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HARD HEAD

旅行 社寺

施行八十八ヶ所巡り 第六十六番札所 巨ごう山 雲辺寺

2012-12-06 11:55:12 | 四国八十八ヶ所巡り
2012.11.07 長い道のりを越え、伊予国(菩提の道場)から讃岐国(涅槃の道場)に入る。

      ここまでたどり着けたのは己だけの力ではない。大師と人々への感謝を

      覚えながら参拝に行く。65番から約60分で10:30頃ロープウエイ山麓駅に到着する。





  標高927mの雲辺寺山の山頂付近にある、遍路道を登ると4.2km、2時間以上かかる。





  ロープウエイに乗る、下界に観音寺市街と瀬戸内海が見える。ため池もたくさんある。



  7分程で山頂駅に着く、標高920m、気温6度寒い。お迎え大師が迎えてくれる。

     地図上では、徳島県と香川県の県境をまたぐこの山の徳島県側にあるが

     四国八十八ヶ所札所としては「涅槃の道場」讃岐国(香川県)の討ち初めとなっている









  参道の五百羅漢が迎える中400m程で山門に着く。

  雲辺寺  四国霊場最高峰900mにある。「四国高野」と呼ばれるほどに僧侶たちの

       学問所として栄えたが戦国時代、ここも長宗我部元親の戦火のため灰燼に

       帰してしまった。  真言宗御室派



  山門  仁王門は200mほど下った遍路道にある。







  本堂 本尊 千手観音菩薩(重文)平安時代後期作。



  本堂の側にある 「おたのみなす」ブロンズ製、「花はすべて実となす」のように願いを

         腰かけて唱えると叶うという。

 



  大師堂に向かう、山頂ですが境内の広大さに驚かされる、堂宇はゆったりと点在。





  大師堂 深山の静寂の中に建つ立派な堂。



  鐘楼











  境内の紅葉と立ち並ぶ五百羅漢像



  ロープウエイで下山し次の67番へ向かう(11:30分)


四国八十八ヶ所巡り 第六十五番札所 由霊山 三角寺

2012-12-05 21:38:16 | 四国八十八ヶ所巡り
2012.11.07 今回の巡礼最後の日です。65番~70番までの6ヶ寺を回り高松から帰京します。

      ホテルで朝食後7:30分に出発する。今治湯ノ浦ICより高速に乗る。





  途中の石鎚山SAにより、愛媛のお土産を購入(タルト、大三島塩羊羹、坊ちゃん団子)

