18~23歳の時に組んでいたバンドでの音楽活動こそ『人生の礎を築いた体験だった』のだと今は思う。その時は俺自身が聴く音楽も偏っていたし、『自分の音楽への大いなる過信』もあった・・・。
当時のベーシスト『ジョージ』が好きだったバンドの中に、この人たちの名があった。スティングやアダム・クレイトンと共にね。今日はそんな彼らの曲を紹介したい。
L⇔R『Telephone Craze』
残念ながら、当時の俺は『デッドヘッズまっしぐら!』でね。彼からこの『L⇔R』を彼に推されても聴くことをしなかったんだ。あの時の俺にとっては『邦楽はライバル』であり、上から目線で完全に見下していた自分が居てね・・・まだまだ尖っていたんだが、ソレと同時に『人間も小さかった』ってことだよなぁ。ガキだったのさ(笑)
ご存知の通り俺は当時からビートルマニアだったからこそ、彼がコレを薦めてくれたのだろうと今は思う。本盤はシングル盤に数曲を加えたベスト盤。先日の『ジャケ買い』時に見つけ、初めて彼らを聴いたワケだ。正直、今の俺からしたら何曲も紹介したいところなんだけれど(笑)今回はこの曲にしておいた。
一言で言うなら「純粋なビートリーなポップRock!」メンバーはギター2本にベース、そして女性キーボードの4人。ドラムはサポートの様だ。
質感としては前にも紹介したアメリカのヒネクレ者『They might be giants』を『もっと60年代1色にしたサウンド』であり、大いにマニアックさを感じる。ライバルではなく「仲間だ!」と思えるバンドだったんだね。「当時聴いておきゃ良かったな・・・」と反省仕切りである。とは言え、当時コレを聴いたとしても「ビートリーなRockをヤろう!」とはならなかったと思うな。やっぱり聴く音楽とヤル音楽は俺の場合完全に別物なんだよ。
この『Terephone Craze』では『軽い青春の遊びある恋を皮肉っている』そんな歌詞がイイし、途中で入るジャズ・アレンジが特に効果的に効いてくる!いやぁ、こういう音楽観、歌詞の世界観は好きだし恐れ入ったね!今『その青春世代を生きるBoys & Girls』にこそ聴いて欲しいと思うな。そして軽~く恋をして、ここからビートルズに入って頂こう!
じゃ、よろしく!
《編集長& Jerry's Guitarオーナー「Mash」筆》
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