八王子市のお散歩日記

自然豊かな八王子市内をお散歩しながら植物・昆虫・野鳥等を日記で綴る

2021年 シギンカラマツの果実、ツマグロヒョウモンの幼虫等

2021-10-29 15:42:28 | 花と蝶

片倉城跡公園のシギンカラマツに果実が出来ていました。シギンカラマツ(柴銀唐松)はキンポウゲ科カラマツソウ属の多年草で山地の林内に生え花期は7~9月。果実は痩果で長さ4mmぐらいの紡錘状で無数の縦溝があり先が鉤状に尖る果実が2~5個付く。

 

ご参考:2013年8月1日撮影の花

住宅地の舗装歩道でツマグロヒョウモンの幼虫を今年初めて見つけました。周りには幼虫の食草であるスミレの葉はなく、どこから来たのか不明で、これから蛹になるまで生きられるのかと心配です。

片倉城跡公園でセイタカアワダチソウに吸蜜していたヤマトシジミが目出度くカップルになりました。

今日も富士山は霞んで見えます。

以上

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2021年 絹の道~小山内裏公園へのお散歩:クロコノマチョウ、シロダモ等

2021-10-27 09:30:18 | 花と蝶

10月26日。絹の道ではクロコノマチョウ(黒木間蝶)に出会いました。クロコノマチョウはタテハチョウ科ジャノメチョウ亜科の蝶で里山の疎林やその林縁で見かける。本来暖地性の蝶ですが今は関東地方でも定着しています。静止する時、翅を閉じるのはジャノメチョウ亜科の蝶に多い。森林性で地味な保護色なので見つけにくいか見つけても蝶とは思わない人が多いでしょう。幼虫はジュズタマやイネ等の単子葉植物で成虫で越冬します。今年初めて出会いました。

大栗川岸にヤマノイモのムカゴ(珠芽)が沢山出来ていました。

 

小山内裏公園に入ると

シロダモの雌株があって雌花が咲いており前年に付いた果実も残っていました。シロダモはクスノキ科シロダモ属の常緑小高木で雌雄異株。花期は10~11月で葉腋に1~数個の無柄の散形花序をつけます。果実は翌年の秋に赤く熟すため、黄色い花と赤い果実を同時に見ることができます。

 

果実と雌花

鮎の道では

ヤブタバコとコヤブタバコが咲いていました。

ヤブタバコ(薮煙草):キク科ヤブタバコ属の1~越年草で花期は9~10月。上部の葉腋に黄色の頭花を下向きに1個づつ付けます。コヤブタバコに比べ葉も丈も大きいが花は小さい。

コヤブタバコ(小薮煙草):キク科ヤブタバコ属の越年草で花期は7~9月。頭花は枝先に1個つけその基部には多数の苞葉がつきます。

コウヤボウキ

ヤクシソウ

野菊のリュウノウギクとシロヨメナも咲いていました。

リュウノウギク(竜脳菊):キク科・属の多年草で花期は10~11月。葉は高卵形で普通3中裂し縁には大きな鋸歯が有るので他の野菊とは区別しやすい。

シロヨメナ(白嫁菜):キク科シオン属の多年草で花期は8~11月。あとで出て来るノコンギクとは見ただけで区別しにくい。

 

野草見本園では

ノコンギク(野紺菊):キク科シオン属の多年草で花期は8~11月。ここでは名札が付いているので名前が分かりますが、野外で見つかれば私にはシロヨメナとノコンギクの区別がつきません。

 

ツワブキ

オヤマボクチ

ガガイモ(蘿摩、キョウチクトウ科ガガイモ属のつる性多年草)が3株ぐらいありました。一株だけに花は咲いていましたが果実は見当たりませんでした。

尾根緑道では

シャクチリソバ(赤地利蕎麦):タデ科ソバ属の多年草で北インドから中国原産の帰化植物で最初は小石川植物園に移植された。薬用として栽培されるが、各地で野生化している。

 

センブリもありますが、まだ蕾でやっと1輪咲き始めです。

以上

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2021年 ウマノスズクサ復活、ススキの花等

2021-08-24 09:56:27 | 花と蝶

8月23日。今日は湯殿川近辺のお散歩です。

兵衛川の傍らのコンクリート舗装の広場のような地面にアオツヅラフジが広がり花を付けていました。

片倉城跡公園では

今年2回目のマヤランがもう一株顔を出し蕾を付けていました。

ノダケの開花の様子です。ノダケ(野竹)はセリ科シシウド属の多年草で花期は9~10月で山野に生えます。明日には完全に開花しているでしょうか?

