575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

12月句会の最終結果です。    遅足

2017年12月24日 | Weblog
あたらしく会場となったYWCAの会議室はこじんまりした部屋。
お話も遠くなくて良い感じでした。
ちょっと高いのが難点ですが、私は気に入りました。
麗子さん、会場係ご苦労様です。  
今年最後の句会。こんな結果となりました。  


題詠「茶の花」

①陽を溜めてまんまる蕾お茶の花(能登)智恵・すみ・佐保子・麗子
②茶の花や国際結婚したと言う(麗子)遅足
③茶の花や母お出かけの薄化粧(亜子)等・能登・すみ・狗子・静荷・郁子
④茶の花や土に香りを残しけり(立雄)遅足
⑤人絶えて里の茶の垣花の咲く(静荷)智恵・等・結宇・佐保子・晴代・立雄
⑥茶の花はふるさとの花まるき花(佐保子)晴代・郁子
⑦茶の花や笑みにほのかな蜜の味(遅足)智恵・狗子・立雄
⑧茶の花や喪中の葉書二通あり(晴代)能登・狗子
⑨落しもの結ぶ垣根にお茶の花(郁子)等・能登・すみ・佐保子・亜子・晴代・麗子
⑩茶の花や静々進む綿帽子(すみ)結宇・亜子・静荷・郁子・立雄
⑪富士は雲に茶の花は飛ぶ車窓かな(等)結宇・亜子・静荷・麗子・遅足
⑫茶の花や美術館通り左右(そう)に揺れ(結宇)
⑬お茶の花周りは赤の他人かな(狗子)

自由題

①結い上げしうなじにあたる寒さかな(晴代)能登・すみ・狗子・亜子・静荷・立雄
②まな板をジングルベルに刻みおり(郁子)等・遅足・晴代・麗子・立雄
③湯たんぽが冷めて今日の日始まりぬ(すみ)智恵・能登・狗子・静荷・郁子・立雄
④ひとひらの風花の舞い母如何に(能登)結宇・亜子・麗子
⑤小春日や剪定の音途切れなく(麗子)智恵・すみ・佐保子・郁子
⑥婆が焼き爺売る栗を買いにけり(等)晴代
⑦暮近し荷物持ちにと妻と行く(立雄)能登・すみ・佐保子・遅足・亜子・静荷
⑧咲き残る川原なでしこ猫の墓(佐保子)結宇・麗子
⑨日記買う生きるつもりのあと五年(静荷)狗子
⑩叱られてひとの恋しき小六月(遅足)佐保子・晴代
⑪火の色と見紛(みまが)ふ京の紅葉かな(亜子)等
⑫湯豆腐や頑固おやじの箸使い(狗子)智恵・結宇・遅足
⑬石段に蝸牛身を干す濡れ落ち葉(結宇)等・郁子


次回は1月17日(水)午後1時20分 栄・YWCA3階会議室。
題詠は「初」。初日の出など様々な「初」を詠んで下さい。
新年の句なら、「最初」など、季語でなくてもOKです。

では皆さま、良いお年を。
コメント
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