あれこれ散歩道

散歩道は鴨川のほとりです。
鳥、花、犬、人…、出会いはあれこれ、楽しい一日が始まります。

木 あれこれ

2014-07-26 19:54:03 | Weblog
あつい、暑い! 耐えられないくらいの暑さ。
京都はとうとう最高温度が38.3℃になってしまいました。
早朝散歩に出たら、後は買い物にも行けず、部屋に引っ込んだまま。

雑事をこなす元気もなく、とりあえず
撮り貯めた木の花や実を並べてみました。


橋のたもとに大きなシンジュ(ニワウルシ)の木があって、

毎年たくさんの実をつけます。
冬には葉が落ち、殻を残した姿はまるで枯れ木のようになります。
春になると至る所に芽を出して
川端通の分離帯まで埋め尽くしてしまいます。
ちょっと厄介者の感じがします。


ヘクソカズラは、名前は悪いですが、
かわいい花をいっぱいつけて虫を呼んでるようです。


クサギ。これも名前がかわいそうなくらい。
でもにおいを嗅ぐと確かに臭いから仕方ありませんね。


アオギリの白い花。

アオギリの若い実。


この木は何でしょう?
葉の形から「アワブキ」かな?(全然自信なし)
どなたか教えてくださ~い。


最後はクリです。
いつの間にかこんなところにも生えて、
1mくらいの大きさなのに、もう実がついているのです。
秋が楽しみです。

鴨川の土手の草刈りがまた始まりました。
石垣にのさばっているクズや
どんどん大きくなっていくシンジュの若木を
早く刈り取ってもらいたいものです。







水辺の花 7月

2014-07-18 20:07:32 | Weblog
早朝の川辺は、もうクマゼミの大合唱が始まっています。
涼感が半減しますが、それは我慢して歩きます。

大きくなったカモはほっといて、水辺の草花を探しましょう。

年に何回かの草刈りで植生は毎年変わっていきます。
去年あったものがなくなったり、新たに出てきたものもありと
それらを探すのも、楽しみなものです。

今年の目玉はオニユリ。初めてのお目見えです。

2本が大きくなり、明日にでも咲くかと楽しみにしていたのに、
ある朝、手折られていました。悔しい思いです。


ヒオウギスイセンはあちこちでひっそりと咲いています。
鮮やかな朱色が目立ちます。


マツヨイグサはほとんど終わり、
今咲いているのはアレチマツヨイグサ。毎年増えていきます。


ヤブカンゾウ。
これも年々増えていますね。


メハジキはまだ小さいですが、
そのうちクズを押しのけて上へ上へと伸びていくでしょう。


モウズイカ。
刈られても刈られても、株を増やしています。

次回は木の花を見ていただきたいと思います。


天草の旅 4

2014-07-10 14:20:41 | Weblog
天草といえば、有名なのは天草四郎です。
天草四郎といえば島原の乱です。
この乱の激戦地が祗園橋なのです。
では「祗園橋」とは?



   本渡市街地の中心を流れる町山口川に架けられており、
   多脚式円弧型(正式には桁梁円弧型多脚柱付大石橋)という構造で、
   緩やかにアーチを描いており、この形式では日本最大という。

   寛永14年(1637)11月の天草・島原の乱で、
   天草四郎の率いる一揆勢と、富岡城番代三宅藤兵衛の唐津軍が
   激突した場所であり、両軍の戦死者により川は血に染まり、
   屍は山を築いたと伝えられている。

   天草の乱で激戦地となったところだが、当時はこの橋はなかった。
   橋が架かったのは乱から約200年後である。

今にも朽ちそうなこの橋の前に立つと、生々しい当時の情景が想像され、
思わず手を合わせたくなります。
16歳の美少年・天草四郎に合掌。

橋のたもとには石碑が建っています。




これで天草の下島をほぼ一周してきました。

崎津集落には「杉ようかん」というお菓子があります。手製のひなびた
看板に魅せられて訪ねてみると、昔からの普通の家の前にガラスのケー
スがぽつんと置かれています。全然お菓子屋さんらしくありません。
覗いてみたら品切れ。
未練がましく覗いていると、2人のおばあちゃんが申し訳なさそうに
「お茶でも飲んで行け」と言ってくれました。

その1つ手前の集落で、案内図にある「ハマユウの自生地」を探すもの
のカーナビに出るはずもなく、迷い込んでいると交番がありました。
裏には洗濯物がいっぱい干してあるので、多分お住まいを兼ねた村の駐
在さんなのでしょう。いくら村のことには詳しいとはいえ、「ハマユウ
の自生地」までは・・・。あちこちに電話をかけてやっと突き止めて、
道順を丁寧に教えてもらいました。
「石ころ道だから気をつけて!」「ありがとう!!」
で、ハマユウは? まだ1つも咲いていませんでした。残念。


余裕があれば地元の方のお話やら聞いてみたいところでしたが、
とても無理な行程、機会があれば再訪したいところです。






天草の旅 3

2014-07-07 15:19:49 | Weblog
イルカウォッチングを終えて車は西海岸を南下します。

昨夜はとれとれの海の幸を満喫し、
食べきれなかった鯛の釜飯をおにぎりにしてもらいました。
これが今日の昼食です。
大きなおにぎりが4個、あっという間に4人のお腹の中に入ってしまいました。
これが美味しかった!!

