「君の好きなようにすればいいよ」死後のこと
については、何の条件も注文もなく逝った人。
彼のたった一つの願いは、「遺灰の少しを、庭
のノウゼンカズラの根本に撒いて欲しい」とい
うものだった、と聞いています。
庭隅の槇の古木を這い上がって、たわわに花を
つけるノウゼンカズラ。酷暑にも負けず、毎年
燃えるような花色を見せています。
亡き人はせめて肥やしになって、花の命の長か
らんことを、祈ったのでしょうか。
見事な花見をいつまでも、と願ったのでしょう
か。
今年もエネルギッシュに咲き誇っているとのこ
とです。
・咲きのぼりノウゼンカズラは深夏の一日を
燃えて陽の色に咲く
鳥野
については、何の条件も注文もなく逝った人。
彼のたった一つの願いは、「遺灰の少しを、庭
のノウゼンカズラの根本に撒いて欲しい」とい
うものだった、と聞いています。
庭隅の槇の古木を這い上がって、たわわに花を
つけるノウゼンカズラ。酷暑にも負けず、毎年
燃えるような花色を見せています。
亡き人はせめて肥やしになって、花の命の長か
らんことを、祈ったのでしょうか。
見事な花見をいつまでも、と願ったのでしょう
か。
今年もエネルギッシュに咲き誇っているとのこ
とです。
・咲きのぼりノウゼンカズラは深夏の一日を
燃えて陽の色に咲く
鳥野