あれこれ散歩道

散歩道は鴨川のほとりです。
鳥、花、犬、人…、出会いはあれこれ、楽しい一日が始まります。

ちどりが “ちどり” を見つけた!

2019-03-21 16:01:30 | Weblog
「二条城に “ちどり” がいるの知ってる?」
「えっ、まさか!」
お城の近くにお住まいのMさんから聞かれて、
チドリと言えば、鴨川のチドリしか出て来ないわたしは
半信半疑のままでいました。

ある日、思い立って “ちどり” 探しに行って来ました。



水面に映る東南隅櫓を見てすぐ、東大手門です。



「さ、どこかな?」
Mさんがいたずらっぽく笑っています。
「この門のどこかにいるよ」

ずーっと近づいてみます。



「??・・・」



「あった〜」
思わず大きな声になり、
“ちどり” が飛んでいるのを見つけました。




大手門の右下の隅の飾り金具の中にひっそりと・・・。
でも、なぜか誇らしげに
「ここにいるよ」と言っているように見えます。

このちどりは当時の飾付け師の遊び心でしょうか。
ボランティアガイドのおじさんは
「ま、日光の眠り猫みたいなものかな」ですって。
二条城にお越しの節は、ぜひ確認してくださいね。





長徳寺のオカメザクラ

2019-03-16 15:31:29 | Weblog
今年も早々とオカメザクラの出番です。
この暖かさで5部咲きからあっという間に満開になりました。



一昨年までは枝を大きくのばし、見事でしたが、
昨年大きな幹が伐られ、さらに台風の被害にもあってみじめな姿。
でも、下の方の枝はきれいに咲いています。



その分、隣の木が大きくなってきました。





お寺の本堂を覆い隠すように咲いているオカメさんの横で、
左隅に小さいけれどもカンヒザクラが真っ赤な花をつけています。

下向きに咲いた八重桜です。

連日カメラマンで大賑わい。
サクラの開花を待ちこがれる人々にとって、
ソメイヨシノより一足先に咲くオカメさんは人気モノです。

鴨川の土手ではトサミズキが咲き、


モズが何かを狙っていました。






城南宮のしだれウメ

2019-03-11 11:26:47 | Weblog
春の香りが漂いはじめ、河原の緑も日に日に増えて、
華々しい季節の予告です。
じっとしていられなくなり、
城南宮を訪れました。

城南宮は
国家の安泰と都の守護を願って、創建されてから1200年、
「方除け(ほうよけ)の大社」として知られています。
明治の幕開けとなった「鳥羽・伏見の戦い」が始まったところで、
この参道から大砲が放たれたようです。





ここまで外国の観光客は来ないだろうと
タカをくくっていったら大違い。
東門をくぐって朱の大鳥居を通り過ぎたら
梅園への入園の長蛇の列。
狭い遊歩道はなかなか進みません。








すこし盛りが過ぎていて、
散った花びらの絨毯、



一郭にはフキノトウも花を咲かせていました。



ひと回り済んでやれ帰ろうというとき、
何か物足りない? 
そうだ、本殿に参拝していないわ。
ウメに気をとられて神様を忘れていた・・・。
また引き返します。



こちらは静かでした。


寄り道したり、レストランを探したりして
よくよく歩いたと万歩計を見れば 12,650 歩。
体調を崩して出不精になっていたのが、
やっと自分のペースに戻ったと、
自信を取り戻した一日でした。