こんにちは!
「フクシマン土屋」です!
前回ついにスタートした「フクシマン土屋」が作る
「簡単!男の郷土料理(1食目)」「いかにんじん(福島)」 簡単レシピ付き!↓
https://blog.goo.ne.jp/12mash/e/15d2db3c01b98e1db38ecdc818e29852
料理素人のフクシマンが「郷土料理」に挑戦する無謀企画?(笑)
ところがお陰様で大好評でした!
しかも地元の友人や読者さんからの、
ありがたい感想も多数いただきました。
「うちはこうやってるよ~」
「しっかりしたレシピが無いからそこが良い」
「味付けは様々」
「材料の太さや切り方にもこだわり…」
などなど・・・
みんな思い入れが強い強い!(笑)
各家庭の「いかにんじん」があることが改めてわかりました。
これぞ「郷土料理」ということなのだと思います。
感想をくれた皆さん、記事を読んでくれた皆さん、
本当にありがとうございます。
さて、料理素人とは先に話したとおりのフクシマン
「食品衛生責任者」の講習会を受けてきました。
食品衛生責任者は
「食品販売や製造を行うすべての事業所」
に配置する必要がある有資格者。
(勿論、バー経営をしていた編集長「MASH」も、随分前から有資格者だ!)
と言っても講習最後にテストはあるものの、
ちゃんと聞いていれば取れる資格でございます。
でもね「食中毒」に対する意識は変わったよ!
とても勉強になりました、きっと役に立つね。
料理素人なら料理教室に通うのが先だろう…
って声が聞こえてきそうだけどね。
まぁいいじゃないですか(笑)
さて2食目の今回は「宮城県亘理町」が発祥!
と言われる「はらこ飯」に挑戦だ!
まずは「はらこ飯」について少し説明しておこう。
「はらこ」とは「腹子」つまり「卵」のこと。
なんの「卵」なのかって?
みんな大好き「鮭の卵」、そう「イクラ」のことだ!
(苦手な人はごめんなさい)
でもただの「イクラ丼」じゃ~ないんだよ。
「鮭の身」も使われているんだ。
言わば「鮭の親子丼」だね。
でもね~、鮭とイクラを乗せるだけじゃないんだ。
美味しい秘密がもうひとつ…
コレは「作り方」で説明するゾ!
ヒント!
フクシマンはこのために
「炊飯用土鍋」を購入しました(笑)
もともとは「漁師飯」だったようだけど、
あの大人気戦国武将「伊達政宗」が食べて気に入った!
ことで評判となり、広まっていったと言われているんだ。
今では「駅弁」として「東京駅」でも売られるくらいに有名、人気者に!
すごいじゃないですか「はらこ飯」!
それから「宮城県亘理町」について。
「亘理町」は福島県と宮城県を流れる東北地方第2の大河、
「阿武隈川」の河口に面した町。
秋になると遡上してくる鮭が獲れるってことで、
この料理が生まれたのだろうね。
そしてフクシマン、この町に住んでいたのだ!
(まあ1年間だけだけどね)
そこで初めて「はらこ飯」に出逢ったのだが…
三十年前、初めてその料理を目にした青年フクシマンは
「えっ!?コレ高いんじゃね、お財布だいじょうぶ(汗)」
と焦ったのを覚えている(笑)
さらに、このくだりは
前回の「いかにんじん」で使ったのことを
私も読者さんも覚えているハズだ(笑)
でも心配ご無用。
ちゃんとした飲食店で食べると少々お高いけど、
あくまでも郷土料理!
安く提供しているお店もあるし、
何より「家庭で作れる」のだ。
それではいよいよ
「はらこ飯」作っていきますよ!
今回用意した材料はコレ(2~3人前)
【材料】
A.
お米 2合
生鮭の切り身 2切れ
イクラのしょうゆ漬け 60g(好きなだけどうぞ)
B.
