575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

神様の宿るお掃除の本   麗

2013年12月08日 | Weblog
そろそろ大掃除が気になる時期です。あれもしなきゃこれも片づけなきゃと毎年あせって正直12月は主婦にとっては憂鬱な月です。
以前こんな俳句を作っていました。

加速度にからめとられて年の暮れ

年の瀬の気ぜわしさに加速度がついて身動きとれなくなってしまう。そんな気持ちを読んでみました。どこかであきらめてしまいたいのにそんな時に限ってほこりが目立ってくる。

ひときわにほこりが目立つ冬日和

これではいけない。俳句なんて作っている場合ではないとお掃除に弾みをつけなけばと思いある本を買いました。
きさいちとしこ、久保田ひろみち監修の「神様がやどるお掃除の本」。よく新年は年神さまをお迎えするといいますよね。うちにも神様来て欲しいです。

この本によると部屋には五つの不浄(つまり清潔でないこと)があるそうです。汚れはけがれ、悪臭はよどみ、ほこりは病原、カビはばい菌、湿気は腐敗ということでこの五大不浄を掃除で清めることで神さまをお迎えする準備ができるということです。
神様はお玄関から入っていらっしゃるのでお玄関はできるだけ清々しく風通しをよくしてよどみを消すことが大事だそうです。まずドアノブ。ここをぴかぴかにします。続いて靴箱の掃除、消臭、たたきはぬれたキッチンペーパーで拭き掃除をするといいそうです。
このように部屋毎の掃除の仕方が書いてありトイレ・洋室・和室・キッチンお風呂といったぐあいにお掃除の仕方が載っています。そしてお掃除をすることで家を守ってくれる神様が紹介されています。トイレにはそれはそれはきれいな神様がいるんやてという歌がはやりましたがたとえばトイレには「はにやすびこのかみ」「はにやすびべのかみ」という兄弟の神様がいるそうです。土の神さまとして田畑も守ってくれるそうです。
もうこれを読んだだけで神様をお呼びたい、早くお掃除をしたい気分になってしまうのですがあくまでもこれからが本番です。不要品の処分にはじまって年末までの14日間のスケジュールが載っていますのでこの本通りに進めれば大晦日までにきっとお家はぴかぴかになることでしょう。
コツはあくまでも神様をおもてなしするという気持ちです。
「神様がやどるお掃除の本」ご紹介しましたがまた一冊本が増えてしまってうちの本棚はもういっぱいです。最後にもう一句。
「断捨離もできないいままに年くるる」お粗末さまでした。
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