あれこれ散歩道

散歩道は鴨川のほとりです。
鳥、花、犬、人…、出会いはあれこれ、楽しい一日が始まります。

またまた 雛が・・・

2016-04-25 14:21:26 | Weblog
一昨日見つけたカモの親子3組。
その1組の親子が草はらでひと休み。
岸辺に近く誰にでも見られるこんなところで、
母さんガモは、雛を羽の下に入れてこちらを睨んでいます。
雛は隠れているつもりなのでしょう、じっとして動かず。

はいはい、早々に退却しましょうね。

荒神橋を下がったところでは、また別の雛を見つけました。9羽です。
ここはほとんど草地がありません。左岸に狭い巾の寄り州と
川の真ん中にぽつんと草の繁った小さな小さな島があるだけです。
ときどき♀がこの島の周りをうろうろしているのは気づいていました。
多分ここで母さんは抱卵していたのです。

母さんに追いつけと一生懸命なひなたち。
近くの水量計の上ではハシブトガラスが見ています。
草の下できっと子供たちを呼んでいるのでしょうね。


いろいろな蝶も飛び交っています。
モンシロチョウ、ツマグロヒョウモン、アオスジアゲハ・・・。
ひらひら飛ぶ蝶はお手上げです。
やっとツマグロヒョウモンを捉えました。



ナガミヒナゲシ、ノヂシャ、それに今年はやっと見つけたノジスミレ。
花を見つけて嬉しい散歩です。

ナガミヒナゲシ。


ノジスミレとノヂシャ。


タニウツギも咲き始めました。

やがて、河川敷はシロツメクサで覆われるでしょう。

ひなが孵った!

2016-04-23 20:08:04 | Weblog
河川工事で中州や寄り州が取り除かれてしまいました。
イカルチドリが繁殖の場所を探して盛んに鳴いています。
こんな状態ですから、今年のカモやチドリの繁殖は
わたしの散歩内ではダメだろうとあきらめていました。

ところが、散歩友達のOさんから
もう少し上流でカモのひながいたよと聞き、
さっそく行ってきました。葵橋付近です。
いました、いました!
生まれて1週間も経たないようなのが10羽、
母さんに連れられて岸辺を進んでいます。


ときどき中州に上がったり、
あっち行ったりこっちへ来たり・・・。
元気のいい子は飛び出し過ぎて、
あわてて母さんの近くまで、飛ぶような早さで戻ってきます。
その早いこと、迷子になるのが怖いですからね。
かわいいですよ。


わずかに残った寄り州ではセイヨウカラシナの黄色がよく映えます。
スズメが1羽、砂浴びに余念がありません。



ノビタキがやっと見られました。
止まった瞬間をキャッチしたのですが、遠すぎてボケてますね。



丸太町橋の歩道の隅にスミレが群生しています。
どこからか種が飛んで来たのでしょう。
この濃い紫は、急ぎ足で通る人たちの目に映っているでしょうか。




このきれいな花に是非目を向けてほしいと思います。


緑の季節だ~

2016-04-17 14:40:56 | Weblog
いよいよ景色が緑に染まってきました。

傘をさして出たのに、川辺に来たら見上げれば青空。
さっきまで降っていたのに、日が射しています。

緑濃くなったエノキの上、右半分は青空、左半分の雲は
白雲を覆うように灰色の雲がどんどん北へ流れています。
またたく間にまた雨、おかしなお天気です。

この黒雲のやって来たはるか彼方、熊本では大きな地震に見舞われました。
災害に遭われた方々に心からお見舞い申し上げます。


若葉はがぐんぐん大きくなってきました。
川端通の歩道を出町から南へ歩きます。すべて緑です。

アンズの実が少し大きくなってきました。
土手にはハルガヤが穂を出し、どんどん広がっています。

このハルガヤは乾燥すると、クマリンのいい香りがするのですが、
私にとっては花粉症の元、イヤな草です。

同じ通りを丸太町から北へ歩きます。

この辺りに自生のホタルブクロがあり、花が楽しみです。
きれいな鳥の声に振り向けば、サクラにコムクドリが2羽。
カメラを向ける暇はありませんでした。残念!

対岸に2頭のシカ、いつものシカのようで、
1頭は怪我をしているようで座ったままです。

夜のうちに相棒に見守られながらゆっくりと
ここまで来たのでしょう。だいぶ人慣れしています。


ツグミは元気に走り回っています。


スズメ君は何を思っているのでしょう?




ソメイヨシノは終わったけれど・・・

2016-04-12 20:34:25 | Weblog
華やいだ1週間がやっと終わり、
花の下は急にさびしくなりました。
昨日の寒さで雰囲気ががらりと変わった感じです。

河川敷の一部に芝がはられて公園になりました。
その中に植えられた1本のサクラが
きれいな八重の花を咲かせました。





手鞠のような、牡丹のような、
小さな木ですが、見事です。

白いハナズオウも満開になりました。



垣根にチョウが1匹(頭?)。調べたらテングチョウとか。

そう言えば天狗の鼻のような頭をしてますね。


3日ほど前、この冬初めてのホシハジロを見つけたのですが、
間もなく飛び去ってしまいました。
琵琶湖への途中下車かもしれません。


渡りの鳥がいつ見られるか、ワクワクの毎日です。


洛東散策2

2016-04-07 13:48:10 | Weblog
今回は南禅寺近くの別荘界隈を歩きます。
最高気温は23度を超え、青空のもと気持ちよい散策日和です。
人出の多い南禅寺を避けて北側の小径から
両側に長く伸びた垣根の間を通ります。
  左側は碧雲荘(実業家・野村徳七の建てた数寄屋造りの別邸で、
  南禅寺界隈の別荘の一つ)、
  右側は松下 真々庵(庭師小川治兵衛氏明治42年のの作庭。
  松下幸之助氏の思いで大きく改造され、今はパナソニックの
  迎賓館として使われているそうです)

