朝日廃刊を目指す：Ｂ型平次捕物控 ＜中国・理財商品のデフォルト＞

　八五郎（Ｈ）：親分、て、て～変だ～。　中国の理財商品（シャドウバンキング）がデフォルトすると言われて、大騒ぎしていやすぜ～！

　銭形平次（Ｚ)：八、待ちやがれ、慌てるんじゃあねえ…。　１月下旬には、山西省の最短会社に投資していた理財商品が期日の直前に、当局の意向を受けたとされる「第三者の投資家。」が理財商品を買い取り、元本が返済されてデフォルトを回避しているぜい…。

　Ｈ：へい、でやすが、３月１３日に李克強首相は北京で記者会見をして「理財商品のデフォルトが、個別に起きる状況は避けられない…。」と、今までのデフォルトの発生を防いできた姿勢を転換したことを認めているんでやすよ…！？

　Ｚ：え～つ、何を言ってやがる…！？　中国の影の銀行（シャドーバンキング）は総額が三十兆元（約５００兆円）規模と云われており、リーマン・ショックの原因となったサブプライムローンが１．３兆ドル（約１３０兆円）であるのと比べたら、えらいことになるぜ～。

　おまけに、このところのロシアのクリミヤ半島併合問題もあり、ウクライナのデフォルトも言われているなど、にわかに天下の形勢が大荒れになって、「リスク・オフ。」から『円高』にでも振れたら目も当てられないことになるぞ…。

　Ｚ：う～ん。　理財商品や社債市場のデフォルト（支払い停止）が起こると、中国民衆が返済を求める取り付け暴動となり、社会騒乱に発展しかねやせんぜい…！？　

　先頃の「かわら版。」で、今月第1週に「持ち株は、総売り…。」と云っていたそうですが、親分、てえことになるてえと、世界の株式市場や日本経済の先行きとかはどうなるんでやすかいなあ…！？？