あれこれ散歩道

散歩道は鴨川のほとりです。
鳥、花、犬、人…、出会いはあれこれ、楽しい一日が始まります。

須磨寺

2015-02-17 15:04:38 | Weblog
寒い寒いと引っ込んでばかり。早く春にな~れ。
・・・と思ってるだけではつまらない。
そうだ、温泉に行ってこよう。
近場で、安くて、あまり知られてないところと探していると、
須磨温泉の「シニア向きお手頃価格」というのを見つけました。

すぐに予約して出かけたのが12日。
時間は充分あったので三ノ宮で降りてモノレールに乗って神戸見物?
京都と違って神戸は明るいですね。



ちょっと奮発してホテルで食事を。
ここから見る景色は素晴らしかったのですが、霞んでいて残念。

またJRに乗って7つ目でやっと須磨駅に着き、須磨寺へ。
(それにしても神戸市は長~い街ですね)



源平合戦にゆかりのあるこの寺には「源平の庭」があり、戦った武将の像があります。


源平の庭


熊谷直実の像


平敦盛の像

ある資料によると
 この戦いで熊谷直実は、息子ほどの年齢の敵方の若武者・平敦盛の首をはねた。
 このことにより、世の無常を感じ、心に深い傷を負う。その後出家し、京都・東
 山で修行を重ねたという。

熊谷直実が修行したといわれる京都の黒谷金戒光明寺(通称黒谷さん)には、「真実
鎧掛けの松」=真実が鎧を洗いそれを掛けたという松=があって、東西に大きく枝を
伸ばし見事な姿でしたが、残念にも枯死してしまい、今は3代目が植えられています。


宿からの夕景です。


ライトアップされた寺務所の塔と三重塔が重なり合って、暗闇に映えていました。
小さなカメラでもよく撮れたと自己満足しています。



のら猫 キンちゃん

2015-02-11 20:10:01 | Weblog
ちょっとした小春日和の朝。
おなかはいっぱいだし、ベッドもあるし、
眠い、ねむ~い・・・。
さて、ひと休みしようかな。



だれだ? ボクを呼んだの。
もう何も欲しくないから起こさんでほしいよ。
また呼んだね、しようがないなあ。





あ~~あ

ボクはだれからも好かれる野良です。
ここに居着いて10年余り、気の弱いぼくは
あとからやって来たネコにボスの座を奪われたけれど、
けんかもせずに仲良く暮らしています。
ボスとチビがボクの仲間。

どこかのおねえさんが寒いだろうと、3つならんだお家を造ってくれました。
とってもうれしかったよ。

でも、ここはそのうちにマンションができるらしい。
ボクたちはどうなるんだろう。



承天閣美術館

2015-02-07 13:22:25 | Weblog
立春が過ぎたとはいえまだまだ寒い一日、
好天に誘われて相国寺へ行ってきました。



相国寺は京都五山の第二位に列せられる禅宗寺院です。
京都御所の北側に位置し、14世紀末、室町幕府三代将軍の
足利義満により夢窓疎石を開山として創建されました。
金閣寺、銀閣寺は、ともに相国寺派の塔頭寺院です。

この寺院の奥に「承天閣美術館」はあります。
(「じょうてんかく」と読みます)
きれいに手入れされた石畳を進むと、突き当たりが
この美術館の玄関です。





ちょうど今、「花鳥画展」が開催されていて、
室町・桃山・江戸の名品の数々が見られます。
狩野探幽の『花鳥図座屏』、松栄の『水辺花鳥図屏風』、
長谷川等伯の『竹林猿猴図屏風』などなど・・・。
サギ、ツバメ、ヒヨドリなどが画面上で飛び跳ね、
テナガザルの家族も楽しそうです。

圧巻は伊藤若冲の『鹿苑寺(金閣寺)大書院の旧障壁画』です。
若冲といえば、けばけばしい色彩の花鳥画が思い出されますが、
こちらは全く正反対のモノクロの世界です。

ウィークデイのこともあってか、鑑賞者は3人だけ、
みなさん思い思いに鑑賞されていました。
広い空間で、静かにじっくりと鑑賞できる素晴らしい美術館です。

帰りに相国寺門前にある同志社アーモスト館をパチリ。
(車さん、ちょっとどいてほしかったんですけどね)
傾き始めた陽に映えてきれいでした。



アーモスト館はヴォーリズが設計し、今は外国人研究者の宿舎になっています。
登録有形文化財です。