「Jerry's Mash」のアナログ人で悪いか! ~夕刊 ハード・パンチBLUES~

「Jerry'sギター」代表&編集長「MASH & ハードパンチ編集部」が贈る毎日更新の「痛快!WEB誌」

MASHが選ぶ「今日の1枚」 VOL,23

2009-02-27 13:44:22 | Music Life
続く雨
昨日はU2でブレイクしちゃったけれど、
今日は黒人音楽、ブルースに戻ろう。

しかし、湘南地区は本格的な雨ですねぇ・・・
ならば、この人、ジョン・リー・フッカーにご登場願おう。
しかも雨を吹き飛ばす極太ブルース集「エンドレス・ブギー」だ

ジェシ・エド・デイビスやスティーブ・ミラー等とのセッションで、
ロックよりなアプローチだけれど、そこはジョン・リー
独自のヴォーカルでグイグイ押していく!

70年の録音で、ジミヘンとジャニスが死んだ後だけに、
彼らに対して追悼の言葉も歌中で出てくるところも面白い。
発売時の71年、レコードでは2枚組みでしたね。
今では2In1のCDで楽しめますが、やっぱりアナログで聴きたいかな。

ロックギターを弾いている人にはこの1枚からブルースに入るのもイイ
とにかく聴き易いジョン・リーのアルバムならコレですね

勿論本領は50年代の録音で決まりなんだけれど、
若手や黒人音楽の免疫が無い人には「非常~に厳しい!」念仏ブルース!

ココからどんどん「前倒し」して聴いていくことをオススメします

<2/27 Mash>
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コラム⑩ U2の新作「No Line On The Horizon」を聴く

2009-02-26 22:21:59 | Music Life
何年も待った
ボノの歌声、ラリーのビート、アダムのグルーブ
そしてエッジの際立ったトーン・・・

待ちに待ったU2の新作が25日に発売になった。

U2.comでシングル曲は聴いていたんだけれど、
「イマイチ」の感じがしていた。(前ブログ参照)
でもアルバムでは「決めてくる人達」だからね。
安心していたんだけれど・・・

ハッキリ言おう
曲が弱い
その弱い曲に無理やりU2サウンドが乗る感じ・・・
中にはU2じゃなくてもいいじゃん!的曲もあり、
正直何度も何度も聴いてみたんだけれど好きになれない。

何よりも気になるのは全体を覆う「未完成」な感じ。
曲、演奏、アレンジ、MIX・・・と、
どこを取っても中途半端で、特にMIXの交わりの無さにより、
バンドのダイナミズムが一向に伝わってこないどころか、
セパレートされて「別録り感抜群」な曲まである。

前作がポピュラー音楽史に残る名作だっただけに、
この「ズッコケ」様は何なんだろうか・・・

全体的にボノの歌声にも色気が無い。
Tr9「White as snow」なんて割とイイ曲なんだけれど、
ボーカルがもっと良ければなぁ・・・。惜しい。

唯一最高なのはボノが書く詩の世界かな。

何だかんだ言ってもベストTrはシングル曲「Get on your boots」なのが悲しい。
こんなはずじゃぁ無かったのに・・・。

とにかく世界の反応を見てみたい。

<2/26 Mash>
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MASHが選ぶ「今日の1枚」 VOL,22

2009-02-25 16:53:14 | Music Life
昨日に引き続き、今日もブルースだ
ピアノが小気味イイこんなブルースはいかがかな?
メンフィス・スリムの「I am the Blues」

66年録音で極めて聴きやすいブルース集で
短めのシンプルな曲を20曲も集めているところが売り。

しかし、ピアノ・ブルースと言えばオーティス・スパンか
この人しかいないと言うくらいの大御所だけに、
録音数も多く、どれから聴いてよいものか、さっぱり分からないのが実情だ。

ヨーロッパでの吹き込みも多く、全てコンプリートすることは至難の業。

昨日のBBに引き続き60年代のブルースには、ロックやR&Bの味付けが有り、
本作もそういった意味では入り易い1枚でしょう。
ジャズの要素も含み、多少オシャレですので、要注意ですぜ

絶対必要な1枚ですね。

<2/25 Mash>
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MASHが選ぶ「今日の1枚」 VOL,21

