A「池上彰さんが言うように、欧米経済の衰退があり、次の経済覇権国として目されていた中国経済は、停滞と云うことになる訳ですね。」
T「そうなのです。
そして、『覇権は常に、強力なライバル(中国)ではなく控えめな、2番手国家(日本)に移る』という法則と表裏一体をなすもう一つの法則は、2番手国家が覇権国になり上がるのは、誰一人そんな展開が予想できないほど二番手国家が『自信喪失状態』に陥り、内向的、内省的になっている時だという法則があるというのですよ。」
A「そういえば、そうですね。
欧米のメディアは、日本は、『低賃金で成り上がったのだから、やがて新たな低賃金国(中国)の台頭によって衰退する(して欲しい)』という<反日バイアス>があり、『新興衰退国(New Declining Country)・日本』と『日本パッシング』や『日本ナッシング』論を、報じています。
知的エリートの田原総一郎さんの『日本駄目だ論』の記事を先日も友人がメ-ルしてくれました。」
T「日本は、政治家のリーダーシップも弱く、経済も20年間にわたってほぼゼロ成長であり、GDPも中国に抜かれるなど、『停滞』と『閉塞』の『失われた20年』と言われていますよ。
なぜ、『世界経済の覇権は、自信を喪失した2番手国家に転げこむのか?』 なぜ、『欧米諸国メディアは、<反日バイアス>を持つのか?』については、Aさんのレポートに述べていましたね。
それにしても、今日の自虐的なほどに、自己評価の低下した2番手国家・日本に<好むと好まざるにかかわらず>、世界の経済覇権が転がり込むという『歴史の鉄則』は、どうも間違いなさそうですね。」
A「うーむ。 しかし、知らない人が聞いたら、何の事だか分からず、『それが、何だと言うのでしょうか?』と言われると思いますよ。
けれども、今回の経済覇権国(この言葉が嫌なら世界の『日本化』)への転換は、150~200年は続くことになると云うのですね。
言うなれば、『日本の常識は、世界の非常識』と言われていたものが、『日本の常識が、世界の常識』となるということですね。
T「ははは。 苦情が殺到しそうですね。 レポートを沢山書くことになりそうですが、楽しみにしていますから頑張ってください。」
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