だし汁 1カップ※
しょうゆ 大さじ1.5(生鮭なら2)
酒、みりん 各大さじ1
砂糖、塩 各ひとつまみ
※だし汁1カップが素人にはよくわからなかったんだ。
今回は写真のモノを50mlに水を加えて1カップにしてみた。
いいのかな?おいしかったから当たりかな?
【作り方】
大まかな流れは
1.米を炊く準備
2.鮭の下処理
3.下処理した鮭を煮る
4.いよいよ米を炊く!
5.そして…
では詳しく進めていこう
1.[米を炊く準備]
米はいつもどおり研ぎ、最低30分くらい水に浸す。
※この時にジャーの釜とは別の容器で浸すこと!
米を水に浸している間に…
2.[鮭の下処理]
本来は宮城県沖で水揚げされる「秋鮭」を使いたい!
今回は手に入らなかったので普通の塩鮭を使用。
皮と骨を取り、厚さ1cmくらいに切る。
(サーモン握り寿司の「サーモン」みたいな感じ)
ただ今回いちばん苦労したのがこの工程なんだ。
皮と骨を取るあいだに鮭の身はボロボロになってね(苦笑)
フクシマンの技術じゃキレイにできなかったよ…
まぁ気にしない!
※生鮭の場合はここで鮭に酒と塩を軽くふって、
5分で洗い流して水気を拭く。
3.[下処理した鮭を煮る]
鍋に上記の材料Bを入れて中火にかけ、煮立ったら鮭を加える。
5分くらい煮て火を止め、そのまま冷ます。
※この汁にイクラをサッとくぐらせるらしいのだが、
イクラは味がついているし、サッとやらないと
イクラが煮えて白っぽくなるので今回は省略!
4.[いよいよ米を炊く!]
3.で煮たのがある程度冷めたら、
鮭の身を2/3くらい「後から乗せる用」に取り分ける。
上の方で「美味しくするポイント」なんてもったいつけたけど
「イクラ丼」と違って「はらこ飯」は
上記の煮汁で米を炊くんだ!これがミソ!!
水に浸しておいた米の水を切り、
かわりに上記の煮汁と水を2合目のメモリまで入れる。
サッとかき混ぜ、後はいつもどおりに炊く。
フクシマンが「炊飯用土鍋」を用意した理由がここにあるのだ!
煮汁で炊きこむのなら「土鍋」が相性いいでしょう!
5.[そして…伝説へ]
炊き上がったら底から返すように混ぜて器に盛り、
取り分けた鮭を並べてイクラを好きなだけのせる!
以上、完成だ。
さあ、かっ食らえ!
もう、間違いなく美味いやつだね。
イクラはもちろん、旨みのしみ込んだ鮭の身にご飯!
頬張った口の中に広がる三重奏。。。
くふぅ~、しあわせだ。
ちなみに今回合わせた日本酒は
宮城県塩竃市の酒蔵、株式会社 佐浦の「浦霞」純米酒。
大定番と言っていいだろう。
「はらこ飯」の旨みに負けない、米の旨み。
酸があるので切れる。
「ちびり」と一口。。。
くふぅ~、コレマタしあわせだ。
どうだい、ぜったい食べてみたくなったろう?
そう思ったら、早速みんなも作ってみてくれよな!
今回は宮城県南部、
海に面した亘理町が発祥の郷土料理「はらこ飯」でした。
今の時期は正に「はらこ飯」目当てに観光客が訪れます。
「旬」だからね。特に「荒浜漁港」がおススメだ。
1300~2000円くらいで食べられるお店があるよ。
「鳥の海温泉」もあって700円で入浴できるゾ!
さらに荒浜の新鮮な魚介類、地物野菜など
亘理のうまいものを販売する直売所
「鳥の海ふれあい市場」
もあるから、お土産を買うのにもってこいだ。
「イイトコ探訪 福島県!」を読んでくれてありがとうございます。
以前、亘理町のマラソン大会へ出た時のこと。
完走者へ配られたのは…
もちろん地元で愛される郷土料理「はらこ飯」でした!!
じゃあ、早速「今夜の献立」に、よろしく!
《 フクシマン土屋 筆 》