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あれこれ散歩道

散歩道は鴨川のほとりです。
鳥、花、犬、人…、出会いはあれこれ、楽しい一日が始まります。

常林寺のハギ

2019-09-24 13:46:11 | Weblog
萩の寺として有名な常林寺。
出町柳の近くにあって、有名なハギの名所です。



1週間ほど前に見頃を迎え、にぎわっていましたが、
今は散りかけで、ススキの穂がハギの間から顔を出し、
風に揺られていました。


参道の両側を被いかぶさるようにして
赤と白のハギが咲き比べをしています。









花の時季が終わると、
枝は根元からばっさりと伐り取られ、
根元だけを残して静寂な冬を迎えます。
そしてまた、時季が来ればいっぱいの花を咲かせます。




高野川を歩く(続きです)

2019-09-20 16:50:11 | Weblog
前回は岸べりの方でしたが、今回は土手側の方の花です。
草刈り前の草茫々のおかげでいろんな花が見られました。
その一部です。


ツルボは終わりかけでみじめな姿です。


この土手はほとんどメカルガヤでおおわれ、
白い穂を出しかけています。


アキノノゲシが大きく伸び、
その先にある薄黄色の花が目立ちます。


ニラの花です。


垣根に絡み付いたヘクソカズラも、
名前に似合わず、可憐な花です。

こちらは鴨川。
いつの間にか、ヒガンバナが咲いていました。


木々の緑が黄ばみ始め、日一日と秋の深まりを感じます。

高野川を歩く

2019-09-17 15:25:12 | Weblog


ここは鴨川支流の高野川に架かる河合橋から見た高野川です。
向かって左は下鴨神社と住宅街、
右側は、桜並木の続く川端通です。
この橋にはコンクリートの隙間に生えて大きくなった
ド根性松がぐっと枝をのばしています。



まだ草刈りの行われていない右岸を歩きます。
草が伸び放題のおかげでいろいろな花を見ることが出来ました。

まず、キクイモ。
ぎっしり詰まってきれいです。


中州にはオギの白い穂が風に揺れて


ヤナギに絡み付いているクズが、
葉の間から赤紫色の花をのぞかせて


そのぎっしりつまったクズをかき分けて
シャクチリソバがのび、たくさんのつぼみをつけています。


センニンソウが歩道にまでのびて・・・、
きれいな花に思わず手が伸びそうですが、
かぶれを起こす有害物質を含んでいるよう。
危ない、危ない。さわっちゃダメです。




その中から顔を出しているのはコマツナギです。




まだ続きます。



秋の雲

2019-09-12 16:03:23 | Weblog
すっかり怠けてしまいました。もう2か月も・・・です。
昨日は激しい雷雨。
このカミナリさんに活を入れられてやっと動き出しました。

ゴロゴロの音が小さくなりかけた頃、
きれいな入道雲が北の空をゆっくりと移動して行きました。





雲間にさす光も美しく見えます。



明けて今朝、とびきり早起きをして川辺に出たら
ちょうど朝日が上がる頃。
東山が輝き始め、紫だちたる雲の厚くたなびきたる・・・



5時半ころ、その雲を押しのけて、やっと日が出ました。



気持ちのよい朝。やっぱり秋もあけぼのです。

そして午後、大空はすっかり秋の雲に変わって行きました。




シジミチョウがヨメナにとまって動こうともしません。
秋の風味を満喫しているのでしょうか。






雨上がり

2019-07-14 13:14:57 | Weblog


やっと雨が降りました。
北山は生気を取り戻して、雲の間にくっきりとひだを刻み、
木々も蘇リ、川の水も滔々と流れています。

草の水玉をはねるようにして川辺りを歩きます。
そうだ、雨上がりはオオサンショウウオが見られるはず。
少し赤みがかったのが2匹、
ふだんはこの草むらに潜んでいると聞いた。

そーっとのぞいてみたが、残念、
いたのは大きな鯉が2匹だけ、オオサンショウウオはいなかった。

岸辺の草は刈られたが、寄り州に生える草は刈られていない。
大きく伸びたオギがずっと続き、
そよと揺れる緑は美しい。


2.3日前、ウシガエルの鳴き声を聞いた。
お腹に響くような低音、グオー、グオー。
この草むらは格好の住処らしい。

カルガモ数羽が石垣に上って、キョロキョロしながら
こちらにやって来た。
翼が少し短め、ここで生まれた若鳥の兄弟のよう。






こちらから近づいたら、ゆっくりと川中へ飛び去った。
この人は何もくれないのかなあ〜。



7月 水辺の花

2019-07-07 11:26:09 | Weblog
振りもせず、照りもせずの今年の梅雨、
湿度が高くて不快指数は上がります。
予報は1週間ずーっと雲のマーク。ああ、お日様が欲しい!

