脳腫瘍の夫と共に

2010年4月グリオーマと診断された夫との手探りの日々…

無題

2015-08-09 20:38:57 | 私の思い 3
今日は姪の子どもの告別式だった。

8月4日に生まれ、8月6日、わずか39時間足らずのいのちだった。

重い先天異常があり
無事に生まれるかどうかさえ危ぶまれる状況だったが
姪夫婦は「自然のままに」ということを選び
自然分娩で出産した。
その後も母児同室を希望し
酸素吸入をしながらも
おむつ交換、沐浴、授乳(器具を使ってだが)もすることができた。
すべては
すべてを「選択」させてくださり
2人の意向を尊重してくださった病院のおかげだ。
その後も
母親である姪が退院できる状態になるまで
「母児同室」で過ごさせていただいた。


別れはとてもつらい。
炉の扉が閉まる瞬間
姪は「いやだ~」と叫び泣いた。
すがりつく夫がいることが
わたしにはとてもうらやましく思えた。
わたしも
あんなふうに
こころのさけびをあげることができれば・・・とうらやましかった。


ひとは
なんのためにうまれ
なんのために
どこにいくのだろうか



いまも
わたしにはわからない