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あれこれ散歩道

散歩道は鴨川のほとりです。
鳥、花、犬、人…、出会いはあれこれ、楽しい一日が始まります。

秋のはじまり

2018-08-25 11:56:27 | Weblog
今回のW台風は各地に大きな傷跡を残して去りました。
被害地の皆様にお見舞い申し上げます。

台風前の雲行き。
恐ろしいほどの速さで西へ西へと移動して行きます。


ほんのちょっとの間、西空に虹がかかりました。



8月というのに、河川敷の紅葉はもう始まっています。

日1日と紅い葉が増えるサクラ。

アオギリの実は色づき、



既に開き切った実もあります。

河原にはオギの白い穂が出始めました。



秋ですね。
冬鳥がやって来るにはまだ間があります。
それまでにまた、台風がやって来るかもしれません。
こちらはもうお断りですね。

大雲院 祗園閣

2018-08-19 12:45:49 | Weblog
東山の麓、八坂神社の南にあるこの建物は
あまり知られていませんが、特異な形をしていて、
いつも不思議な思いで眺めてはおりましたが、
中に入ることは出来ずにいました。
京の夏の旅の特別公開でやっと拝観してきました。

高台寺前の「ねねの道」を北に向かうと突き当たりが
大雲院(銅閣寺ともいわれている)。
この本堂の裏に聳えているのが「祗園閣(銅閣)」です。

総門を入ると本堂への道は緑がよく映え、
周辺の喧噪から一瞬の静寂にホッとします。


正面には本堂、この屋根の後ろに
祗園閣の塔が少し見えます。


係の方の説明を聞きながら
お堂の裏から祗園閣に入ります。


祗園閣(説明文から抜粋)
  この地は、元財閥大倉喜八郎の別荘で、昭和3年、祇園祭の
  壮観を常に披露したいと願って、山鉾をモチーフとして建て
  られたと言われている。
  1階正面に阿弥陀如来像が安置され、内部の壁面・天井は、
  中国の画家・葛新民の筆による敦煌の壁画の模写で一面に装
  飾されている。
  閣上からは360度周囲の眺望を楽しむことが出来る。

残念ながら撮影禁止のため、カメラをしまって中に入りました。
眺望は実に見事です。
東を向けば、東山全景、
北を向けば、近くに知恩院から大文字山、比叡山から北山、
西を向けば、市内全部、西山の麓まで、
南を向けば、八坂の塔から、霊山観音。はるか遠くにあべのハルカス。
山の稜線が青空のもと、くっきりと京都盆地を囲みます。




角度を変えて見た祗園閣。


塔の天辺には、創設者の名前からとった「鶴」が羽ばたいています。

本堂の横には、豊臣秀頼が北野神社に寄進した立派な鐘楼があり、
廃仏毀釈によって無用とされていたのを島津家が、藩士の菩提を弔
うためにここに寄進されたものといわれています。


本堂の裏には、織田信長・信忠親子の慰霊塔があり、さらに奥には
かの有名な石川五右衛門サンのお墓もあります。

それにしても、銅閣寺とは・・・。





  






 


お散歩ワンちゃん

2018-08-08 13:30:46 | Weblog
朝6時。木陰の散策は爽快です。


早朝は人ばかりでなく、ワンちゃんにとっても
過ごしやすく、友達ワンにも会える楽しいひととき。
今回はおなじみのワンちゃんをご紹介します。


ギンちゃん。
少し目が不自由になっても、よく覚えてくれていて、
近づけば、細くてかわいい尻尾を
思いっきり振って喜んでくれます。


ギンちゃんの友達、オタコちゃんと仲良く散歩です。


ココちゃんとリリちゃん。
かわいいお洋服を着て、嬉しそうに飛び回り、
愛嬌を振りまいて、かわいいのなんのって・・・。


そのお友達のシノちゃん。
真っ白いぬいぐるみのよう。


柴犬のコハルちゃん。
くるっと巻いた尻尾が3センチ短かったために
おじさんとこに来ることになったとか。
よかったね、幸せよね〜。




クララちゃん。
遠くからでも跳んで来て、
体を臥せって歓迎してくれます。
今、お母さんのご機嫌を伺ってるとこよ。


チアラちゃん。
飼い主さんの周りをぐるぐる回って・・・。
嬉しさを表現してるのかなあ。


ナナちゃん。
毛並みがきれいで、貴婦人(男の子かな?)タイプ。
小型犬にもやさしいのです。


散歩のたびにいろんなワンちゃんから元気をもらっています。
今日もこの異常な暑さを乗り切ろうと・・・。



番外。
橋の欄干にとまったトビ。
(ボクにもなんとか言ってよ)





