HARD HEAD

旅行 社寺

散歩 多摩川を挟んで二つの小野神社

2013-11-06 15:20:23 | 寺院
 2013.11.5 多摩川を渡り府中方面に散歩に出掛けました。寺院や鎮守の森を巡り住吉町3丁目に

       来ましたら小野神社がありました。多摩市にもあり、あれっと思いながら散歩を続け

       帰宅後調べると???。



  府中四谷橋から浅川(左)、多摩川(右)合流地点を見る。



  府中の小野神社 鳥居前の石柱に延喜式内 郷社小野神社 (多摩郡八座内)と彫られている。



  同上 参道



  同上拝殿と本殿 主祭神は天下春命、瀬織津比賣命 創祀年代は不詳、式内社.小野神社の

     論社の一つ。はけ下にある事から多摩川の氾濫に伴う水害によって遷座が行われた

     結果二社になったとされるが、どちらかが本社でもう一方は分祠であるとも言われる。

     多摩市の小野神社が武蔵国一宮として江戸幕府の保護を受けたのに対し、当社は近くの

     武蔵国総社六社宮(大國魂神社)への崇敬が高まるにつれて衰微した。

     明治六年(1873)郷社に列格したが、大正15年火災で炎上し、

     現在の社殿はその後再建されたものである。



  同上 御輿庫にあった大太鼓。



  一之宮道(すぐ近くの道路にあった道標) の名はこの道が多摩川の対岸、一之宮へ通じる道

      だったことに由来します。あるいは大國魂神社例大祭に一の宮の御輿が渡御する

      道だったことによるのかもしれません。と記されています。

      くらやみ祭りにおいて比定されているのは多摩市に鎮座の小野神社である。

      昭和34年(1959)頃まで、多摩市の小野神社の神輿が多摩川を渡り、小野宮を経由

      して府中本町まで渡御していた。



  分倍河原古戦場等を散策し関戸橋を渡り多摩市に入る。



  一ノ宮渡し 鳥居戸 二本の大きなケヤキは小野神社の御神木で昔この辺りに一の鳥居があった









  神奈川県水量標 明治25年(1892)に神奈川県が設置。三多摩の各市は百年前は神奈川県に

      属していた資料として貴重なもの。



  多摩市の小野神社 





  随身門



  延喜式内 武蔵国一之宮 小野神社 御祭神 天下春命.瀬織津比賣命他六神で

              主神は府中小野神社と同じ祭神。



  境内



  南門



  拝殿



  扁額 武蔵国一之宮 小野神社



  拝殿と本殿



  本殿



  小野神社の起こりは古く八世紀中頃とも言われ、中世には武蔵国衙に近在する筆頭の神社、

      武蔵一宮であった。武蔵一宮小野神社については現存する史料が極めて乏しい。

      随身倚像 1319年に奉納された歴史を伝える数少ない資料がある。

*延喜式とは平安時代(927年完成、967年施行)に制定された律令の施行細目に神社の

      一覧がある。記録されている神社を「式内社」と呼び全国2681社(3182座)が

      記載されている、古くから存在し、且つ朝廷からも認められた由緒正しい神社。

      現在の多摩地区には「式内社」が8か所あって「多摩八社」あるいは「多摩八座」と
      
      呼ばれる。社とは神社の数、座とは鎮座する神の数のことを指す。

    どちらが始まりか分からないが歴史は面白いです。








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