2009-02-24 11:20:30 | Music Life
まずは昨日お休みしてしまい申し訳有りません。
なんか朝から晩まで忙しくて・・・
一日中外にいたしね。

てな訳で、復活です。

天気予報によると関東地方、今日から「ぐずつき」ます。
3~4日は雨模様みたいなのよねぇ・・・
「嫌だなぁ・・・」なんて言ってる方にこそ、コレでお見舞いしてやるぜ
今日からブルース3連発で行く

最初はキング・オブ・ブルース BBキングの名ライブでどうだ
「曇り空を吹き飛ばしたい?」
OK!じゃあ、この「Live at the Regal」でいこう

録音は世界的なビートルズ人気の64年11月。
ギター音楽全般がクローズ・アップされた時期の熱過ぎりるライブ盤だけに、
客との一体感が素晴らしくイイ
もちろん、BBの代表曲が「男らしく」並んだ傑作でもあり、
絶対に外すことのできない一枚と言える

大御所BBはアルバムの出ている数も多いので
「どれから聴いていいものか・・・」と悩まれる方も多いはず。
そんな方には「コレからどうぞ!」と俺、言っています。

脂が乗り切った歌とギターは、まさに「BB節」爆破

こんな「冴えない天気」でもBBはいつものように「女を泣かす・・・」
「粋なブルース・マン」の「粋なアルバム」と呼ぶに相応しい絶品
こいつもまた「絶倫男」を匂わす

<2/24 Mash>
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MASHが選ぶ「今日の1枚」 ⑳

2009-02-22 09:10:33 | Music Life
「Get on your boots」のプレミア・プレビューを見た。
場所はU2のオフィシャル・サイト。
そんな新曲を含んだ、彼らの最新作が25日に発売される。

前作「How To Dismantle An Atomic Bomb」の時みたいな
ワクワク感は、正直言って全く無いのが現実。
シングル曲「Get on your boots」は
Billy Joelの「We didn't start the fire」似の平坦なR&Rで、
この曲自体は好きになれないし、
今の俺にはギターがうるさ過ぎるかなぁ

言わせて頂くとU2は俺にとって特別なバンドでR。
MASHの「好きな白人Big 4」に次ぐ5番手の位置は彼らなのだ。
ちなみに
①BEATLES(独走)
ずっ~と後続に
②Bob Dylan
③Rolling Stones
④Grateful Dead
この後がU2、しかも限りなく第2集団に近い5番手。

まあ、彼らはアルバム・アーティストだから、1曲じゃ判断できないので、
これ以上の言及は避けるけれど、
右肩上がりのクオリティが保てるのかどうか・・・
発売まで後3日・・・

今日はこの新曲に似た、Billy Joelの作品「Storm Front」を久々に聴く。
うん。
この作品を超えることが出来れば良いんだけれど・・・
少なくてもビリーの「We didn't start the fire」の方が新曲より好きです。

勝負は25日ですな。

<2/22 Mash>
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MASHが選ぶ「今日の1枚」 ⑲

2009-02-21 08:40:42 | Music Life
多くの若いリスナー達が彼女達を
ブラック・ミュージックのルーツをしっかりと継承した
「本物の黒人音楽」だなんて、
誰も思っていないんだろうと思う。
だからこそ紹介したいんだ。

ディスティニー・チャイルド(以下デスチャ)は「流行のPOPS」として、
多くの人にとっては「いつか過ぎ去る音楽」として位置づけされている。
でも、ちょっと待った~

3人組(デスチャは最初4人だったけれど)のその美しい姿
それさえも「黒人音楽の歴史」を感じさせる。
だって、どこかシュープリームスに似てるでしょ?
でも、サウンドは「モータウンよりも黒い」のですよ

特にこの「Survivor」(01年)は初の全米1位という話よりも、
「シッカリと黒い、最高の黒人音楽」が堪能できる、名作と言いたい。

ヒット曲の「インディペンデント・ウーマン Part1」や「サバイバー」もイイ!
ただ、本作の「ゴスペル・メドレー」に「本物のルーツ」を見た
「ゴスペルって聴きにくいよぅ・・・・」と嘆く人は、これから入るべきだ。

良いものは良い
当たり前の感覚で聴けばジャンルどころじゃないぜ

<2/21 Mash>
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コラム⑨ 大好きなフレドリカ・スタール

