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575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

手のひらの透けて色なき風の過ぐ  郁子

2019年09月30日 | Weblog

手のひら。どんな時に人はじっと見るのでしょう?

  働けど働けどなお我暮らし楽にならざり じっと手を見る

啄木の歌にあるように未来が閉ざされたと感ずる時でしょうか。

この句はちょっと違っているように感じます。
不思議な句です。

 じっと見つめていた手のひらが透けていく。
 秋風が吹き抜けていく・・・

肉体の存在感が不確かになっていく・・・そんな浮遊感。
秋風だけがかんじられる。
たましいの世界。
作者の感じたのは、ちょっとあぶない世界かも知れません。(遅足)
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