脳腫瘍の夫と共に

2010年4月グリオーマと診断された夫との手探りの日々…

大掃除

2018-12-23 20:37:04 | 日記 2
何年振りかで
大掃除の真似ごとをした
夫がいなくなってからは
ほんとうに手抜きでしか
できなくなってしまった
加えて
今年は
膝が痛くて
しゃがむことができないから
手が届くところだけ・・・

書類を整理していて
夫がデイサービスに通っていた時の記録を読んだ
家では
錯語が激しくて
思うように話せなかったのに
デイサービスでは
他の利用者さんに気を使い
職員さんにも
「ありがとう」「申し訳ない」などの言葉を
連発していたらしい
夫があのころどんな気持ちで生活し
どんな想いで自分の状態を受け入れていたのかと思う
ひとことも「つらい」とか「苦しい」とか言わなかった
夫の本当の気持ちを想い涙があふれる
わたしを困らせないように
きっと本当の気持ちは胸の奥にしまいこんでいたのだ・・・

結局
デイサービスの記録と
カルテ開示してもらった最初の手術の時の看護記録は
また
たいせつに袋に入れて
書棚に戻した
夫が精一杯生きた記録を遺しておきたい
いまも
夫と過ごした
たいせつな日々の記憶に支えられている

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