「Jerry's Mash」のアナログ人で悪いか! ~夕刊 ハード・パンチBLUES~

「Jerry'sギター」代表&編集長「MASH & ハードパンチ編集部」が贈る毎日更新の「痛快!WEB誌」

『Bob Dylan ボブ・ディラン』2023年発売の本『ソングの哲学』を読んでみたゾ!

2024-03-08 11:04:19 | BOB DYLAN

2023年の年末記事
(年末記事は以下の2本!)

「失恋に似合うボブ・ディランの音楽」↓

https://blog.goo.ne.jp/12mash/e/04b31330a70314e9c938b2c46fc7043d

「2023年日本公演総括」↓

https://blog.goo.ne.jp/12mash/e/d4ca67176addf1e4d94aebff94af856f

そして大変好評頂いた『昨日のボブ記事 ↓ 』

https://blog.goo.ne.jp/12mash/e/2d30e47fcf469f8fbde5cebf50feba1c

に続き、再び『ボブのこと』を書こう。
今回は例の書籍についてのお話。

Bob Dylan『ソングの哲学』


2023年の来日公演時に合わせ
日本でも「ジャストタイミングで発売」され、話題となったよね。
アレです。

パラパラッとめくって
「おいおい、いやに難しいことを書いてるじゃねえか!」

「ホッタラカシ」にしておいたものの
先週は関東でも雨が続いてでしょ?
やっとこさ『重い腰を上げた』ってわけなのだが・・・

さて、正直に書いていくぞ。

俺は当初
『ボブが影響を受けた曲たちを語っている本』
だと思っていたのだが、読み出したところ
「どうやら違うみたいだ・・・」
と気づいた。

モチロンその様な文章も有るには有るのだが、
ソレさえもかなり難解で複雑に書かれており
何度も読み返さなければ判らない・・・。
『翻訳の問題』もあるかもしれないが、なかなか理解に苦しんだ。

俺が読んだところコレは
『曲を題材としたエッセイ』や『ボブ特有の散文』『小説らしきもの』
まで多種多様に交ざり合い、
『ボブの言葉的(詩的)芸術作品』
と見た方が良いだろう。

おまけに取り上げている曲は『かなりマニアック』であり、
全くピンと来ない人が多いはずだ。

そんな中でシッカリと曲を解説しているものに
グレイトフル・デッドの『Truckin'』が有る。
昨年の日本公演で俺を狂喜乱舞させた曲・・・

この本でボブは見事なまでに解説しているどころか、
各メンバーのプレイにまで言及しており、
デッドへの『大いなるリスペクト』を感じざるを得ない。

コレにはホント嬉しくなるのだが、
一方で幸運にもボブに取り挙げられた
クラッシュの『London calling』においては
歌詞に出てくる『60年代ビートルマニア』から話しを広げており
その文面からも『ボブの微妙な感情が読み取れる』のである。

さて、2つのロック・ソングスを挙げたが
この本で紹介されている曲の殆どが
『50年代までのR&R、カントリー(ブルーグラスとロカビリーも含む)、ブルース、ジャズ、R&B、ポピュラーなど』
であり、恥ずかしながら
『俺でも知らない人物の曲もある』
ことに驚かされた。

「いやぁ、プロとして音楽と接して来たのに、まだまだだなぁ・・・」
と思い知らされたものの、
「今から聴くか!」
という気持ちになれないのは
『ボブの文章が単純明快ではなく、非常に難しいから』
なのも事実ではある・・・。

ただ、モチロン『ボブのせい』ではなく、
『俺自身のスポンジが硬くなっちまったお陰・・・』
であり、
「これ以上は吸収できない」
コトを自分でもよく分かっているから・・・
なんだけれどね(苦笑)

「俺の20代に本書が出ていたら盤を買い漁っただろうなぁ・・・」
と、つぶやく自分が居るってお話。

結論!
この本、けっして『一般向け』ではない!
そして、『音楽ファン向け』でもありません!

「じゃぁ、どんな人に向いているの?」

はい。
『ボブを愛して止まない人』
もしくは
『マニアックなルーツ音楽を深く深く掘り下げたい人』
そんな人向けです。

『他の方は忘れてくれて結構』
そんな本なのです。

《編集長「Mash」筆》

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Mashエッセイ『今年最後の記事』も『ボブ・ディラン』!今こそ『2023年日本公演』を総括する!

2023-12-31 10:27:01 | BOB DYLAN

『ボブ・ディランの人』
と思われがちな俺でR!