2009-02-20 09:02:13 | Music Life
久しぶりに良いアルバムを聴いた。
フレドリカ・スタールの2枚目
「Tributaries」(08年発売)
そんな、彼女の新作に合わせて行われたライブを
昨年末ビルボード東京で見た。

とにかくピアノも歌も全力でプレイする20代前半の女の子
っていう感じだったね。うん。凄く良いライブでした。

こんな良いライブを見ちゃうと
「俺、音楽やらないでもいいかな・・・」なんて、
本当に思うよね。

失礼ながら・・・若いのに良い曲書くし、堂々としたステージ・・・
何も言うこと無いよね。

スウェーデン生まれのフランス育ち。
英語、フランス語、スウェーデン語と3ヶ国語で歌うJAZZ & POPSの世界
ぜひ聴いて欲しいなぁ。

写真はステージ後の「素顔の彼女」とパチリ
背の高い彼女に「背、高いなぁ~」と言ったら「しゃがんで」くれました。

ヒールもあったので180オーバーの素敵な西洋美人。
横にいる謎の東洋人(俺と常連客モーチン)とのコントラストはどうだ

いづれにしろ、とても謙虚で、素敵な女性でしたよ

<2/20 Mash>
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コラム⑧ 「酒」は「Rock」か?

2009-02-19 12:40:27 | Music Life
福岡で飲酒運転により川へ放り出された事故、
「酒を飲んだら車に乗らない
当たり前のことが出来ない奴っているよね。

昔はビールをケースで買って、皆で歩きながら飲んでいた・・・
もう10年位前だけれどね。
ワイルドを履き違えていたんだ。
もちろん車には乗らないまでも、かなり飲んだくれていたよなぁ。

そんな俺も30になった頃から
ほとんど酒に口をつけないでいい人間になったなぁ。
「キッカケ」は色々あったんだろうけれど、
単純に「酒でどうこう」ってカッコ良くないなぁ・・・
と思ってね。

飲んでも「酔わない程度」に飲む感じかな。
大体「何のために飲むか」分からないからね。
飲んでなくても「キャプテン・ハイ」と呼ばれるくらいハイだからさ。
「常に楽しい」んだよ。「飲む必要無い」んだよね。

皆は「何のために飲む」のかなぁ?

どっちにしろ「飲酒運転」は「悪」だからね
絶対カッコ良くないぜ

そうだろ?中川さん?

<2/19 Mash>
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コラム⑦  音楽で「生きる」ってこと

2009-02-18 08:40:05 | Music Life
不況が続いている。
音楽業界だって、その波は敏感だよねぇ。

数年前からCDの売り上げは激減しているし、
ミュージシャンの「使い捨て化」が進んでいる。

知り合いのギタリストは仕事が無くなり、
バイトで生計を立てている。
30代半ばでの「ミュージシャン失業」
これってリストラなんだよね。しかも落ち度が無くても切られるのさ。

可愛そうなのは「潰しが利かない」ってことだよ。
音楽しかやっていないから、まともな仕事にありつけないのさ。
一般的にミュージシャンなんて「社会不適合」の烙印を押されている典型的な職。
そのリスクは凄いものがあるよね。

お店に来る若い人達が「ミュージシャンになりたい!」と言う。
立派な夢だと俺は思う。
ただ、本気でやらないと生きてはいけない。

「人より上手い」「サラリーマンは嫌だ」「音楽が好きだから」
そんな理由を語る人が多い。
でもそれだけじゃぁ「職業にはならない」

ハッキリ言おう
「それほど上手くないプロも多い」し、
「音楽は大して好きじゃない」人が食えてる。
それはなぜ?
そこを考えて欲しいんだ。

社会はどの業界もクレイジーだし、クールだ
チャレンジすることは面白いし、それはジャンルではない。

「一生ロックする」ことと「スーツでビジネスマンとして働く」こと・・・
ここには「違い」なんて何も無いんだよね。

「自分のスペース」を手にする事ができれば、
きっと幸せな人生になると思う。

後から「ああしとけば良かった・・・」ってのは、言いっこ無しだぜ。

<2/18 Mash>
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コラム⑥ ブラック・コンテンポラリーという「自然保護区」

