あれこれ散歩道

散歩道は鴨川のほとりです。
鳥、花、犬、人…、出会いはあれこれ、楽しい一日が始まります。

寂しい水辺

2012-06-29 13:49:32 | Weblog
何にもいない水辺。
いえ、アオサギ、カワウ、セグロセキレイ・・・、常連さんはいるのです。
でも、なんだか寂しい水辺。
そう、渡りの時期が終わり、わくわくの気分も終わりました。
きょうは何が来てるかな、セッカ、オオヨシキリ、それともコヨシキリか。
と、それらを心待ちする楽しみがなくなったのです。


午前6時、朝日が輝く水面を、ベンチに腰掛けてぼんやりと眺めるひととき。
「今日はなにをしようかな。君子蘭の株分け、夕顔のネット張り…」と考えていると、
目の前の小枝にスズメが2羽飛んできて、朝のおしゃべりが始まった。
シャッターチャンスだと思ったとたん、逃げられた。

今年はカモの雛がたくさん見られました。10家族は見たでしょうか。


雛の最多は10羽、ここまでみんな揃って、よくぞ大きくなったものです。
(左の方で首を伸ばしているのが親です。24日、二条大橋の下で)
今朝は新しく3羽の雛が見られました。


足元に小さな紙切れ? よく見ると白い蛾でした。
羽の周りがレースのようにきれいな蛾、じっと止まったまま。
さっぱり分からないので、帰って調べてみると「クロテンシロヒメシャク」
という舌をかみそうな名前。
蛾は嫌いという気持ちをちょっと改めないと・・・。

梅雨入り

2012-06-10 10:17:43 | Weblog


梅雨入り前の鴨川、水量が減って川面は藻だらけ。
堰を落ちる水の音も弱々しく、河川敷の草は枯れ始めています。

干上がった砂礫地で、戯れるカラスの親子に見とれてしまいました。

「父さん、なんかちょうだい、ボクおなかすいたぁ」(羽をバタバタ・・・)
 「よしよし、でも、いつまでも甘えるんじゃないよ」
「母さん、わたしもなんか欲しいよオ」(赤い口の中を見せてカア、カア・・・)
 「そうかい、じゃ美味しいもん探そうね」
2羽の雛を、母さんだけでなく、父さんも一緒に育てているんですね。


親が飛び去ると、2羽はなかよくここに飛びのって一休み。
「ここ、ボクたちの見晴し台?」「ん、鴨川ツリーって言うんだよ」

そして今朝、雨後の川面は、藻は消え、堰の水の音も大きくなりました。
草木が生き生きとしています。雨後の恵みです。