あれこれ散歩道

散歩道は鴨川のほとりです。
鳥、花、犬、人…、出会いはあれこれ、楽しい一日が始まります。

5月も終わり

2009-05-30 21:39:21 | Weblog
左岸一部の土手の草刈りが終わり,やっと花を咲かせたマンテマも、
クスダマツメクサも,ハルガヤも、すっかりなくなってしまいました。
さびしいですね。

中州ではクサヨシの穂が出揃い,カワラヒワがカラシナの実をついばんでいます。
オオヨシキリも「ゲゲシ ゲゲシ、ギョギョシ ギョギョシ・・・」。
赤い口の中をやっと見られたと思ったら,ひとしきりさえずってからまた草の中へ…。

親ほど大きくなった4羽の若鳥と
まだまだ小さいヨチヨチ泳ぎのひな3羽。
二組のカルガモ親子が進む後には、きれいな水紋が残ります。

糺の森

2009-05-23 16:02:57 | Weblog
何もいなくなった水際にキアシシギが1羽。
来てるのねと挨拶してから、思いついて、
そうだ、糺の森へ行って来よう。

古代の姿が復元されて、鬱蒼としたあの森が
どんなに変わったか…。
案の定、森は明るくなり、せせらぎも復活されて
まるで公園だ。

暗~い森の中。
いっぱい積もった落ち葉をひっくり返しながら
シロハラが虫を探し、ツグミが駆け回る。
暗くて見つけにくくても、
何かの鳥を探す楽しみがあった。

そんな森に戻るのに、後何年かかかることか。

楼門脇の大きいホオノキが真っ白い花を咲かせていました。

ヤセウツボ

2009-05-19 20:28:48 | Weblog
ここでは初めての帰化植物を見つけました。
近頃とみに増えてきたアカツメクサの中に
つんつん突っ立っている茶色の草。
なに、これ? 気味悪い!

そこでさっそくTさんに聞きました。
豆科に寄生する「ヤセウツボ」ですって。
同じ寄生植物でもナンバンギセルやギンリョウソウは
まだかわいげですが、
こちらは全然かわいくない、気味悪いだけ。

こんなの鴨川に増えてほしくない!


カモのひな

2009-05-09 15:14:40 | Weblog
鴨川散歩を1週間サボっている間に
風景は黄色から緑に変わっていました。
セイヨウカラシナの花は終わり、若葉もすっかり葉を広げました。
ニセアカシアの花が満開で、いい香りを漂わせています。

空は真っ青、日が昇るにつれ、じわじわと暑さが増してきます。
きょうの予想最高気温は28℃とか。

草むらから6羽のひなを連れたカルガモが現れました。
渡りのカモもすっかり姿を消し、ノビタキもいなくなった淋しい時に
スズメであれ、セキレイであれ、ひなを見るのが楽しみになります。
ましてや、大きいカモのひな。かわいいですね。

京都御所

2009-05-02 17:34:05 | Weblog
4月29日、御所特別公開の最後の日。
鳥を探しに行ったのに急遽方向転換して
ざわざわと大勢の人の列にくっついて拝観してきました。

草一つ生えていない手入れの行き届いたお庭、
紫宸殿、お車寄せ(=写真)等、凛とそびえ立つ建物の美しさ。
塀の外からでは想像もできない荘厳な京都御所。
いつまでも佇んでいたい雰囲気でした。



こちらは承明門の南庭、木も石も人工物もありません。
「無」の美というところでしょうか。