2009-02-17 10:16:04 | Music Life
80年代の黒人音楽には当時の俺
つまりMASH少年は「うんざり」していた

だってブラック・コンテポラリー(ブラコン)っていう
実~に甘ったるいサウンドしか無く、
それがまた売れていたんだよねぇ。

勿論実力の有る歌い手さんばかりだったんだけれど、
当時は「打ち込み中心の音」自体がチープでダメだったからね。
そりゃ、Rockの方が分かりやすく、カッコ良かったよ
「ア~メリカ生まれさ」ってな感じで。

そう言えば昨夜「打ち込み」に関して
俺の古くからの友人「ブート山口」と何時間も電話で話しちゃってね。
今でこそ彼は獣医さんなんだけれど、10年前はただのZEPマニアでした。
そんな彼も「打ち込み肯定派」になっていたね。

俺も若い頃は黒人音楽の凄さってクラシック・ソウルやブルース、
要は「ルーツ・ミュージックに有る」と思っていたからね。
もちろん今は「固定概念が無い」分、なんでもOKだけれど、
当時の俺の天敵って間違いなくブラコン。
こいつは厳しかったよなぁ。

そんな中MTVで見たSurfaceの「shower me with your love」
こいつにやられた時があった。
歌の上手さと絶妙な泣きのバラッド
ブラコンの入り口になってくれたよね。

その後ブラコンは俺にとって
「ゆったりしたい時」のBGMになったんだけれど、
正直、ジャンル的には「聴く人なんていない音楽」になってしまいましたなぁ。
その理由も分かるけれどね。
今では「Sweet Soul」って呼ばれてたりするくらい
「甘~い大人なサウンド」だもの

音楽って「若い人」が聴かなければ、確実に廃れて行く・・・
ブラコンってあんなに一世を風靡したのに、
今じゃぁ「音楽の自然保護区域」みたいになっちゃった。

「破壊された自然」は二度と同じようには戻らないように、
「ブラコン」はもう戻っては来ない。
だからって保護するかどうかは「リスナー次第」なんだけれどね。

写真は故ルーサー・ヴァンドロスの名作「Songs」
新旧織り混ぜた名曲をルーサーらしくカバーした「カバー集」だけれど、
さすがのルーサー、生バンドにロンドン・シンフォニーという、
特別待遇による本物の「自然保護区的サウンド」に仕上がっています。
こういうのはちゃ~んと「保護」していかないといけません

夜のお供にぜひ一枚

<2/17 Mash>
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お部屋で聴く「今日の1枚」 ④

2009-02-16 09:47:19 | Music Life
Queen of soulと言えば
言わずもがなアレサ・フランクリンに他ならない。
縦横無尽に音階を操る彼女の歌からは彼女が
「正真正銘の歌姫」であることを嫌と言うほど思い知らされる。
もう「コーナーに追い詰められっぱなし」だよね。

それではQueen of hip hop soulと言えば?
彼女しかいない。
そう。Mary J. Bligeこの人だ。

俺は「メアリー姉さん」と呼んでいるけれど、
実際に彼女は俺よりも1つ年上の天才肌で、
「同世代でこれやられたらなぁ・・・。」と本気で悩んだモンね。俺。
とにかく「アメリカ人の懐の深さ」に「もろ日本人」の俺は差を感じたわけ。

彼女のアルバムはどれも好きだし、聴かないと損をすると思うけれど、
今回はあえて、「一番売れなかった作品」
(とは言え100万枚以上売ってるんだけれど・・・)
「Love & Life」をご紹介したい。
タイトルもイイね

Pディディとの仕事だとか50セントの参加とか・・・
そんな細かいことはどうでもいい。

俺にとってはインタールード(間奏曲)の「Free」(Tr10)から
Press on(Tr12)までのアーシーな曲調に乗って繰り出される
意味のある歌詞がたまらなく重要だし、大好きだ。

「全ての人は自由が欲しいの!」と「自由の大切さ」を歌った「Free」
「うわべだけの知り合いは友達じゃないわ!」と本質を鋭く突く「Friends」
そして「プレッシャーと共に前へ進まなきゃ、心を強くリアルでいなきゃ!」
と歌う「Press on」が俺たちの胸を熱くする

