あれこれ散歩道

散歩道は鴨川のほとりです。
鳥、花、犬、人…、出会いはあれこれ、楽しい一日が始まります。

サギ と カワアイサ

2016-01-30 15:09:03 | Weblog
昨日は朝から晩まで雨。
雪になるまでも冷えず、風もなく、
強くなく弱くなく、粛々とよく降りました。
少し長過ぎたけれど、いい雨でした。

その前日は翌日の雨が想像できないほどの快晴で、
河川敷では保育園の園児たちのお手製の
賑やかな凧揚げ大会が始まっています。


高く揚がっている凧には鏡餅の絵。
きっと楽しかったお正月を思い出して描いたのでしょうね。
凧たこ揚がれ、天まで揚がれ!!


ユリカモメやトビも仲間入りです。


近くの枝でモズも応援してますよ。


カワアイサは相変わらず鴨川がお気に入りのようで、
今日もサギを連れて餌採り真っ最中です。
というよりも、おこぼれ頂戴で、
カワアイサのあとを追っかけているコサギなのです。




近くでは別のカワアイサが2羽、それぞれが別行動です。





寒さのやや緩んだ昨日今日。
立春は目の前ですが、まだまだ寒さの本番はこれからですね。

雪の朝

2016-01-20 11:08:08 | Weblog
朝7時、雪が舞っています。予報通りです。
窓の外の温度は-2℃、寒くて冷たいのは当たり前。
寒い寒いと言いながら、窓を開けて1年ぶりの雪に見とれています。
バケツの氷も軽く押さえれば割れるほどに凍っています。
積もっている雪を見たら測ってみたくなるこの心理、
雪がよく降った子供の頃に帰るのでしょうか。
 「2.5センチ積もってるよ」
 「いや、2センチしかないよ」
 「いやいやこっちはもうちょっとあるよ」
しょうのない会話が続きます。


隅っこに吊った干し柿が黒くなってきました。


東山は何にも見えません。
風もなくしんしんと降り続きます。


植木鉢の葉もうなだれています。じーとがまんがまん・・・。


丸い葉の緑と雪の白が、妙にきれいに感じます。

ただ今午前11時、外は牡丹雪です。

コガモのディスプレイ

2016-01-16 20:03:20 | Weblog
寒い朝です。
日はかなり昇って暖かみも感じられる午前9時、
でも、木陰はまだ霜が降りたままです。



石垣に一輪、マツヨイグサ。
一日花なのに今朝でもう3日目、
季節を間違えて咲き出したものの、寒さにふるえています。



おっと カワセミが目の前に。
5回ほどホバリングしてやっと小さい魚をとりました。



川の中ほどでコガモのディスプレイが始まっています。

♂が2羽、ゆっくりと♀に近づいて
その周りをぐるぐる回り始めました。


そこへもう1羽の♂。
知らんぷりの♀。


その中の♂が尻尾を反らせます。
「ボクが一番カッコいいでしょ?」
まだディスプレイの練習かもしれません。
元気のいい声はまだ聞こえてきません。




上を見れば飛行機雲。
それを追って見ていると、
モクモクと湧き立つ雲の中を進んだ旅の空を思い出します。
ああ、またどこかへ行きたいなあ~。
「無理、無理よ」とどこかで声が・・・。





大徳寺 龍源院

2016-01-06 20:14:08 | Weblog
臨済宗大徳寺派の大本山である大徳寺は、京都五山の一つです。
広大な敷地の中に塔頭寺院は24寺ありますが、
拝観できるのは4寺院のみです。
その一つ、龍源院に行ってきました。


大徳寺の正門を入ってすぐ左側に案内板があって
それを支える土塀の瓦の一つ一つに「龍」の文字が
草書体で刻まれていて、寺院の風格が感じられます。


その方向に進むと龍源院の入り口はすぐです。

朝9時半、訪れている人は一人もありません。

鳥の声さえない静寂の中、ゆっくりと腰を下ろしてみる庭は
「こだ底」(こだてい)から始まります。

細長い庭の右端(写真では左上の端)に「阿」の石が

左端には「吽」の石が、描かれた円の中にあります。
「阿吽の庭」ともいわれています。


隣にある「一枝担」(いっしだん)は方丈の南側にあります。
真ん中に蓬莱山があって、左右に鶴亀の石、
白い砂は大海原だそうです。






方丈と庫裡の間には、小さな石庭「東滴壷」(とうてきこ)。



小さいけれど、心にジーンと響くお庭です。


最後は「龍吟庭」(りょうぎんてい)です。



方丈の北側にある枯山水庭園です。


寺宝には秀吉、家康が対局したと伝えられる蒔絵の碁盤もあり、
展示されています。

こじんまりとした方丈は重要文化財で、
周囲を枯山水の庭や石庭に囲まれて
落ちついた雰囲気の素晴らしい寺院でした。

静かに鑑賞できるのは、やっぱり朝一番ですね。


初詣

2016-01-03 21:11:48 | Weblog
遅ればせながら
新年おめでとうございます

今年は穏やかな気温に恵まれて気分の良いお正月でした。
枯れ木立の中で、キラキラと朝日に輝くセンダンの実。
元旦にふさわしく、まるで<黄金のなる木>です。


これが小判のように見えてきました。


枝を揺すればフトコロいっぱいたまるかな?
と、欲張りばあさんは考えます。


でも、よく見ると小判どころか
正体はしわだらけの実のばあさん。


さて、暖かい2日は初詣に下鴨神社へ出向きます。


毎年のことで今更驚くことではありませんが、
すごい人出で びっくりポン です。

二の鳥居をくぐると、大きな木が焚かれています。
暖かいので手をかざす人はわずか。


その奥には国歌「君が代」でおなじみの「さざれ石」。
たしか吉田神社にも同じような石があったと思います。


さらに進むと、「連理の賢木(れんりのさかき)」があります。
2本の木が途中で繋がっていて、縁起が良いとされ、
縁結びの神として若い人たちで賑わっています。


楼門をくぐると狭い境内は更なる人混みで
写真を撮る余地はありません。
本殿と干支の神様に手を合わせるのがせい一杯。

やっと抜け出した参道で、面白いものを見つけました。
「ベーコンエッグ入りの鯛やき」です。
珍しさに惹かれて買えば1個150円。
人波にもまれているのを幸いに
はずかしげもなくかぶりついて帰りました。
おいしかったですよ。

帰り道、川辺りではカイト凧が
青空にトビより高く上がっていました。



ああ、凧になりたい、トビになりたい・・・
いいえ、スズメのように低くてもいい、しっかりと飛びたいものです。
今年も。
年が明けた~。