575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

夏衣引き出し箪笥スルスルと       智恵

2014年07月03日 | Weblog
夏衣(なつごろも)は、夏衣(なつぎぬ)、夏着、夏物とも。
軽くて涼しい羅(うすもの)、麻類、絹物、木綿物の総称、と歳時記に。

箪笥にしまってあった夏衣。冬物と違って、抽斗は軽い。
小さな発見を言いとめた句です。
童子さんも夏衣の句。

  いつの間に痩せし父の夏衣   童子

夏衣では、着脹れということがなく、身体の線が見えてしまいます。
おや!?お父さん、ちょと痩せたのでは?
父の変化に気付かされる衣更えです。
夏衣は、薄く透き通っていて軽い反面、頼りなげな、儚い感じも。
季語を生かした句です。
「痩せし」の「し」は文語では過去を表します。
お父さんはご健在とのこと。「痩せたる」の方が良いと思います。

                

久しぶりの雨。月下美人はもう咲きそうですね。
花が開くと部屋中が匂いますね。         遅足



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双子のつぼみ3 麗

2014年07月03日 | Weblog
いよいよ今夜開花のようです。
朝顔の観察日記のような記事ですみません。

つぼみが大きく膨らみ長さは10センチほど。
つぼみの先端が割れてきて白い花が顔を出しています。まさに
今夜双子の誕生ですね。
ここ数年毎年咲いているのでつぼみの様子で開花がわかるようになりました。これは助産婦さんがまだまだと妊婦さんの様子を見ている気分です。
自然の神秘と言うか「満つる」と言うことを教えてくれる
不思議な花です。今夜は寝不足になりそうです。
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