よく「Mashさん!ヒップ・ホップなんて踊る為の音楽じゃないですか!」
とか「ギターを弾く人が、何でそんなチャラチャラした音楽を聴くの?」
なんて言われたりするけれど、お門違いもいいところだよね。

そんな人に反論する気はないけれど、
それじゃ、「このアルバムを聴いてご覧よ!」と言いたいな。
ほら、メアリー姉さん自信がTr15の「Message in our music」で言ってるぜ。

「踊るだけの音楽じゃないわ。
メッセージがあるし、コミュニケートの大切な手段なのよ。」

このアルバムのいくつかの作品の言葉は
俺の言いたい事を代弁してくれているんだ。

「ギター云々・・・」と言うギター至上主義(俺は違うけどね)の方には
Tr18「A.M」を聴いてブッ飛んで欲しいな。
ギターと歌、簡単なシンセだけで、ここまで出来るんだぜ

何が大切か・・・
もう分かってきたよね? 

<2/16 Mash>
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マニアの小部屋 ②

2009-02-15 12:00:07 | Music Life
アナログ盤にまつわる
マニアックな商品を紹介している
「マニアの小部屋」の第2回目は、
やっぱりビートルズでしょう

彼らのレコード収集の基本は
①国内盤の初版もしくはApple盤(赤盤)のLP、EP
②UKやUSAの初版ステレオ、モノ
③各国盤のジャケ違い(ディフカバー)や音違いを探す

と言うことになろうかと思いますが、
③はやっぱり困難を要するよねぇ。

今回はフランス初版のHELPと2Ndリシューの比較でR。

HELPは言わずもがなビートルズのUK5作目であり、
映画と相まって当時から現在まで、世界的に大ベストセラーしている名作だ
各国のディフカバーが多いのも特徴なんだよね。

フランス盤初版(写真左)は彼らの頭上にフィルム・オデオンのロゴ
これを目当てに探していこう
ちなみにリシュー版でも今回のビニール・コーティング盤は
なかなか出てこないレア盤になりつつあるよね。

裏ジャケにはもっと如実な違いが有り、
初版にはディスコグラフィが付いていて、
リシューでは断然「すっきりしたデザイン」になってしまった。

初版は入手困難で、市場価格は2万円~5万円くらいが平均。
なんでもそうだけれど、コンディションにより差が有るのが現状です。

<2/15 Mash>
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MASHが選ぶ「今日の1枚」 ⑱

2009-02-14 11:04:26 | Music Life
BEATLESのLOVEが出た時から
多くのファンからは評判が悪い・・・

俺の店でも「あれは最悪だよ!」とか、
「ビートルズじゃないよね!」とか、
様々な悪評を聞いたなぁ。

その反動じゃぁ無いけれど、
今こそ反論しないとね。
俺はビートルズのリアル・ファンだからね。

まずビートルズ・ファンって頭が固い。
それがビートル・マニアになると遊びが無くてモテナイ
そんな大人が思うことって、CDやレコードで聴いてるものが全てで、
新しいものを受け入れようとしないんだ。

リアルなファンはすでにモノとステレオでテイクが違ったり、
ビートルズの奥深い全ての音を楽しんでいるから、
この「LOVE」だって、大きな懐で聴くに決まっているんだ。

だって、これはジョージ・マーティンというプロデューサーが
確実に5人目のBeatlesだって思い知らせる
確固たる傑作に仕上がっているんだもん。

俺は常に4人だけがビートルズだとは思っていない。
ジョージ・マーティンの役割は当時から多く、
初期は鍵盤やパーカッションとしても参加しているし、
何よりも「彼のサウンド戦略」が確実に世界的ブームを作ったことは明白

ファン・レベルでは全く知らないだろうけれど、
各国では60年代当時から70年代まで、
原盤のマスターに手を入れて発売されたLPやEPがた~くさん有る。

それこそ、「なんで?」と思うMIXや「仕打ち」が腐るほど・・・ね。
US Capitolモノ「YESTERDAY」で聴かれる深いエコーはどうなの?

そんな音を掘り尽くした俺から言わせりゃ、
「Beatlesを知り尽くした男」、ジョージ・マーティンの仕事でしょ?
「LOVE」は愛情たっぷりに仕上がっている傑作だと思うね。

お国事情に合わせた長短盤、MIX違いが腐るほど有るBeatlesにしてみりゃ、
この「LOVE」、素晴らしい2000年代のビートルズだよ。

こんな作品を始めに、ビートルズに入り込んでもらっても構わないぜ!

