脳腫瘍の夫と共に

2010年4月グリオーマと診断された夫との手探りの日々…

前に・・・・

2013-06-29 21:12:41 | 日記 3
さまざまなことが重なり、
冷静な思考も
エネルギーも
すべてなくして
ただ、ただ、
呼吸をしていただけの
10日余りでした。

いのちは何よりも尊いと
身に沁みてわかっているから
自らいのちを絶つことはできませんでした。

それでも、
目の前の現実に立ち向かう
気力もエネルギーもありませんでした。

ただ、
今日、
どうしてもお会いしたい方があって
とりあえず
それだけを目標に生きてきました。


その方が
隣県においでになると知ったのは
半月ほど前のことでした。
その方は
夫の闘病中
ブログで
たくさんの励ましを下さった方です。
その方ご自身も同じ病気で
今も
ブログを通して
たくさんのメッセージを発信しておられます。

「共に生きる社会フォーラム」と題された今日の集まりでお会いしたその方は
ライブ映像で拝見するより
はるかにお若くて(ごめんなさい)、
想像どおりの
優しさと力にみちあふれた方でした!
どうしてもお会いしたかった奥様もご一緒で、
お二人の笑顔がとてもステキでした。



折しも、
今朝、
息子のことで
以前からご相談していた先生から
メールをいただきました。

以前、
生きにくい障がいをもつ息子の回りに
一人でも多くの理解者にいていただきたいと願って
集まって頂いた方たちで
また集まりませんか、とのお言葉をいただきました。

私は
たまたま
アスペルガーという
生きにくい障がいをもつ息子の親となりました。
それは
私自身が
親となるための
茨の道のりでした。
でも、
その道を歩み始めた以上、
後戻りはできないのだと
今日、
思い知らされました。



前に進むしかないのです。
前に進まなければ
息子を見捨てることになる。


今は
これ以上の詳細を語ることはできません。


でも、
今日は
先生とご夫妻から
前に進まなければいけないと
力をいただきました。
そして、
その帰り道に
8月末に
私の今までの取り組みを先生方の集まりで話してほしいとのオファーを別の先生から受けました。




私は
夫の意思を引き継いで
生きていきたいと今も願っています。
それだけが
今の私の願いです。






八重咲きの朝顔が毎日たくさん咲いています。

正面から見ると朝顔ですが
見る角度が変わると
まったく別の花のようです!







息子のことも
見る角度が変われば
違うアプローチの方法が見つかるのでしょうか?