脳腫瘍の夫と共に

2010年4月グリオーマと診断された夫との手探りの日々…

2015-12-07 21:25:23 | 私の思い 3
2日の早朝、
泣きながら目覚めた。
記憶する限りでは
たぶん・・・6度目の夢


今日まで
そのことをここに書けなかったのは
夢の中の自分に腹を立てていたから・・・
夢が潜在意識の表れなら
わたしは
なんという妻なのだろうと・・・




夢の中で
娘と一緒に
家族三人で出かけていた。
知らない場所で
突然、夫がいなくなった。
わたしは必死で夫を探したがみつからなった。
探して
探して
何日かたったとき
夫から携帯に電話があった。
電話口で
わたしは
なぜ
わたしたちを知らないところに残していなくなったのか、と
泣きながら夫を責めた。



そこで夢が覚めた。


夫の声は聞こえないままだった。


なぜ
あのとき
夫を責めたのか。
責めないで
どんな事情があったのかを
冷静に
穏やかに尋ねていたら
夫の声が聞けたかもしれないのに。
私たちを残して
突然いなくなるなんて
よほどの事情があったのだろうに。



夫の声に耳を傾けようとしないで
自分の想いを優先させたのは
夫の闘病中となにひとつ変わっていない。
わたしは
なんという妻なのだろう。


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