葉陰

なかなか明けない梅雨。
時々通って巣立ちを心待ちにしていたアオバズクも
無事孵り、夏の鳥見はひとしきりついた。
さて今度のお目当ては？　

ということで、散歩の回数は減り、怠け癖がついた体の
唯一の楽しみは、
窓際に植えた緑のカーテン、ヘブンリーブルー。
どんどん枝は伸ばすがなかなか花をつけない。

まんべんなく陰を作ろうと、
この枝はこっち、向こうの枝はあっちへと
伸び始めた枝を好き勝手に曲げている、
これがわたしの日課です。

大雨のあと

昨日の雨で鴨川の中州の草は総倒れ。
あんなに伸びていたビロードモウズイカも、アレチマツヨイグサも
すっかりヨシの中に倒れ込んでしまいました。


こちらは御苑です。
大きな松の枝が折れて通路を塞いでいます。
見かけは元気な松でも、雨や風にはやられるのですね。

そんな中、
アオバズクの両親は巣の中のひなをしっかり見守りながら、
この風雨に堪えていました。
巣立ちはもうすぐです。

ビロードモウズイカ

またまた、ヘンな草を見つけました。
生い茂ったヨシや枯れたカラシナの中に
ひときわ飛び出た棒が１本。


よく見ると、先の方に黄色い花をつけています。
葉は１枚も見えません。何だこれは？？
調べてみたら「ビロードモウズイカ」という帰化植物。

歩いていると新しい発見があります。
ワクワクの瞬間がたまらないのです。

石仏

改装されてきれいになった寺町通。
車も少なく、凹凸のない快適な道は自転車走行にぴったりです。
鞍馬口通から下がると、左側は寺院の塀が続きます。
今出川通までお寺は何軒あるのでしょう。

１,２,３…と数えて７軒目、十念寺。
個性的な本堂の前に鎮座されている石仏に目を奪われてしまいました。
物憂げなやさしいお顔です。


いわれを知りたくて、帰ってから電話で伺ったところ、
息子さんを若くして亡くされ、その供養に彫られたとか。
親御さんの悲しみと、仏さまの慈愛が伝わってくるようです。
本当にいいお顔です。