人生いろは坂

人生は山あり谷あり、そんなしんどい人生だから面白い。あの坂を登りきったら新しい景色が見えてくる。

倉敷市長選を闘う

2008-03-21 21:44:30 | Weblog
 人の世の喧噪さとは関係なく、自然はごく普通に規則正しく時を
刻んでいる。3月21日、一昨日までの大雨は嘘のようであり、今日は
見事なまでの快晴である。
 空には雲雀が鳴きながら長閑に飛んでいる。雲雀の営みも、また
自然の営みそのものである。春になれば卵を産み子を育てる。雲雀と
いう種が、この世に誕生したときからの変わらぬ営みである。
 そうした変わらぬ営みこそ自然そのものではあるまいか。人は何故、
こうも変化を求めようとするのであろうか。自然と共に生き死んでいく
ことこそ一番自然なありようだと思うのだが。

 3月17日の夜に倉敷市の七名の市議で構成する「青空市民クラブ」
のマニフェストに関する公聴会があった。マニフェストとは、この組織
の選挙公約のようなものだろうか。
 市議会議員が組織する派閥には色々あるのだろうが、昔は政党を
中心とするものが多かった。自由民主党のように議員数が多い組織では、
幾つかに分かれていたようだ。分かれ方の多くは有力国会議員に繋がる
ものであったようである。
 しかし、青空市民クラブの場合、旧日本社会党の党員だった議員が
中心で発足したようだが、今は保守も革新もない集まりである。本来
的に地方議会では保守も革新もないのが普通である。そういう意味で
「青空市民クラブ」の場合、先進的な組織と言うべきではないだろうか。
 この組織には私の知人も幾人か所属している。その一人がK君である。
K君は28歳という若さで市議会議員に当選して以来、最古参に次ぐ
当選実績を持っている。
 そもそも市会議員レベルでマニフェストまで掲げて議員活動をして
いこうと言うこと自体、珍しい事であり画期的な事だと言って良い。
マニフェストの中身はともかく、革新的な試みに敬意を表したい。
今回は前市議会議長が市長候補となったこともあり、青空市民クラブ
のH氏が議長になった。古参議員のK君とH議長との二人三脚で更に
強固で信頼ある組織にして貰いたい。

 ところで4月27日は倉敷市長選の投票日である。現職を含め三人が
立候補を表明をしている。今、地方財政は非常に逼迫している。ご多分
に漏れず倉敷市も財政赤字を抱えている。他の地方自治体と異なり水島
コンビナートという大企業群が背景にありながら、財政的に苦しいと
言うことが私には良く理解できない。過去の放漫経営が原因なので
あろうか、それとも他に何か原因があるのであろうか。
 今、地方自治体に求められているのは旧来の自治体運営ではなく、
斬新な考えを導入しての自治体のあり方の模索であろう。そのためには、
旧来の慣行慣例にとらわれない首長を選ぶことが肝要である。それで
成功しているのが東国原知事を選んだ宮崎県ではないだろうか。
 今は新しい感覚を持った首長を選任し、新しい感覚での自治体経営
が必要である。

 倉敷市は総務省(旧郵政省)出身の伊東香織(かおり)さんという、
一地方自治体としては得難い逸材を得て選挙戦を闘っている。伊東さん
は倉敷市の収入役を三年間も経験したことのある人で、市の財政にも
大変明るい人である。
 総務省在職中は、当時、国連難民高等弁務官だった緒方貞子さんと
コソボ難民支援にも参加したこともある人だ。三年前の台風の時、
瀬戸内海沿岸一帯は高潮の被害を受けた。その際、難民支援の経験が
大変役に立ったと話しておられた。女性ながらどんな困難にも立ち
向かっていける人である。
 お父上のご先祖の出身地が、倉敷市と合併した真備町であるという
のも何かの縁であろう。真備町には岡田藩という藩があり、ここの
お殿様が伊東氏であった。今も祖先ゆかりの記念碑が残されている。
家系もサラブレッドである。
 何よりも伊東さんが倉敷を愛しているというのもうれしい事である。
児島繊維祭などに出向きアウトレット商品のジーパンなどを買って
いくという庶民派の人でもある。
 ちなみに彼女の生まれ月が私と同じ5月で牡牛座であり、血液型が
O型であるというのも、少なからぬ縁を感じるのである。新生倉敷市
実現のため、ぜひとも選挙戦を勝ち抜いて新しい市長になって欲しい
と願っている。
 彼女の気さくな人柄に惹かれて多くの女性や市民が手弁当でボラン
ティア活動を行っている。また、この人の強力なバックアップを行って
いるのが青空市民クラブであり、K君や新議長のH氏などである。

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