さらに南下して大江教会に寄ります。



東シナ海を望む丘の上に建つ、ロマネスク様式の教会です。
昭和8年(1933)にガルニエ神父と地元の信者が協力して建てたといわれています。
優美な白亜の外観で、館内にはきれいなステンドグラスがはめられています。

次は、崎津教会。



由緒ある教会で、落ちついた雰囲気の建物です。
そのいわれを説明板から引用させていただきます(抜粋)。
 崎津教会は、アルメイダ神父により永禄12年(1569)に建てられ、ここを中心に
 してキリスト教が天草に栄えました。しかしながら1638年の禁教令が天草に実施
 されてから、崎津では特に激しい迫害の嵐が吹き荒れました。信仰を禁じられた
 教徒たちは隠れキリシタンになり、ひそかに真夜中に集まって神を礼拝しお祈り
 を捧げていました。
 キリスト教徒を狩り出すための踏み絵も毎年行われました。
 明治5年(1872)信仰を公に行うことが出来る時代になると、この教会は建て直
 され、現在のゴチック風建築になりました。



この教会のある崎津集落は、小さな入り江にあります。



さらに南下して、南端の牛深市まで来ました。
曲線の美しいハイヤ大橋、車はほとんど通っていません。
なんだかモッタイナイくらい・・・。

最後は北上し、本渡に戻って「祗園橋」を見ました。

さてここでひと休み、また次回とさせていただきます。
ごきげんよう、さようなら。

天草の旅 2

2014-07-04 12:42:07 | Weblog
2日目のメインはイルカウォッチング。
天草の下島と島原半島の間にある海峡、早崎瀬戸には
ミナミバンドウイルカ約200頭が住み着いているそうです。
ここでのイルカウォッチングは大人気。

さっそく漁港に向かいます。
港近くには鯉のぼりではなく ”イルカのぼり” がはためいています。





ここでもくまモンの歓迎に会いました。



いよいよ乗船です。
遠くには観光船が見えます。



波の間にイルカの背びれが見え隠れ。
近づくにつれ、右にも左にもイルカの群れ。
いいチャンスを狙っていると、なかなか撮れず、
右往左往してやっと撮った中から数枚を見て下さい。





向こうにもこちらにもイルカがうじゃうじゃ。



赤ちゃんイルカも泳いでいます。





船のすぐ近くに寄って来て、くぐり抜けていきます。

イルカに出会えた嬉しいひとときでした。




天草の旅 1

2014-07-01 20:33:23 | Weblog
天草へ行きた~い。
とうとうその夢が叶いました。
2泊3日の旅です。

新幹線熊本駅からレンタカーでの出発。
前の席には息子夫婦、後の座席にジジババ2人。
右には広大な有明海の干潟。今ちょうど引き潮時なのでしょう。
ムツゴロウは? シギチは?
車の中から見えるはずがありません。かろうじてダイサギを見つけた・・・。

三角でちょっと休憩。くまモンが歓迎してくれました。



いよいよ天草五橋に入ります。
1つ、2つ、3つ、4つはあっという間に過ぎ、
5つ目の橋を渡る手前に、ハクセンシオマネキの生息地・永浦島に行ってみました。





やはり大きな干潟、でも1匹も見えません。なぜ?
看板の説明を見ると現われる時間があるようで、残念ながらその時間に外れていました。ガ~ン

その堤防でもくまモンは歓迎してくれました。
お花を頭につけて古タイヤに座り、お行儀よく「おいでなはりまっせ」。




この辺りは島々が点在し、”天草松島”といわれ、
その一画にあるホテルの部屋からの風景がすばらしいのです。
が、お目当ての夕日は天候が悪く見られませんでした。

形の美しさから”天草富士”といわれている「高杢島(たかもくじま)」は、
大昔に噴火した小火山で、まるでおにぎりを海に立てたよう。
写真では前にある島と重なっていますが、単独の島です。
ここに雲がかかって、傘雲のような面白い光景でした。


1時間ほどして

雲が湯気に変わって、
熱い熱いと言ってるように・・・見えないでしょうか?