     当地限定、伯方の塩サイダーも売っていました。

     SAからは一昨日参拝した横峰寺がある、四国最高峰石鎚山も今日は遠くに見える。

     三島川之江ICでおり三角寺山に登る430mの中腹にある、山道は狭く

     バスは入れない、約9:00に到着する。







  三角寺  高野山真言宗 この寺も天正年間(1573~92)長宗我部氏との戦いで焼失。





  山門(仁王門、鐘楼門)鐘を撞いて入門する。





  本堂 1849年再建、京都の金閣寺を模したものという。 本尊 十一面観世音菩薩





  大師堂



  延命地蔵菩薩立像(H=7m、銅像)と大師堂



  薬師堂



  三角(みすみ)の池の島には弁財天が祀られている。







  境内には紅葉の中 冬桜が咲いている。



  足元のユリの花も綺麗だ。次の66番へ向かう。






今治散策

2012-12-05 15:57:07 | 四国八十八ヶ所巡り
2012.11.06 午前中で54番~57番の巡拝を終わり今治市内散策に行く。





  テクスポート今治 昨夜今治の産物はタオルと造船と言われお土産にタオルを購入するなら

     ここが良いと教えて貰い寄って見る、今治タオルの歴史資料館も併設されていました

     友達は奥さんと自分用にバスタオル二セットを買う、確かに肌触りが良く物も良い、

     私はバックにとても入らないので違う店でジョギングタオルを買いました。

     その後港の近くで昼食に回転寿司を食べましたが、瀬戸内の地魚美味しかったです。







  今治城  藤堂高虎が瀬戸内海に面した海岸に築いた大規模な平城。

       見学後、丹下健三(建築家、国立屋内総合競技場、東京都庁など設計)が設計

       した、今治市に残る建物を見学、アルミサッシュがなく建具にスチールを使って

       いる時代の斬新なデザイン,創造力に触れ学生時代あこがれたことを思い出すと

       ともに、市民の残すべき建築物(文化)を大切に守っていることに感心しました。



  今治市庁舎(右)公会堂(左) 1958年竣工 



  公会堂  現在改修工事中



  市民会館  1965年竣工



  愛媛信用金庫今治支店  1960年竣工

  その他今治市庁舎、別館(1994)、今治地域地場産業振興センター(1985)等があります。





  丹下健三さんが通った今治第二尋常高等小学校(現美須賀小)。

           来年(2013年)は丹下さんの生誕100年です。



  造船の町今治 港の近くにある、スクリュウのモニメント。真鍮で作成され大きいです。



  遠くにしまなみ海道の橋が見えます。



  漁港 魚市場も閉まっていましたので、ホテルに戻る。

 



    

  

今治夜の外食と散策

2012-12-04 16:15:25 | 四国八十八ヶ所巡り
2012.11.05 今夜は今治市内のビジネスホテルに宿泊、食事がないので三人で外に出かける

      港の近くの割烹、瀬戸に入りと食事と二人はお酒(ふぐのヒレ酒)を注文する。





  鯛の釜めし定食(3800円)ヒレ酒をグット堪え勿論禁酒中の私はノンアルコールビールです

  実は私が勤めていた会社にいましたが父親の経営する会社を継ぐため退職して今治に

  帰った知人がいます。私も三人連れであるし、予定もどうなるか分からないし、

  彼も忙しいと思い、遍路旅の前には連絡しませんでした。飲んでいる内にその話題になり

  二人に連絡するべきだと再三言われ、電話してみましたが不在でした。

  電話に出られたお母さんに遍路旅、17年前今治国際ホテルでの結婚式に
 
  招待して頂いたこと等をお話しすると今どちらにおられますかに、なにげなく「瀬戸」です

  と答え、お帰りになりましたら、よろしくお伝えくださいと電話を切りました



  お酒もまわり遍路旅の失敗談や明日の予定の話に花が咲いていた時、知人の奥様が

  お店に訪ねて来てくれたのです、二人とも同じ会社にいたので知っていますが

  驚きました。彼女も我々と同じ建築士なので話が弾み、遠慮していたのですが

  夜(ライトアップ)の今治城を案内してくれることになりました。





  今治城のベスト撮影場所との事(コンパクトデジカメのため無理、明日来ることにする)



  雨も降り始めたので帰りかけると、知人が地域の経営者の会議のあとそのまま駆けつけて

  くれ、嬉しくもあり大変恐縮しました。





  別れてホテルに戻り風呂に入り明日の支度をしているとフロントから書類を預かりました

  と連絡あり、「今治のまんなかを探検しよう」なかには今治で育った建築家丹下健三の

  資料もあり、地元の建築士会による、小学生へのまち案内にも協力、活躍していることが

  わかり嬉しく思いました。明日は丹下さんの初期の建物を見学する予定にしました。



  次の日(6日)巡礼と見学を終えホテルに戻るとフロントに知人より三人それぞれ色違いの

  タオルのマフラーが届いており、心配りに三人で感謝して頂きました。






   

四国八十八ヶ所巡り 第五十五番札所 別宮山 南光坊

2012-12-03 20:37:20 | 四国八十八ヶ所巡り
2012.11.06 今治市中心部で別宮大山祇(べっくおおやまづみ)神社と隣り合っている。

      瀬戸内海、大三島の大山祇神社は703年海を渡らずとも参拝できるようにと、

      今治に別宮を建てて、南光坊を含む8つの坊を移した。天正年間(1573~92)

      長宗我部勢の兵火で焼失後、南光坊だけが再建された。





  南光坊 真言宗醍醐派 明治初期の神仏分離令で独立したが、元々大山祇神の別宮と

      して創設されたため八十八ヶ所の内ここだけが「坊」という名が付いている。

      太平洋戦争の空襲で大師堂と金毘羅堂を残し堂宇のほとんどが灰燼に帰した。



  仁王門  1998年再建





  仁王門の四天王像  仁王門は普通外側のみに二体の仁王像ですが、南光坊は内側も

    加えた四か所に四天王像(持国天、増長天、広目天、多聞天)がある、唯一の形式です



  境内  本堂(正面)、金毘羅堂(右奥)、大師堂(右手前)



  本堂  本尊 大通智勝如来 1981年再建





  大師堂 1916年再建 戦災を免れた貴重な建築。

        午前中で今日の巡拝は終わり、昼食後今治市内観光とお土産を買いにに行く。