比叡山延暦寺

2018-07-29 14:21:42 | Weblog
連日38度を超える猛暑の京都。
熱気渦巻く盆地の底を抜け出して、
琵琶湖岸の温泉に行って来ました。
美しい日の出を期待していましたが、
残念ながら曇り。

そのまままっすぐ帰るのは早すぎる。
では、比叡山を越えて帰ろうということになり、
坂本ケーブルに向かいます。
このケーブルは、全長2025mの日本一長いケーブル。
貸し切り状態のケーブルからは、琵琶湖が霞んで見えます。


降りてから根本中堂に向かう道は、ゆるい坂道。

そびえ立つ杉木立の中、右側は急な深い谷。
昔はここでよくミソサザイの声を聞いたものですが、
今はセミの声のみ。

やがて比叡山延暦寺の入り口に着きました。



根本中堂はこの標識の左奥にありますが、
今は改修中で、全く見えません。

が、中に入ることができ、
開祖最澄が創建し、自ら刻んだと言われる薬師如来像が安置され、
1200年灯り続ける「不滅の法灯」も拝観してきました。

さて、どうやって帰ろうか、もと来た道は面白くありません。
京都に向かうバス停に向かいます。

比叡山は鳥類繁殖地として古くから天然記念物に指定されており、
その石碑にも歴史が感じられます。


赤い鐘楼

大講堂

を通り過ぎて、バスターミナルに着いたのが12時。

バスの時間を聞いたら、何と「次は2時までありません」
え〜、ほんと? 2時間も待つの?と
ぶつぶつ言いながら、おそばを食べていると、
隣で、見知らぬおじさんが、
「よかったら、ワンコインでロープウェイの乗り場まで行ってあげよか」。
わ〜。嬉しい、何と親切なお申し出。
聞けば、近くで写真屋をなさっているとのこと。
お言葉に甘えて車に乗せていただきました。
「毎日ここまで通うて50年になる」と、
一般の車の通れない道をスイスイと通り抜け、
あっという間にロープウェイの乗り場まで。
お礼にワンコインを2倍はずんでお別れしました。
ありがとうございました、Nさま。

ロープウェイ、八瀬ケーブルと乗り継ぎ、
京都市北部を真下に見て八瀬に着きます。


八瀬では河原で子供たちが水遊び、
そう、もう夏休みなのですね。



延暦寺のご利益をいただいたような一日でした。



荒れる鴨川

2018-07-06 17:39:14 | Weblog
雨天続きの恐ろしい日々が続きます。
あちこちの警報でテレビはつけっ放し、
パソコンにはしょっちゅう高齢者への避難準備情報が入ってくる。
危険地域の方々には申し訳ないのですが、
それほど危機感はありません。

次々と変わる荒神橋の水位計の数字をテレビで眺めながら、
この目で確かめたくなって、
家人の反対を押し切って橋まで行ってきました。
この荒れた様子を見に。
近くの人や、わざわざ車でやって来てカメラを向ける人々。

橋の上から真下をのぞくと吸い込まれそうです。
大きな木が根こそぎ流れて行き、

ものすごい早さで小さな板も通り過ぎて行きます。

左岸の橋の下は増水して通行禁止。
真上から見た浸水した歩道です。


橋の上から北を望むと

今にも溢れそうです。

南側に回って水位計を見ると、220センチ。


高い堰の際は濁流が渦巻いて

ツバメがその上をスイスイと飛び、


河川敷では途方に暮れたカモの親子が哀れです。







頭の上を警戒中のヘリが回っています。
早く雨が上がってほしい。
被害が少なくて済むように・・・。

きれいな青空に爽快感を持ち、
いろいろな形の雲に驚いたりの
そんな空も、今日は恨めしく眺めています。






メタセコイア並木道

2018-06-25 17:37:08 | Weblog
梅雨とは思えないからっと晴れた日曜日、
かねてから行きたがっていた私を娘夫婦が誘ってくれました。
メタセコイア並木道。

車で1時間半、朽木でおそばを食べ、
アユ釣りでにぎわう安曇川と並行して走ります。
ネムの花が咲き、マタタビの半白の葉が風に揺れ、
新緑というよりも深緑の風景に
心癒されながらのドライブです。



この並木道は入り口の説明板にもあるように、
延長2.4km にわたり、メタセコイアが500本植えられた
マキノ高原へ続く県道です。
昭和56年にマキノ果樹生産組合が植えたのが始まりで、
その後地域の人々に慈しまれてここまで大きくなりました。
「新日本街路樹百景」にも選ばれています。


ここが入り口です。樹高35mにも及ぶ壮大さは見事です!

