人生いろは坂

人生は山あり谷あり、そんなしんどい人生だから面白い。あの坂を登りきったら新しい景色が見えてくる。

戦争

2009-01-14 11:27:20 | Weblog
 ここのところ裏日本や山間部では大雪だと言うのに、瀬戸内海に
面した我が町は穏やかな日々が続いている。乾燥が激しく雨不足なのが
気になるところだが、冬だから農作物にさしたる影響はなさそうである。

 さて、庭のロウバイの花が咲き始めた。この木は友人から3年ほど
前に貰ったものだ。昨年の夏はイラガの幼虫に葉が食べられてしまい
さんざんであったが、何事もなかったかのようにたくさん蕾を付けて
いる。

 これからは果樹の剪定を始める。本数が多いので大変な作業だが、
冬の作業としては欠かせない。これから柑橘類の剪定が終わる3月頃
まで続くことになる。果樹畑では枇杷の花が咲いている。目立たない
小さな白い花だが香りは良い。柑橘類は生長がよく、毎年のように
切り戻しをしているのだが、瞬く間に枝を伸ばしてしまう。

 冬野菜は買う必要がないくらい出来ている。必要なのはサラダにする
季節はずれの野菜とキノコやモヤシであろうか。大根、葱、ブロッコリー、
白菜、キャベツと毎日順番に食べている。冬野菜はいずれも甘い。特に
冬の大根は太くて甘い。白菜は芯が黄色のものを植えている。味が良い
代わりに虫が付きやすい。

 この冬からは化学肥料を使わないことにして、最低限の肥料として
油粕と米ぬかを使っている。EMボカシを入れてみたのだが、効果は
如何であろうか。キャベツは少し小ぶりであるが、ブロッコリーには
影響なさそうである。巨大なブロッコリーが出来ている。

 我が家の果樹は寒肥として油粕だけを撒いていたが、今年からは
無肥料栽培にしてみようと考えている。果たして実は大きくなるので
あろうか。


 止むことのない戦いは今日も世界中のどこかで続いている。今は
パレスチナ半島のガザ地区での戦闘が激化している。イスラエル軍は
地上と空からの執拗な攻撃を続けている。

 戦争とは無関係の多くの民間人に犠牲者が出ているようだ。戦争は
どんな理由があろうとも絶対にしてはならない。何故かというと戦争
状態に入ってしまうと人間の思考を狂わせてしまうからだ。

 イスラエル軍は白リン爆弾という恐ろしい爆弾を使っているらしい。
この爆弾は爆発だけでなく、体に付着して皮膚や皮膚の下の組織まで
焼き尽くすと言われている。非常に非人道的な爆弾だ。

 ハマスにもイスラエルにも言い分はあるだろう。しかし、戦争は
憎しみを増やすばかりで解決策にはならない。場合によっては双方に
大きな犠牲を強いることになる。先の第二次世界大戦がそうであった。

 政府はソマリア沖の海賊対策に自衛隊を派遣しようかという言って
いる。果たして自衛隊を派遣することだけが解決の道なのだろうか。
彼らが海賊となった背景は何か。地域紛争の背景には宗教的な対立の
他に資源の問題や貧困の問題がある。特にアフリカ諸国では貧困の
問題と就学率の低さが戦争の遠因となっている。

 もっと南北間の経済格差を縮小し、彼らの自立の道を模索する必要
がある。そのためには武器援助でなく教育の援助が必要だと思う。
今までにも何度かブログやホームページに書いてきたが、単なる経済
援助では、その国を自立させることは出来ない。

 その国の将来を担う子供達に教育を受けさせ、身につけた知識で
自分たちの国を作っていく以外に解決の道はない。そのための経済
援助であれば大いに賛成である。急がば回れである。

 とうとう、ゴリ押しで補正予算を通してしまった。あれほど国民は
反対だと言っているのに、政治家達は何を考えているのだろう。内閣
の支持率が20パーセントを割ったと報じられている。当然だろう。

 2兆円という金を国民にばらまくだけが経済対策であろうか。2兆円
と言うお金の有効な使い道はないのか。今は穂を刈る時期ではなく稲を
育てる時期ではないかと思うのである。大量の失業者に次のステップの
準備をして貰う、そんな事に使うべき金ではないだろうか。

 貰ったとして、使うか使わないか分からないようなわずかばかりの
金を配って本当に景気が良くなると考えているのだろうか。自民党や
公明党の議員に、あなた達の目はどこを向いているのかと問いたい。
もはや、この国の与党は完全に常識を失っているとしか思えない。

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