あれこれ散歩道

散歩道は鴨川のほとりです。
鳥、花、犬、人…、出会いはあれこれ、楽しい一日が始まります。

満月の頃は・・・

2015-09-29 15:23:59 | Weblog
ご近所のヨルガオが見事に咲きました。
となりにはベニバナアオイの真っ赤な花があって
紅白のコントラストがきれいなのですが、
一方が咲けば他方が閉じ、他方が咲けば一方が閉じて
同時進行とはいかないのが残念です。





ウスギモクセイにあわせたように
玄関前の四季咲きモクセイが咲き出しました。
四季咲きモクセイは色も香りもウスギモクセイと変わりないけれど、
年に2回ほど花をつける園芸種なのです。

ウスギモクセイ




四季咲きモクセイ




昨夜はスーパームーン。
工事現場のタワークレーンの横に見事に現われた満月。
雲一つない夜空に白球が1つ。
いつもの満月より30%明るいとか、確かに明るくて大きい。

1時間もすると、途切れ途切れの雲に遮られ、
ついに見えなくなりました。





ノビタキがやって来た

2015-09-22 10:57:36 | Weblog


午前6時過ぎ、雲一つない朝。
荒神橋の真向かい、大文字山の夜明けです。
さまざまな雑念に汚れたおつむも、
この一瞬はすべてを洗い流し、
すがすがしい気持ちになれる不思議な時空です。

ノビタキを期待して歩いていると、
いました! いました。



まだ日陰で暗いけど、
なんとか2羽、証拠写真にはなりました。
やっと渡って来たこの地、ようこそ!
岸辺を飛び回って、なかなかじっとしていません。



オギばかりで数少ないススキのたなびく穂の先の
彼方にダイサギが餌探し。
なんだか絵になるなあとパチリ。


ここは荒神橋の下。

川底の模様がこんなにはっきりと見えるのも
水が澄んでる証拠です。
白っぽく見えるのは比叡山麓の白川砂が
度重なる増水で白川から流れ出たのが
ここら辺りで落ちついたのでしょう。
ボロボロ羽のハシボソガラスが飛び立ちました。


季節外れのツバキが一輪、新鮮です。

水辺 ふたたび

2015-09-15 19:46:32 | Weblog
前回の続きです。
日増しに爽やかさが増してきます。
家にじっとしていられなくて夕方の川辺に出ました。

風がさらりと頬を撫でていきます。
心地よさに惹かれて多くの人が、それぞれに秋を満喫。
イヌのお散歩、ランニング、木陰の読書、二人の語らい等々。
ベンチに腰掛けて、そういった風景に見とれているのはー
なんだか申し訳ないような至福のひとときです。

そう2,3日前の朝、シカがやってきました。
カメラを気にもせず、悠々と草を食んでいる2頭、親子か兄弟か。




寄り州の草をきれいに食べていきました。

固い茎は残して葉っぱだけ食べたようです。
シャクチリソバやらクズやら、オギ以外は何でも食べるようです。
残っているのはオギだけ?
もっときれいに食べてくれたら除草の手間が省けていいでしょうね。

石垣の片隅でマメアサガオとからみあってマルバルコウが咲いています。
花は白と赤。葉は同じ丸葉ですが、ちょっと角張っています。




高野川の土手でツルボの群生を見ました。


1つひとつはとてもかわいい花です。





青い空に真綿を引き延ばしたような白い雲、秋の雲ですね。
関東の方でははやコガモがやって来たそうです。

9月の水辺

2015-09-10 14:57:48 | Weblog
降ったり止んだりのお天気もやっと晴れそうに思ったのに、
やっぱり曇り空です。
灰色の雲の間から朝日がちらっと顔を出しました。




台風がやっと通り過ぎていきました。
大きく被害を受けられたみなさまにお見舞い申し上げます。

水量もほどほどに増え、元気な流れの音を響かせています。
最近までいたカワアイサはどこへ行ったのでしょう。
セキレイが飛び交う程度でカモも少なめの鴨川。
冬鳥が待たれます。

思いがけずヒガンバナが咲き始め、驚きです。
お彼岸前後に咲いていたのに、この早さは何でしょう。


ユキヤナギを覆ったセンニンソウが綿帽子のようです。




ガガイモがボケに巻き付いていたために草刈りから免れて
たくさんの花を咲かせました。
実が面白い形をしているので楽しみです。


ニラも石垣を覆っています。かわいい花です。


いつの間にか大きくなったクルミらしき木。
やっと今年実をつけてわかったのはオニグルミでした。
2か所で数個の実をつけています。







サルスベリも鮮やかに咲いています。
これが散る頃にはぼつぼつ冬鳥にお目にかかれるでしょうか。









空き地の雑草

2015-09-05 15:06:22 | Weblog
家が取り壊され、長い間放置されていた空き地に
この夏いろいろの草が生えてきました。
メヒシバ、オヒシバ、エノキグサ、エノコログサ に イヌホオズキ・・・。
何か変わった草はないかと探してみました。

隅々に咲いているボタン色の鮮やかなマツバボタンはよく目立ちます。
壊された家の庭のが芽吹いたのか、と思っていたら、
花が一回り小さいヒメマツバボタンでした。




ある一画に見慣れない草が小さい黄色の花をつけています。



この花は午前中の少しの間だけしか開きません。
開いた時間を上手に見計らって撮らないと
チャンスを逃がしてしまいます。
キンゴジカ(金午時花)、読んで字のごとく午頃に咲く黄色の花です。
これは葉全体に鋸歯があるのでアメリカキンゴジカだと思います。
初めて見ました。


コミカンソウ。
実が熟したらミカンのような色になります。


ナガエコミカンソウ。
コミカンソウよりも小さい実を長い柄の先にまばらにつけます。
肉眼では分からないくらい小さい花です。
歩道を歩いていると、割れ目から枝をのばしているのを見ることがあります。


垣根に絡まっている青い実はアオツヅラフジ。
たいていは実が熟して黒くなる前にヒヨドリの餌になってしまいます。


街なかの片隅でもよく見て歩けば、思わぬ発見があります。
バス停のベンチの足元、歩道の割れ目、生け垣の根元等々。
姿勢よくまっすぐ前を向いて・・・ではなくて
ウロチョロ何かを探しながら歩くのも、また、楽しからずや です。