あれこれ散歩道

散歩道は鴨川のほとりです。
鳥、花、犬、人…、出会いはあれこれ、楽しい一日が始まります。

オトギリソウとモウズイカ

2011-06-30 16:39:28 | Weblog
午前6時。
日はとっくに高く上がって、ギラギラと照りつける。
例年ならば、もうこの時間にはクマゼミがシャーシャーと鳴いているのに、
今年はまだ一声も聞かない。
ウシガエルの声も聞かない。
カモの家族もほとんど見ない。

異常な暑さにみんな狂ったのかもしれないな・・・。

・・・なんて考えながらボソボソ歩いていると、
中州の草の中から「ブオー、ブオー」とウシガエルの声。
けれど、数声しただけであとが続かない。
やっぱり暑すぎて、元気がないのかな。

真夏の川岸を華やかに演出していた
キンシバイもビヨウヤナギも終わりに近づいた。
このビヨウヤナギと紛らわしいのに、コボウズオトギリソウがある。
今はすっかり花は終わり、黄色やオレンジ色のかわいい実がいっぱい。
でも、なぜか実の周りはクモの巣だらけでかわいそう。
 

土手ではアレチモウズイカが数本花をつけている。
去年発見した貴重な1本が、今年は草刈りにもめげず、見事に開花した。
 

6月も今日で終わり。あんまり暑くない7月でありますように・・・。

紀州博物館 3

2011-06-20 15:07:21 | Weblog
紀州博物館3回目、前回の続きです。


9月
クジャクでしょうか?


10月
カケス、モズ、ヤマセミなど。


11月
ツグミ、他は何の鳥でしょう?


12月
マガモ、オシドリ、ツグミ、キジ、オオルリなど。
コゲラもいますね。
季節に合わない鳥たちもいますが、
迷鳥ヤイロチョウまで描いてあるのは驚きです。

紀州博物館 2

2011-06-17 21:00:56 | Weblog
前回「紀州博物館」の続きです。

 
5月
アカショウビン、ハクセキレイ、ゴイサギ など。


6月
ツバメ、ヒヨドリ? など。

 
7月
ミヤコドリ、イソヒヨドリ、シギ?、ウ? など。

 
8月
マガン、コノハズク?、サギ?、カッコウ? など。

う~ん、これは何だろう?と判別に苦しむのも多かったのですが、
この時代によくもここまで鳥を観察し、描けたものと感心します。


紀州博物館

2011-06-16 10:14:59 | Weblog
紀州博物館をご存じでしょうか。

白浜の平草原に建つ博物館で、浮世絵などの所蔵、展示で知られていますが、
案外知られていないのが川島草堂の「百花百鳥屏風図」です。
先日、白浜温泉に行った折、時間つぶしに入ったのですが、中の展示の北斎と広重の浮世絵も
さることながら、やはりわたしはこちらの方にすっかり魅了されてしまいました。



2枚の屏風に1月から12月までの鳥の絵が描かれています。
3回にわけて順を追ってご紹介しましょう。
鳥は、12面全部で90種描かれているようですが、各月の一部分だけしか写せませんでした。


1月 
マナヅル、タンチョウ、サンコウチョウ(?)など。

 
2月
キンケイなど。

 
3月
キジ、モズなど。


4月
クジャクなど。






6月の鴨川

2011-06-11 15:57:26 | Weblog
 

カラシナの枯れた実にカワラヒワ数羽が群れる。
あちこちに見られたカモの親子は引っ越していなくなり、
ツバメがスーイスーイと飛び交うのみ。

中州ではクサヨシの穂がすっくと伸びて逞しくなり、
寄り州ではオギが生い茂って、今年はカヤネズミの巣でも見つけられそう。
6月の鴨川は草が元気だ。

水辺の緑、土手や公園には白い花。
なぜか、6月は白い花がよく似合う。


タイサンボク。
今年は花のつきが少なかった。
気がついたらもう終わりかけ、かろうじて最後の花を・・・。


サラサウツギ。
花の外側にわずかにピンクを彩らせた八重のウツギ。
ひっそりと身を潜めるように木陰で。

 
セイヨウイボタ。
フェンス伝いに伸びて、見上げるほどの高さになった。
梅雨空によく映えて、雪を被ったように美しい。