並木道の中央付近から見た西側と

東側の風景です。


通り抜ける車、ツーリングでやって来た一団、
カメラを向ける人、人、人・・・。
ツーリングのグループが
ハーレイの轟音を響かせて去ったときを狙って
センターラインから真正面の並木を撮りたかったのですが、
思うようにはいきませんでした。
車の合間を縫って命がけ?です。

小さなカメラでは木の天辺まではとれなくて残念でしたが、
木漏れ日も見事でした。
両側は果樹園で、南側はブドウ

北側はナシ?のようです。


駐車場の片隅にブタナが咲いていました。


売店のレジの方に聞くと
「冬の朝の雪景色が一番、感動して涙が出そうですよ」と。
では今度は冬に泊まりがけで来よう!!

いい一日でした。


スズメのひな

2018-06-23 11:57:10 | Weblog
サクラの老木の根元にかわいいひなを見つけました。
親の来るのを静かに待つ2羽のひな。


「おかあちゃん 遅いね。おなかすいたよ〜」


どこからともなくもう1羽がやってきて
餌をもって来たお母ちゃんにねだります。


「ぼくがもらったんだよ」
「わたしにもちょうだいな」


子供たちはあきらめが早いです。
「じゃ、君にあげよう」
餌をもらったひな、あげたひな。
やがてまた餌をもらえることがわかっているのです。
穏やかなスズメの家族、いいなあ〜。


カモのひなも見られず、かわり映えのない水辺ですが、
白川放水路のたまった土砂に
カモの足跡がのびています。

よちよち歩くカモさんを思ってしばらく眺めていました。


その少し上流の堰の段差で
オオサンショウオがいました。

尻尾をひらひらと揺らして、落ちてくる魚を待ち受けています。
体長は1メートルくらいはありそう。
歓迎されない雑種でしょうね。




路傍のアジサイ

2018-06-13 17:39:00 | Weblog
あちこちアジサイだらけ。
街路樹の根元、庭先の鉢植え、花屋さんのちょっとした空き地・・・と
100メートルほど歩いただけで、いろんなアジサイが見られました。
みんなよく手入れされてきれいな花を咲かせています。
これらを拝借しない手はありません。アップしてみましょう。

残念ながら種の名前は???






















きょうはアジサイ・オンパレードです。

堂本印象美術館

2018-06-07 21:08:15 | Weblog
入梅前の快晴の一日、堂本印象美術館を訪れました。
奇抜な模様で飾られた真っ白な建物。








この建物はバス停前にあり、知ってはいたものの
入ったことはありませんでした。
堂本印象といえば、日本のピカソぐらいに思っていたので
あまり関心がなかったのですが、
入館して既成観念が砕けました。

 近代日本画の巨匠 堂本印象(1891〜1975)は、生涯数多くの
 作品を遺したが、その作風は伝統的な日本画から抽象画に至るま
 で華麗な変遷を辿り、日本画壇に強烈な刺激を与え続けた。
                    (説明文より抜粋)

この建物は昭和41年に建てられ、内外装すべてが印象自身のデザイン
で彩られていますが、最近改装されてより鮮やかになっています。
撮影禁止なのでご紹介できませんが、洗練された日本画に感動、見入っ
てしまいました。


美術館の前は「きぬかけの道」と名づけられた観光道路で、
金閣寺から龍安寺、仁和寺を結ぶ路線です。
右側が印象美術館、左側が立命館大学の衣笠キャンパスです。

ここを出てから思い立って、泉屋博古館へ行ってきました。
住友財閥のコレクションがある美術館です。
近代美術の先駆け作家の展示があり、
中でも私のお気に入りは、富岡鉄斎の人物戯画と言いたくなるような
愉快な絵手紙風の巻物でした。
ここには東山を借景とした素敵な中庭があります。
居心地がよくて休憩室で長いことおしゃべりをしていたら
チャイムが鳴って閉館時間。
粘っていたのは私たちの他に2人だけ、あわてて外に出ました。




花いろいろ

2018-06-04 14:48:05 | Weblog
毎日最高温度を更新しながら5月も過ぎました。
梅雨を迎える前の川べりは・・・。
暑さに関係なく見事な花を咲かせています。
元気な花の数々です。

スモークツリーがほんわかと朝の空気を包んでいます。

これは白い方ですが、隣には赤みがかったのもあります。

モフモフのお花です。

チガヤの群落。

小さい時、「耳に巻いてスッポンポン・・・」と
唄いながらかじったもの、懐かしい草です。

満開のシモツケにクマバチがいました。
ムックリとした大きな体のわりには小さな羽です。


病院側の石垣に、今年もクリの花が咲きましたが、
木が小さいせいか、実がなっても青いうちに落ちてしまいます。





足元にはキキョウソウ(ダンダンギキョウ)。
今年は例年になくあちこちで見られ、
探して歩くのも楽しい花です。
花瓶にさしてもかわいくて、次々に花を咲かせてくれました。