梅雨空の荒神橋からの遠景です。
遠くの北山は半分雲に隠れ、
木々の緑とよく調和しています。


河川敷の草刈りは済みましたが、
石垣と川の中の草はぐんぐん伸びて、
鬱蒼とした岸辺の草むらに次々と咲き出した花。


キカラスウリ。これは毎年雄花ばかりなので
黄色い実は見られない。


ヤブカンゾウ。


ヒメヒオオギスイセン。
ヤブカンゾウと同じくうっそうとした草の中から
毎年健気に花が咲きます。




こちらは橋桁と道路脇の石垣の隙間に生えたナンキンハゼ。
去年は、きれいな葉を虫に丸裸にされ、
テイカカズラに巻き取られて散々な目に遭いました。
今年はしっかり実がつきますように・・・。

石垣に茸が生えてきました。



翌日見たら、もうこんなに開いて、
次の日見たら、あとかたもなし。
この茸、名前は何でしょう。

ナツツバキ

2019-06-22 13:39:59 | Weblog
朝5時40分。早起きしたつもりでも川べりに出れば
お日様はとっくに上がって雲の中。
雲塊の中に潜んで陽光を四方に放ち、
今にも “おはよう” と顔を出しそう。
きれい!と思って見とれていては、
眩しさと暑さで、歩く気がそがれてしまいそう。
さあ、頑張ってひと回りして来よう。


マンションの塀際に植えられているナツツバキの
白い清楚な花が咲き出した。








妙心寺のある塔頭寺院は、ちょうど今公開中で、
お目当てのナツツバキが見事。
苔庭に落ちた花とあわせて観光客が絶えないようだ。

こちらのナツツバキも当然落ちているのだが、
落ちるところには苔がない、枯れ葉ばかり。
悲しいかな 誰も見てくれない。


タイサンボク

2019-06-12 16:13:14 | Weblog
今年もまたタイサンボクがきれいに咲きました。
花の数は少ないけれど、
濃い緑の葉っぱに白い大きな花はよく目立ちます。


ちょうどこれくらいが一番いいですね。
近づくといい香りが漂ってきます。

一日経ったら ↓ もう開いてしまいました。

それだけにチャンスを狙おうと思えば、
うかうか出来ません。
今年もいいのが撮れたと自己満足です。


今回も白い花ばかり。
シロヤマブキ


ヤマボウシ



ひらひらと舞う蝶を追いましたが・・・
ピンぼけばかり。


暑い中でも風があって涼しいひとときを過ごせます。

梅雨に入るのも、もうすぐ。
じめじめをうっとおしいと思うか、
つややかに輝く緑を美しいと見るか、
さて、どっちでしょう?



カルガモの親子

2019-05-30 17:01:50 | Weblog
生れて間もない僕たちカルガモの兄弟。
かあさんの仕草を見よう見真似で
餌をとったり、泳いだり・・・。
楽しい日を過ごしていたのに、




突然、今朝になって堰の下へ連れて行かれ、
そこで、かあさんは堰の上に飛び上がってしまった。
「あれ〜、ぼくたちどうしたらええの?」
「さあ、かあさんの後についておいで」


「思い切って飛んでごらん」
「こわいよ〜」


なかなか飛び上がらないので、
かあさんは行ったり来たり。
時々は下に降りて、飛んでみせてくれるけど、
やっぱり、ぼくたちはまだこわいのだ。


こういうことを何日も繰り返して
ぼくたちは、生きることのむつかしさをおぼえるんだね。
 “鯉の滝のぼり” ならぬ ”鴨の堰のぼり” というわけです。

日に日に大きくなる雛たち、
明日あたりは成功して新しい住処に移るでしょう。


こちらはカラスの親子。
赤い口の中を見せて、餌をねだっています。




餌を探す親のあとについて
じっと待つ雛、自分で採餌出来るのはもう少し先のようです。





岸辺の花 2

2019-05-25 14:10:27 | Weblog
5月というのに真夏日が続きます。
体がついて行けず、頭も体もぼんやりしたまま、
7月8月になったらどうなるのでしょう?
午前5時前に日の出、この頃歩けば気分爽快でしょうが、
頑張って起きても6時。
日差しは徐々に強くなって、
散歩はまぶしい朝の光を避けながら、木陰を歩きます。

少しサボってる間に、
お目当ての白い花が満開になっていました。
イボタノキです。




もう少し歩けば、テニスコートのフェンスに
セイヨウイボタ(プリベット)があります。



遠くから見ると、イボタノキとの違いは
ほとんどわかりませんが、
花のめしべが2本突き出ているのがセイヨウイボタです。

テイカカズラも花はそろそろ終わりに近づいてきました。





水辺は渡りのカモがいなくなり、シギ・チドリの世界です。

キアシシギが鴨川の常連さんになり、


コチドリやイカルチドリが飛び回っています。
これはコチドリです。



土手はヘラオオバコとハルガヤがよく目立ちます。
アカツメクサにシロツメクサ、
その中にぽつんとブタナが3輪咲いています。
これらはやがて、草刈りおじさんに丸坊主にされて
見た目はきれいだけれど、面白味がなくなる土手になるのです。