 

ホウノキに赤い果実が出来ていました。この果実が熟すと毎年アカゲラが種子を食べにやってきます。撮影したいものですが、やってくるのをジッと待っていなければならないので、私のような辛抱できないものには難しい。

湯殿川沿いで

ジャコウアゲハの幼虫に食べ尽くされたか、あるいは誰かに切られたかしてなくなっていた、ウマノスズクサが復活して早くも幼虫が何匹かいました。しかし、ここは草刈りが予定されているのでまたなくなってしまいます。それまでにジャコウアゲハが羽化できればいいのですが。

河原のアカツメクサに秋の蝶ヒメアカタテハが吸蜜していました。

湿地にあるジュズダマの花が咲いていました。

  

川沿いには種々の花が咲いています。

ススキ:枯れ尾花は誰でも知ってしますが、そのススキにこんな花が咲くということを知っている人は少ないのではないでしょうか?

オオニシキソウ(大錦草):トウダイグサ科・属の1年草で北アメリカ原産の帰化植物。花期は6~10月。

 

ショウジョウソウ(猩々草):トウダイグサ科・属の1年草でアメリカ原産の帰化植物。葉の基部が朱色になり綺麗です。その内側に杯状の集散花序を付けています。

ツタバウンランも咲いていました。

これはアキノベニバナサルビアかその仲間のサルビアミクロフィラホットリップスでしょうが良く分かりません。メキシコ原産の帰化植物です。どこかから逸出したものでしょう。赤と白の花がありました。

 

以上

 

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2021年 トラフシジミ(虎斑小灰蝶)、イヌドクサ(犬木賊)等

2021-06-15 16:10:52 | 花と蝶

片倉城跡公園で池の縁に咲いているリョウブに吸蜜するトラフシジミの夏型を見つけました。トラフシジミは翅の裏面の縞模様から「虎斑」との名前が付いた。年2回発生し、春型は縞模様の色の薄い部分が白く目立つが、夏型はこの写真の通りグレーがかって目立たなくなる。翅表は雄は青紫色で綺麗が雌は黒い。(ご参考に過去に撮影した春型と雄の翅表の写真を掲載しておきます。)

ご参考:春型

ご参考:雄の翅表:なかなか翅を開かないのでうまく撮影できていませんが、後翅の下方が青紫色に光っているのが分かると思います。光線の具合で光る時と光らない時があります。

湯殿川岸で咲いていたイタドリ(虎杖):花は咲き始めですっかり開いていません。

 

同じくアレチハナガサ(荒地花笠)も咲き始めていました。アレチハナガサはクマツヅラ科・属の多年草で南アメリカ原産の帰化植物。荒れ地や河川敷に大きな群落を作っている。花期は夏~秋と長い。当地湯殿川原では冬でも枯れずに残り翌春また花をつけています。種々の蝶を引き付けています。

 

湯殿川岸に沢山生えていました。これはイヌドクサ(犬木賊)だと思います。トクサ科・属のシダ植物。花期は4~7月で茎の株から輪生する枝を出し、茎の先端部に胞子嚢穂を付ける。トクサにしては枝のようなものがあり茎も細い。ミズトクサのように見えますがミズトクサは水中に生え、高さは1mぐらいありヒメトクサではない。違っていればご教示ください。

  

以上

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2021年 ジャコウアゲハの前蛹、アメリカアゼナ(亜米利加畦菜)等

2021-06-09 14:51:06 | 花と蝶

湯殿川のウマノスズクサを見に行きました。花も咲いておりジャコウアゲハの大きな幼虫も沢山いました。さらにすぐ蛹になりそうないわゆる前蛹も一つありました。この前蛹は明日行けば脱皮して黄色い蛹(お菊虫)になっているでしょう。

ウマノスズクサの花

ジャコウアゲハの幼虫

ジャコウアゲハの前蛹

片倉城跡公園の菖蒲田には今菖蒲が綺麗に咲いています。

菖蒲田にアメリカアゼナ(亜米利加畦菜)が咲いていました。葉に鋸歯が有るのと無いのとが混在していましたが、アメリカアゼナとしました。アメリカアゼナはアゼナ科・属の1年草で北アメリカ原産の帰化植物。花期は6~9月でアメリカアゼナの葉には短い葉柄があり、波状の鋸歯が有ります。よく似たアゼナには葉柄も鋸歯も有りません。

上の写真の上方にある花には鋸歯がない葉を持つ

下方の花は鋸歯が有る葉を持つ

この花も葉に鋸歯が有ります。

菖蒲田の縁にオニスゲが沢山生えていました。

シオデの蔓に蕾が出来ています。

小比企の畑地の畔には多くのキキョウソウが咲いていますがその下方には果実が出来ています。

分かり難いですが茶色い果実の中央部(手前の葉のすぐ上)に穴があります。その周囲に小さな丸い種子がこぼれています。

小比企の畑地にはイシミカワの蕾も出来ていました。

以上

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