<2/14 Mash>
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コラム⑤ ミシシッピー川の畔でギターを弾く

2009-02-13 09:18:06 | Music Life
小さい頃から黒人音楽が好きでねぇ。
まあ、いつも言うことだけれど、BEATLESが扉を開いてくれ、
黒人音楽はその後知った、俺にとっての「最高の音楽」なんだ。

何が最高かって?
それは「奴隷」から始まった「アメリカの歴史」、
そこから生まれた音楽だと理解した時じゃないと分からないかも・・・

そんな厳しさの中「人生を歌う」彼らの力強い姿に
自分を重なり合わせた時に感じたんだ。
明らかに既存の音楽には無い「リアルさ」を、ね。

今日ここで言う「黒人音楽」ってブルース、ゴスペルだと思って欲しい。
商業的なものが、まだまだ入り込む余地の無い時代の黒人音楽にこそ、
俺には「究極に熱い音楽」に見えてしまうのだ。

何のために音楽をやっているのか・・・
俺は「生きる為に」音楽をやっている。
お客様からお金を頂き演奏する時は別として、
それ以外はエレキなんてプレイしない。
全てアコギかリゾネイターを「日々生きる為」だけに弾いているんだよねぇ。

そしてブルースや非常にパーソナルなバラッドを歌うんだ。
「恋を謳歌するような歌」はほとんど無いよなぁ。
ラブソングを歌うとしたら「無情の愛」的な曲になるよね。

「アーメン この街で 曖昧な子を愛し」
「アーメン どの街も 愛想の無いストロベリー・タウン」
                 (MASH作 Strawberry Town より)

こんな感じにね。

「黒人音楽を知るにはミシシッピー川に行かないと!」
中学生の時から俺に突きつけられた漠然とした思い・・・。
10年以上前にニューオリンズから入り、ミシシッピー川へ行ったんだ。

そして長年の夢であった川っぺりでブルースを弾いて、歌った。。
信じられないくらい満足だったなぁ。
あの時から「自分の生きる場所」が決まったもんね。

自分が信じた音楽、文化を「伝えたい」・・・
それはステージで歌っていたポップ・ロックとは別だったよね。

25歳の時、「俺はブルース・マンだ!」なんて宣言してね。
まだまだガキだったから、実際は「ブルースのブの字」も分かんなくてさ。
なんかクラプトンみたいなブルース・ロックしか出来なかった・・・
酷く落ち込んでね、それから色々やってきて、挫折して・・・
ようやくブルースってものを歌ってもいいかな・・・なんて。

もちろんまだまだ黒人にはなれません

夢は叶うもの
そう思い続けて「生きる為」に歌います。

そうしたらまたミシシッピーに会いに行こうっと

<2/13 Mash>
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MASHが選ぶ「今日の1枚」 ⑰

2009-02-12 01:13:48 | Music Life
コンテンポラリー・クリスチャン・ミュージック
(以下CCM)
をご存知だろうか?

適度にゴスペル的歌詞を含みながらも、
そのサウンドはR&Bやポップスとして聴けるという強みがある。
そんなCCMは今やアメリカン・ミュージック・シーンで大きな地位を占めつつある。

そのCCMを一躍有名にした人が、このステイシー・オリコ嬢、当時17歳だ。

これは大ヒット曲「STUCK」を含む2ndアルバム(03年発売)にして、
彼女の最高傑作といえるGood music集でR

このオリコ嬢、歌の上手さは勿論、ソングライティングも1級品で、
成人前に既に才能を開花させてしまった
もったいない・・・
ちなみに3rdアルバム(06年発売)は今一、消化不良気味で、
セールス的にも伸び悩みました。

ホント、詩さえ聴かなければ良質なR&Bアルバムって感じだけれど、
8割くらいは「神様」の曲であるってのも、なんか不思議

とは言え、たまにはこういうのを取り上げてもいいよね。

最終曲「That's What Love's About」が素敵です。

とにかくコレ、好きでよく聴いてるんですよ。

<2/12 Mash>
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