右側のお庭 真々庵には大きなしだれ桜が満開で、
垣根を覆いかぶさるように続いています。

南を向いて

北を向いて

上を向いて

こんなにきれいなのに、カメラマンと数人の人だけ、静かです。

左側の碧雲荘には桜は見えませんが、角を左折して疏水に沿って
歩く小径も人出はゼロです。ゆっくりと味わいながら歩きます、

碧雲荘を左に、疏水を隔てた右側は何? 空き地のままで荒れ放題。
こんな1等地にこんなところがあるんだと不思議ですが・・・、
ま、小さいけれど、小鳥の楽園でいいのじゃないかと一人合点です。

この荒れ地の先にある野村美術館を素通りして
鹿ガ谷通を北に向かうと右に東山学園、永観堂と続きます。
この通りに入ると、とたんに人出いっぱいで、
人を右に左に避けながらの煩わしさに、
ここでいったん、永観堂へ避難します。

永観堂は桜がないので、人出はまばらです。
600円払って拝観することにしました。
見返り観音様に手を合わせて臥龍の階段を上がり、
開山堂からは遠望はできませんが、上から見る寺の屋根もいいものです。

この堂に上がるためにエレベーターがあり、
「えっ、お寺にエレベーター?」、びっくりポンです。

少しお庭を歩きます。
モミジの新芽が出揃って、5月の雰囲気です。


永観堂では灌仏会(かんぶつえ・花祭り)の最中で、
本堂の前に小さなお釈迦様が設置され、
だれでもお釈迦さまの頭に甘茶をかけることが出来ます。

わたしも甘茶を一さじかけて
お釈迦様のお誕生をお祝いしてきました。

ここを出て右に曲がると哲学の道の南端に繋がります。


1日経って、今朝は朝から降りっぱなし、
出歩かないでじっとしていなさいということですね。







花いろいろ

2016-04-04 17:06:23 | Weblog
サクラは今満開、鴨川堤もきれいです。
昨夜の雨で散ることもなく、むしろ鮮やかになったように見えます。
河川敷にはサクラ以外の花も咲き出しました。

ヒメリラ。
ライラックの小型で「チャボライラック」ともいわれるそうです。





ハナカイドウ。

蕾は濃いピンクですが、

花が開くと淡いピンクになり、八重サクラと間違えそうです。


ハナズオウ。





花モモ。



ハナニラ。



レンギョウ。これも満開になりました。



これら鮮やかな花に隠れて、地面に這うようにして咲く
オオイヌノフグリ、ヒメオドリコソウ、タネツケバナ、タンポポ・・・。
それぞれが春を謳歌しています。
可愛い花々です。



洛東散策

2016-04-03 13:13:55 | Weblog
京都にいて京都を知らない。そんなことってある?
時間たっぷりある今、ぼつぼつ身近なところから歩いてみましょう。

今日は東山の山麓を歩きます。
あまりにも有名な観光地なのに新しい発見があるある・・・。

屋上から遥かず~っと向こうに頭だけ見える観音様。
いつかは行ってみたいなと思っていた霊山(りょうぜん)観音。
ここから出発です。

東山を背にたたずむ観音堂。

やさしく慈愛に満ちたお顔です。
霊山観音は大戦による犠牲者等の冥福を祈念するために
ある篤志家によって昭和30年に建立されました。
高さ24メートル、顔の大きさ6メートル、口は90センチもあります。
仰ぎ見ると、体中に霊感が漂ってきそうです。

観音様を背に高台寺の丘から見る光景は

霞がかった京都タワーと、ごつごつした建物は京都駅です。
この駅の形は好きになれません。

そこから70段の石段を下りて圓徳院に向かいます。
圓徳院は、秀吉の正室北政所ねねが余生を送った所です。

長屋門形式の正門。


南庭。

北庭。
枯山水で大きな岩がふんだんに使われているのが珍しいとか。
この他に、襖絵の白龍図が見られます。
荒れ狂う波涛から一気に天を目指す白龍。
その姿は乱世を統一した秀吉そのものの姿だそうです。
迫力があります。
重文に指定されている長谷川等伯の障壁画も素晴らしいです。

ねねの道を北に向かうと大雲院の「祗園閣」が見えます。
(後日訂正:八坂の塔ではなく、祗園閣でした。お詫びして訂正いたします。
 これは祇園祭の鉾を模したもので、平成9年、国の登録有形文化財になっています)


ここを通り、八坂神社、円山公園も素通りします。
公園のシダレザクラはまだ3部咲きくらい。
それでも人出で賑わっています。
これを抜けると、知恩院。

大きな三門を右に、ここも通過です。

次は青蓮院。
大きなクスノキが目前に迫ります。

さすが大楠と感嘆していたらカメラの電池切れ。

最後は三条通りに出て、お昼をどこにしようかな。
ありました、「五穀米の野菜カレー」のお店。
ゆっくりよくかんで食べた五穀米は美味しかったですよ。