出会いました。クロコノマチョウはタテハチョウ科ジャノメチョウ亜科の蝶で里山の疎林やその林縁で見かける。本来暖地性の蝶ですが今は関東地方でも定着しています。静止する時、翅を閉じるのはジャノメチョウ亜科の蝶に多い。森林性で地味な保護色なので見つけにくいか見つけても蝶とは思わない人が多いでしょう。幼虫はジュズタマやイネ等の単子葉植物で成虫で越冬します。今年初めて出会いました。
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大栗川岸にヤマノイモのムカゴ(珠芽)が沢山出来ていました。
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小山内裏公園に入ると
シロダモの雌株があって雌花が咲いており前年に付いた果実も残っていました。シロダモはクスノキ科シロダモ属の常緑小高木で雌雄異株。花期は10~11月で葉腋に1~数個の無柄の散形花序をつけます。果実は翌年の秋に赤く熟すため、黄色い花と赤い果実を同時に見ることができます。
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果実と雌花
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鮎の道では
ヤブタバコとコヤブタバコが咲いていました。
ヤブタバコ(薮煙草):キク科ヤブタバコ属の1~越年草で花期は9~10月。上部の葉腋に黄色の頭花を下向きに1個づつ付けます。コヤブタバコに比べ葉も丈も大きいが花は小さい。
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コヤブタバコ(小薮煙草):キク科ヤブタバコ属の越年草で花期は7~9月。頭花は枝先に1個つけその基部には多数の苞葉がつきます。
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コウヤボウキ
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ヤクシソウ
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野菊のリュウノウギクとシロヨメナも咲いていました。
リュウノウギク(竜脳菊):キク科・属の多年草で花期は10~11月。葉は高卵形で普通3中裂し縁には大きな鋸歯が有るので他の野菊とは区別しやすい。
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シロヨメナ(白嫁菜):キク科シオン属の多年草で花期は8~11月。あとで出て来るノコンギクとは見ただけで区別しにくい。
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野草見本園では
ノコンギク(野紺菊):キク科シオン属の多年草で花期は8~11月。ここでは名札が付いているので名前が分かりますが、野外で見つかれば私にはシロヨメナとノコンギクの区別がつきません。
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ツワブキ
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オヤマボクチ
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ガガイモ(蘿摩、キョウチクトウ科ガガイモ属のつる性多年草)が3株ぐらいありました。一株だけに花は咲いていましたが果実は見当たりませんでした。
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尾根緑道では
シャクチリソバ(赤地利蕎麦):タデ科ソバ属の多年草で北インドから中国原産の帰化植物で最初は小石川植物園に移植された。薬用として栽培されるが、各地で野生化している。
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センブリもありますが、まだ蕾でやっと1輪咲き始めです。
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以上