あれこれ散歩道

散歩道は鴨川のほとりです。
鳥、花、犬、人…、出会いはあれこれ、楽しい一日が始まります。

水辺寸描

2014-12-30 19:56:53 | Weblog
明日は大晦日。もう1年が経ったのですね。
歳のせいか、1年が年ごとに早く過ぎて行きます。

最近の散歩道の様子を数枚アップさせていただいて
今年の締めくくりにしたいと思います。

ときどき目の前に現われて挨拶してくれるジョウビタキ。
この秋は鳴き声をあまり聞きませんでしたが、健在でした。

♂ 通称ジョビオ

♀ 通称ジョビコ


コガモの日向ぼっこ、いいえ、朝礼でしょうか。




1日だけ姿を見せてくれたカワアイサ。
2羽で盛んに潜りを繰り返しているのですが、
浅いので、潜ったつもりでも体が半分出てました。


ここは小魚の集合場所。冬ごもりみたい?
これだけ小さいとサギの目には入らないようです。


寒々とした冬木立のとなりで
ぽっと暖かくなるようなユキヤナギの紅葉。
たしかこんな形の秋の和菓子があったっけ。

この1年ご訪問いただき、有難うございました。
みなさまどうぞよいお年を!!


あわれな木

2014-12-22 15:48:08 | Weblog
わたしはムクノキ。
鴨川の傍にあって、堂々とそびえ立つ大木。
河川敷に沿って何本もある巨木の1つです。


(今の姿)

(夏の姿)

元は財務局の敷地で国が管理していました。
となりには法務局があり、そこのご神木(?)大イチョウとともに古くからあって、
鴨川、ひいては京都市の景観を守って来たと自負しています。




(左の大木がわたし、右の大木は法務局の大イチョウ)

ところが、国が財務局を移転し、土地を民間に売却したために伐られることになり
ました。
マンション建設には邪魔だというのです。

それを聞いた人が、市や府に問い合わせたり、付近住民への説明会に行って抗議し
たりしてくれましたが、硬い鉄の扉は開きませんでした。
市へ聞けば「民有地になったものはどうしようもありません」、府へ聞けば「国が
売ったのですから・・・」ですって。みんなたらい回しです。なんとかしようとい
う姿勢が全然ありません。
売った国も国、現状をよく見てから対処してほしかったと思います。

お役所は、建造物や事物などは、やれ歴史的重要保存物だの重要文化財だのと大事
にしていますけれどね。わたしだって自然遺産ですよ。

もう、くやしくてくやしくて・・・。
言ってもしようがないとは知りつつ
だれか、助けて~~~。

初氷・初雪

2014-12-18 14:46:16 | Weblog

昨日の朝はことのほか寒く、冷たかった。気温は0℃。
河原へ出れば鴨川の風景も茶色一色。
風が強くて雲はどんどん東に流れる。
そんな中で北山に映るくっきりとした影には、いっそうの冷気を感じる。
スズメは草地に1つに固まって、トビは翼をひらひらさせながら空を舞う。
鳥たちも寒いのだろうな。


草地に霜柱、水溜まりには初氷。
触ってみたら3ミリくらいの厚さがあった。

明けて今日、予報通りの天気になった。気温は-0.5℃。
雪だ。初雪、積雪2センチ。
窓を開ければ、スズメが数羽、寒さに震えて電線にしがみついている。
餌を待っているのだ。
「おはよう、朝ご飯だよ」「チュチュチュ(ありがとう!)
我先にと集まったスズメたちを、あったかい部屋の中から見ているのは楽しいもの。

鴨川は昨日と一変して雪世界。








今日は一日中雪か!

京都・西陣寺社めぐり

2014-12-03 14:54:09 | Weblog
寒い! 今朝の窓外気温は2℃。今季最低の寒さです。
風も強く、紅葉の大半が落ちてしまいました。
ユリカモメやカモが群れる鴨川の冬到来です。

京都は観光寺院以外にお寺がたくさんあります。
先日区内の寺社巡りに行ってきました。
近くにいながら余りにも知らない古都の歴史と寺社。
「犬も歩けば棒に当たる」ではないですが、「路地を歩けば寺にぶつかる」んですね。

先ずは本法寺。門前に小川の名残をとどめる古い石橋を通ります。



日蓮宗の本山の1つ。
長谷川等伯の大涅槃図や本阿弥光悦の「巴の庭」で有名ですが、

今回は素通りです。


次は1字違いの「本隆寺」。本堂の大きいお寺です。



「夜泣き止めの松」が本堂の右端に植えられています。
市の考古資料館の資料によると
  その昔、境内で乳児を抱いた若い女の泣く姿が毎夜続きました。様子が
  気にかかった日諦上人が声をかけると、女は「わたしは七日前に死にま
  したが、この子が不憫で成仏できません」と。その子を預かった上人は、
  夜泣きのたびにその子を抱き、この松の周りをお題目を唱えてまわると、
  不思議と泣き止んだといいます。




瓦が埋められた土塀。これは本隆寺独特の風情ある土塀です。
今でいえば瓦のリサイクルでしょうか、よく考えられていますね。
時代劇のロケにもよく使われるようです。


続いては、首途(かどで)八幡宮。

西陣は織物の町。この一画に小さな小さな山(岩?)があるのです。
これはおどろきました。この上に神様が鎮座しておられます。

牛若丸が源義経と名を改めて奥州に出立するとき、その首途を祈念して
建立されたといわれています。
弁慶が座ったという「弁慶石」があちこちにあり、そのひとつは、
近くのお米屋さんにあって、大事にされているそうです。