カメレオンの独り言

当分は漫ろ言の漫ろ歩き、頭に浮かんだ事柄を挿絵と写真と下手な文で綴ります。色々と間違い多いですがご容赦を。

カメレオンの独り言-1946 『被るのは格好いいけど脱げないのが困る』 

2017年12月23日 | 日記





 2017年12月






25日クリスマスから28日にかけて猛烈な寒気が流れ込み、北は猛吹雪、太平洋側は冷たい北風が吹きまくるって云ってるよ。

季節柄、仕方がないけどね。町並みに並ぶ建物の配置ひとつで風向きをまともに受ける処もあれば、

凄い風音響いてるけど風自体に影響されないところがあるね。幸い、うちのマンションは風裏に当たるのかして後者の側だね。





ビュウ~ビュウ~バタバタバタバタって、派手な音響かせてるのにベランダでのんびり煙草吸えてるみたい。

北の猛吹雪か。北陸方面は真冬に何度も行ってるけど、そんなのまともに体験したことがない。山も平地も真っ白に埋もれて

鉛色した海の風に叩かれて、凄えなあとは思ったけど土地の人々にすれば穏やかに感じる程度なのかも知れない。





家の前の道路の雪掻きや屋根の上に積もった雪を落とす作業もニュースや遠目で見る限りでは楽しそうに映ってる。

当人さんらは、かじかむ手で握るスコップの柄もままならず、滑らぬように気を張って、かじかんで鼻水凍って屈める腰の痛さを誰が知る?

「大変ですねえ~」なんて笑顔で余所行きの声出して日頃関係のない奴が来て 「お手伝いしましょうか?」って、邪魔してる。 





「いやあ~凄いですねえ~」なんてカメラに向かって内心他人事。撮影終わったら、そそくさ車の中に逃げ込んで震えてる。











『沈黙の粛清』





『沈黙の粛清』 スティーブン・セガール、もう、此のオッサンなんとかならんのんかいな? いつも何を喰うとるかいね?

暖気を目一杯吸い込んだアルパインダウンパーカみたいにモコモコに肥えておるではないか。

此のオッサンは昔馴染みで嫌いじゃないんだけど、「何処で馴染みやねん?」 大阪の十三で合気道を修行しておったんだよ。





ハリウッドで役者になって、バリバリの若い頃は習得した合気道を活かして格闘技は無駄なく確実な殺陣を披露してたね。

そんな頃からしたら、もう、身体が重すぎて台詞話すのもしんどいんとちゃうか? 手抜きが甚だしいよ。

なるべく疲れないように無駄を削ぎ落とすだけ削ぎ落としてギリギリの添え物程度で主役を務めて仕上げてるって感じだね。





ラストなんか姿現わさずに親子に台詞まわして「生きてるよ」って匂わせて終わらしてんだけど、凝ってるんじゃなくて

ただ、邪魔臭いのがありありだね。こんなオッサンも珍しいよ。高い建物の屋上で狙撃の用意をしてる。スナイパーって名ばかりだよ、

機銃をカチャカチャ弄り回して無駄な動きで誤魔化して時間稼いで、そいで疲れたかして腰を下ろして煙草吸ってんだよ。





此の人の映画の運び具合や制作姿勢など見て感じるところ、駄文を書いてるオレと似てるね。其れを窺い知れたから面白い映画だったよ。
















ユニクロ 「怒涛の大売り出し・売り切り御免」って、終わったんじゃないの? 昨日かな、大セールが終了したと思ったけどね?

で、送られてるメールを開いて、もう一度、店ん中をグルリと周ったけど何も変わらん。売り切り出来なかったから

もう一度ってやってんだね? スーパーでも最終安くして処分するんだから、もうひとつ踏ん張ってタダにしろ。「アホか」





此れもね、馬鹿らしいだろうけどタダで遣ってみろ、損して得を取るだよ。客は喜び転げて、頼まなくてもラッパを吹きまくって

宣伝すさまじいよ。「やっぱり、ユニクロは違うっ、庶民の味方っ、日本の味方っ、世界の味方」って名が売れまくるよ。

「そんなのしたら年末まで誰も買わなくなるぞ」 姑息な考えしよってからに、「気持ちがええっ、よし、ユニクロでお買い物っ」





日頃行かない人までがゾロゾロ大入り満員だよ。 「そうならなかったら?」 ユニクロが考えればいい。 「無責任やろ」
















今日は、ちょっと電車乗って街ん中彷徨って疲れて帰って来た。「なんで疲れるんだよ?」

長く人いきれの中に身を置かなかったから田舎のお上(のぼ)りさんだよ。見るもの触れるもの真新しくてウロウロするよ。

皆さん、何の用事であっちへ行ったりこっちへ行ったりウジャウジャと尽きることなく忙しく歩いておるんかねえ? 





暫く見ない間に建物が模様替えしたのかどうか、こんなの有ったかなあって記憶のスライドをカシャカシャ映し出すん

だけど、よう解らん。オレだけ置き去りの中を彷徨ってる感じだよ。どうでもいいけどね。

御堂筋まで足を伸ばそうかなと思ったけどイルミネーションの点灯まで時間が余り過ぎだね、面倒臭くなって帰って来たよ。





オレの場合、もうちょい遅めの暮れがいい、みんなが見た後の出し殻でいいよ。「なんでやねん?」 

我れ先、我れ先の連中が消えた頃だね、宴の後だよ、なんとはなしに寂しい雰囲気がええねえ~。「変わってんねえ~」

ほいで、暗~い道を独りポツポツと歩いて帰るのさ。一匹狼が尻尾垂らしてスゴスゴ帰る姿を真似てるんだよ。「ホンマに変わってんね~」
















おっ、まだやってるのかな? 「ハイ、どうぞ」 お店のウェイトレスさんがニッコリ笑って鈴を鳴らしてドアを開けてくれてるよ。

ありがとう。上品な綺麗なお店だね、オレ好みだよ。窓際、通りのイルミネーションが見えてる。

ホットね。 「はい」 熱いコーヒー頂いて温もったら南へ歩いて帰ろうか。ニット帽を何気に脱ぎかけて、待てよ、ずっと被ってると





髪の毛が寝てしまってバーコードが目立ってるんじゃないかな? 櫛持ってないからね、被ったままでいいか。 

しかし、帽子を脱がないと禿げてると思われるかも知れない、しかし、脱いだがためにバーコードが意外と目だったりしやしないかな?

しまったな、格好良く帽子を脱ぐ練習をしておくべきだったなあ。脱いだ後の頭頂部辺りの状態を鏡でチェックしておくべきだったよ。





此処は問題だねって、独り、笑いを堪えて外の景色に目をやったら目の先のガラスに半笑いのおっさんが映ってる。

































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