あれこれ散歩道

散歩道は鴨川のほとりです。
鳥、花、犬、人…、出会いはあれこれ、楽しい一日が始まります。

やってきました ユリカモメ

2018-11-27 17:35:52 | Weblog
やっとユリカモメがやって来ました。
21日の朝、コサギのそばに1羽だけです。
何だか寂しそうですが、そう思うのはわたしだけ?
餌採りに夢中、間もなく仲間がやってくるのでしょう。









ユリカモメは、わたしにとってトリにはまった最初の鳥。
毎日飛来した数をPCに取り入れるのが面白くて
何年も続けました。
最近は飛来数も少なくなり、渡去も早くなって
黒頭巾をかぶった可愛い夏羽も見られなくなりました。
少しがっかりしています。
冬の鴨川はユリカモメの群舞が見られてこそなのに・・・。


マンションの周りに植えられたキチジョウソウが
きれいな花をつけました。
ヤブランが終わった今、花を咲かせることを知りました。
かわいい花です。




真如堂

2018-11-22 14:54:22 | Weblog
黒谷さんの北門を過ぎるとすぐに真如堂の入り口があります。
真如堂(真正極楽寺)は、天台宗寺院です。
ちょうど紅葉は見頃、大勢の人、人、人・・・。
マスコミ関係か、大掛かりなセットで撮影が行われており
「すみませ〜ん、一瞬だけそこのいて下さ〜い」と
雲の晴れ間に声をからして叫んでいました。
この人出では撮影も大変です。



三重塔と青空がバックです。
この塔の付近は、春になるとハナノキで真っ赤になり、
春秋ともに紅に包まれます。


甘酒茶屋の小旗がはためいて・・・。








本堂の東側にまわるとモミジはまだ青いまま。
西側の賑わいに比べてこちらは誰も来ない静寂な庭です。


この中で数本のサンシュユが真っ赤な実をつけ、


帰り道では、サザンカの花が西日に輝いていました。






くろだにさん

2018-11-21 12:25:32 | Weblog
地元では “くろだにさん” で知られる金戒光明寺は、
法然上人が比叡山の修行を終えてこの地で念仏をされたとき、
紫雲たなびき、光明が辺りを照らしたことから
浄土宗最初の念仏道場を開かれた場所といわれています。
幕末の会津藩や新撰組発祥の地として有名です。

今回は秋の特別公開で行ってきました。

南門から入ります。


石段を上がると、両側を紅葉で挟まれた壮大な山門がぐっと迫ります。


普段では登れないこの山門に登ってみたくて
料金を払って段差の大きい急な階段を
ゆっくり足を運びます。よろけそうで危ない、危ない。
ここからは撮影禁止です。
昔の(もちろん今も)僧侶は、長い衣を引きずりながら登って
仏に祈りの苦行をされたのかと・・・。
天井一面の龍を見ることをすっかり忘れていて、
仏さまも拝まず、
周囲の景色に見とれてしまいました。

こちらは熊谷直実の鎧掛けの松です。

先代は大きく横に枝をのばし立派でしたが、
今のは3代目だそうです。

本堂に入れば、
伊藤若冲の「群鶏図屏風」や
トリックしかけの「虎の襖絵」があります。

東側は庭園。


真っ赤なモミジ。背後にカンザクラの花も。


本堂を出て右手に進むと、


墓地への入り口に大きな頭の阿弥陀さま。

頭髪がかぶさるような大きな髪型が特徴で、
気の遠くなるような長い修行の結果、
こういう頭になられたようです。
アフロヘアのよう、こんなタレントさんいませんでしたっけ?

このあと、真如堂に向かいます。






秋深く・・・

2018-11-10 11:56:05 | Weblog
川べりもすっかり秋の風景になりました。

早朝の光にキラキラと揺らめくさざ波。
手前の岸辺ではメリケンカルガヤが白い穂を輝かせています。




中州ではオナガガモがひと休み。


オギも揺れています。


鴨川に沿った川端通の紅葉も始まり、
彩りあふれた美しい時です。




土手の紅葉も色とりどり。



晩秋の風景は華やかさはないけれど、
しっくりと落ち着きがあって、郷愁を感じさせる
大好きな季節です。
相変わらず鳥の少ない川辺、
ジョウビタキやユリカモメの待たれるこの頃です。




植物園でお花見

2018-11-03 20:21:00 | Weblog
久しぶりに植物園に出かけてきました。
台風で大きく被害を受けた木々があちこちに見られて、
何とも無惨としか言いようがありません。
正面の花壇を避けて生態園に向かいます。

秋の花がわずかに残っていました。

キクタニギク。黄色の小花が密集しています。




ヤマシロギク。ここでは一番多く咲いていました。


サクラタデ。鴨川では見られないので、嬉しい見つけものでした。


バラ園の一画にある花壇ではコスモスが満開。
ちょうど見頃でした。はなやかです。






白いサザンカは気品を感じますね。
淡いピンクのサザンカは何を感じさせるでしょう?







朝早く出かけたので、生態園は人もまばら、
アトリがいるよと教えてもらったのですが・・・、
イカルとヒヨドリの声ばかり。

青空と秋の花、半日がかりの植物園めぐり。
心地よいひとときでした。