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575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

てのひらにひんやりかろきあまがえる  能登

2019年05月26日 | Weblog

儚げな小さな生命のいとおしさ。
すべてひらがなとした文字面と調べが美しい。
万葉集のような雰囲気を持つ嫋やかな一句。

殿さまの評に加えることはありません。
一語一語、声に出して読んで楽しんでいます。

  てのひらにひんやりかろしあまがえる

と、切れを入れてもいいのか?舌頭に千転。
答えはおのずからでるのでしょうか・・・(遅足)
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作者の判断では...。 (殿)
2019-05-26 16:57:06
「てのひらに ひんやりかろき あまがえる」上五と中七が下五の説明になっています「てのひらに ひんやりかろし あまがえる」とすれば繋がりは切れますが調べに違和感を感じます。どちらにされても素晴らしい句。是非ではなく作者の判断と考えます。 

ところで遅足氏の「千舌に千転」。曽良によると芭蕉は句を詠みかえし推敲を重ねたとか。芭蕉はもうひとつ作句の心得を伝えています。それが「屏風の画」ざっくり言うと字面の美。漢字は象形文字。本来は絵です。ずらりと並べ釣り合いがとれてないとよろしくない。さらに漢字は一文字でも意味を持ちます。便利。しかしこれがやっかい。やがて「ひらがな」が生まれます。この「ひらがな」により日本語は自由な表現の翼を得たといっても過言ではないでしょう。さて1,000年たったいまのお役所。いまだ漢字の羅列が多く堅苦しい印象。お役所仕事です。時間がかかるのかもしれません。ところで面白いゲームをご紹介。興味のある方はお試しください「東京特許 許可局長 今日 急遽 休暇許可 拒否」
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