あれこれ散歩道

散歩道は鴨川のほとりです。
鳥、花、犬、人…、出会いはあれこれ、楽しい一日が始まります。

瀬戸内・因島へ

2012-02-25 16:44:10 | Weblog
突き抜けるような青空、透き通るような海の青。
重なり合う島々の間を縫って、いろんな船が行き交います。
高速艇、漁船、フェリー、港に繋がれたヨット・・・。

ここは瀬戸内、因島。
この一画に因島村上水軍が居城としていた長崎城跡があります。
その城跡に建つホテルのテラスから
行き来する船をぼんやりと眺めています。

フェリーが入港し、人と車が動きます。
「ポー」と汽笛一声、波を蹴立てて出港、対岸は目の前。
車を吐き出し、吸い込んで、ひっきりなしに往復しています。
ちなみに料金は、人片道70円、自転車60円、車は?(聞くの忘れました)。

天気は晴れとはいえ、2月の海はやっぱり寒くて冷たい。
なのに、この風景が見飽きないのです。

因島は広島県、目と鼻の先の生名島は愛媛県。
橋があればいいのに・・・と思うのは、よそ者だから思うのかもしれません。

橋があろうがなかろうが、島々を行き来する渡し船は
地元の人たちにとっては大事な足。風情があっていいですね。



 

1日過ごして帰りは高速艇に乗ることにしました。
土生(はぶ)港から尾道まで。
赤い波頭模様の「ジュゴン」が近づいて、乗せてくれました。
ここからの客は二人だけ、船内はガラガラ、借り切りみたいなものです。

 



生口大橋の下を通り、白波をたてて尾道へまっしぐら。
ハッチから景色を眺めて、気分はルンルン。

喫茶店のおばちゃんにハッサクを3つもらったり、
港では呉の海上自衛官のお兄さんから、陸前高田での救援活動のお話を聞いたり、
地元の方々の親切がとても嬉しい旅でした。




豆苗は二度お得!

2012-02-16 16:59:46 | Weblog
豆苗(とうみょう)を買ってきました。
10センチほどに育った苗が1袋78円。
袋の中で新芽がモゾモゾとうごめいているよう!
もちろん食べるために買ったのだけれど、
このまま大きくなるのを見てるのも面白いだろうな。

ブロッコリーの芽ではありません。
もやしのように豆の根っこでもありません。
エンドウ豆の芽です。
早速切り取ってバターいため、シャキシャキと歯触りのいいこと。
これはいける! 

トウビョウというのかと思ったら、「とうみょう」ですって。
なんかお灯明みたいですね。
袋の横に「2度楽しめる」と書いてあったので、挑戦してみました・・・。




10日目頃が食べ頃でした。
楽しみながら2度のお得でした。

早春の植物園

2012-02-07 13:34:04 | Weblog
寒いとはいえ、まだマシな日曜日。
植物園に行ってきました。
鳥見?いいえ、そうではなくて草見、冬芽探しです。

案の定、鳥は何にも見ず。というか、見当たらず。
声すらヒヨドリばかりで、さびしいばかりでした。

松谷元園長さんの後を追ってぞろぞろ歩く一団に混じって、
わたしもぞろぞろ、キョロキョロと歩きます。

まずは
カナリア諸島原産の、舌を噛みそうな名前の植物
「エキウム・ウィルドプレッティ」の花を咲かせるまでの苦労話、

に続いて
サイカチの二世物語と手裏剣のような鋭いトゲのお話。

ハゼノキ、セツブンソウ、・・・と続きます。

カギカツラは、葉裏のカギが1:2:1:2で並び、
このカギであらゆるものにくっついて生長する。


ジャケツイバラは、とげとげの幹が曲がりくねっているさまが、
まるで今年の干支・辰そっくり。やせ細った龍というところでしょうか。


この冬芽が面白い。縦に4個並んで上から順に大きくなり、
何かの障害でこの芽が枯れると2番目の芽が大きくなるという。


枯れ葉の下から小さい花を咲かせているセツブンソウ。


ぱっと明るいフクジュソウ。


タマミズキの赤い実が頭上に映え、
春を感じさせる青空がきれいでした。