あれこれ散歩道

散歩道は鴨川のほとりです。
鳥、花、犬、人…、出会いはあれこれ、楽しい一日が始まります。

春うらら

2012-04-24 15:24:44 | Weblog


ピンクからイエローへ。
鴨川はすっかり色替えしました。
八重咲きのサクラはまだ満開ですが、草地はすっかりセイヨウカラシナの世界。

昨日からの黄砂で山はぼんやりしたまま。
春霞には違いないけれど、黄砂のせいでは風情なんかありません。

渡りのカモは殆ど去り、コムクドリ、ノビタキが見られるようになりました。
今いちばんの楽しみは、
イカルチドリの雛が3羽、無事に育っていることです。
去年はこの場所で3羽孵ったものの10日目の大雨で中州が流され、全滅しました。

親は元気に走り回る雛に目をやりながら、
トビやカラスを警戒して一生懸命に子育て中。
天敵に負けないで、
大雨にならないで、と祈るような毎日です。

花の散ったサクラの下でハナニラが、


土手の片隅でノジスミレが、


ポポーにもひっそりと紫色の花が、


春を謳歌しています。

白川の流れに沿って歩く

2012-04-10 14:42:46 | Weblog
早春のある日、「街中を歩く」ツアーに応募して、
未だ知らない街中を歩いてきました。
先生1人に生徒3人。個人授業のようで何ともったいないこと!
いちばん印象に残ったのは、白川に架かる「行者橋」でした。



一本橋、阿闍梨橋ともいわれ、千日回峰行を終えた比叡山の阿闍梨修行者が
市内で最初に渡る橋。
この細い石橋をやんちゃな小学生が自転車で渡るのだそうです。

下を流れるのは白川。
ではこの川は何処から始まって何処へ出るのか。
比叡山に始まる白川は琵琶湖疏水に入り、仁王門通から街中を曲がりくねって
鴨川で合流します。ふだん街中を歩いていてもあちこちで白川に出合います。

そこで一度、その流れをたどってみることにしました。
平安神宮の大鳥居を背にしてスタートです。



川に沿って歩道が整備されており、この時期、観光客がいっぱい。
満開のサクラの下の細い石橋を子供が嬉々として渡ります。



三条通を横断して南に伸びる流れは、ヤナギ並木の美しい白川のいちばんの
見所です。



やがて大きな知恩院の古門があり、その手前に前述の「行者橋」があります。
ここから流れは西に曲がって東大路を横切り、祗園の真ん中を貫いて直角に南へ。




アオサギが佇んでいます。下を流れる白川の魚を狙っているのだけれど、
人の流れが気になって・・・。





新橋でさらに方向を変えて白川南道に沿って流れます。



吉井勇の句碑、巽橋あたりは人、人、人・・・。しだれ桜が満開です。



最後は四条大橋の北で鴨川と合流します。



これで白川の南半分がわかりました。
北(上流)の方へも行ってみたいとは思うものの、これほどの風情は
期待できないかもしれません。