脳腫瘍の夫と共に

2010年4月グリオーマと診断された夫との手探りの日々…

後悔

2013-03-02 21:11:19 | 日記 3
冬から春へと移るこの季節。
私にはつらい季節だ。

3年前、娘の手術を控え、不安な思いで過ごしていた時期。
夫の変調に気付きながら、何もできなかった。
なぜ、あのとき、娘の入院より夫の受診を優先させなかったのか、
切り裂かれるような痛みと共に繰り返し思う。

2年前、再発して、
どんどんすすんでいく病状になすすべもなかった日々。
3月8日に名古屋の病院に入院し、
あの大震災の日にはまだ、
病状が絶望的であることを知らされていなかった。
治療をすれば、少なくとも現状維持はできるのではないかと
かすかな希望を持とうとしていた時期だった。

名古屋のドクターも
最後に入院した地元のドクターも
発病当時、娘の手術のために
夫の受診が後回しになったことについて
たとえ早い時期に受診していたとしても
結果はそんなに変わらなかっただろう、と言われた。
グレード4の予後は
どんな治療をしたとしても
そんなに変わらないというのが共通するご意見だった。

でも、
それでも、
あのとき、もっと早く病院に行っていたら・・・と
繰り返し、激しい後悔におそわれるのだ。

どんなに悔やんでも、二度と戻れない時間。



さて・・・



高いところが大好きなおちびさん。
エアコンの上までも登る。
今日も元気いっぱい。




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