まあ昨日も『ボブの記事』を書いた手前
「あながち間違いでもない」から
今更、何も言えな俺だが、
ココでハッキリさせておきたい事が有る。

「俺はボブのファンではない!」

「じゃぁ何なのよ?」
と言われそうだが(笑)
俺は毎度毎度、こう説明することにしているんだ。

「ボブの音楽にヤラレタ人間なんだよ!」
ってね。

ボブ自身に俺はミーハー的な気持ちは無く
『その音楽の凄さ、美しさに酔い続ける人間』
なのですよ!

ミュージシャンである俺的にも
『ずっと追い続けられる素晴らしい音楽家』
であり、
『本当に稀有な存在』
でもあるんだ。

そう!あくまでも
『彼の音楽が素晴らしいのだから、俺を打ちのめ続ける』
って話!

だから、当然
『2023年度のGoodな10大ニュース』
では
『ボブのJapan Tour がトップ』
に躍り出る!

「やはりその音楽が素晴らしかったから、なのさ!」
と言いたい。

勿論『Bad NightもGood Nightも有った』よ。
(この辺りは日々書いていたバックナンバーを確認して欲しいゼ!)

            ↓

https://blog.goo.ne.jp/12mash/c/1c5d2abc191215d0474a79418df47666

ただ、あらためてLive音源を聴いてみると
『全体を通して今回の来日公演の渋さ、ムードの良さ』
を再確認出来るんだよね。

何よりも
『バンドが出来ていく過程も聴けた感じで良かった』
と思うな!

新ドラマーによる初のツアーだったから、
アレンジを変えたり、試行錯誤も見えたツアーだったんだ!

「ボブの歌だけでは良いライブには決してならない。バンドとの一体感が有ってこそ!」
と感じたジャパン・ツアーだったよね。

初回場所の『大阪』と、
その後の『東京』でもアレンジを変えていたし、
当然の様に公演の最終地『名古屋』でも
やっぱりアレンジを変えていたりしたよね!
そーいう意味では興味深いツアーだったよ。

勿論
「前回2016年の来日公演はバッチリとタイトでムーディーだった!」
でも、もうあのメンバーを懐かしみ、欲しても今や帰って来ないからね・・・。

で、俺自身が年を重ねたってコトも有るんだろうが
『俺が好きなボブのアルバムって割と最近の盤が多くなった』
んだよ。
『シナトラ系』

最新作の
『Rough and Rowdy ways』
とかも最高だと思うしね!

「ボブに何を求めているのか?」
ソレは、人それぞれなのだろうが
少なくても俺は
『彼が素晴らしい音楽を作り続けて、歌い続けて欲しい!』
と願っているよ。

ただ、
『Rough and Rowdy ways』
が彼のラスト作と言われてもガッカリはしないさ。
あれ程まで沁みるアルバムは無いからね!

日本公演以降の
『ヨーロッパ・ツアー、アメリカン・ツアーも絶好調!』
と漏れ伝わるボブ。
(俺自身、音源でもソコは確認出来ているゾ!)

嬉しい事に、
「ボブは、まだまだクタバリそうに無いぜ!」
それどころか
『老いて、なお盛ん!』
って具合なのさ!

読者諸君!
『ボブの音楽を聴きながら年を越す・・・』
なんてのもイイゼ!

では、皆さん
「良いお年を!」

来年は『毎日更新』もお楽しみに!

《編集長「Mash」筆》

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Mashエッセイ『失恋に似合うボブ・ディランの音楽』LP『血の轍』のこと・・・

2023-12-30 09:04:04 | BOB DYLAN

『ボブ・ディラン』
のアルバムに
『血の轍』
という作品がある。

コレ、とても思い出深い作品なんだ。

この少し前に4年間も付き合っていた彼女が俺の元を去り
『失恋の痛手の中、毎日聴いていたアルバム』
がコレでねぇ・・・

な~んて言うと
「Mashさんも女性に逃げられるんですね?」
なんてブシツケに言うヤツもいたが
まあ、当時の俺は
『ドーシヨーモネエRock野朗』
だったからね。

とにかく
「失恋のお陰でボブの詩が心に沁みてねぇ・・・」
(特にYou're a big girl now)
その時にクロスして
よく夜のドライブへ俺を連れ出してくれた女性がいたんだ。
彼女の運転でね。

恋人ではないが、俺の部屋にもよく訪れ
『血の轍』を一緒に聴いたもんだ。
その後、決まって七里ガ浜までドライブに出かけ
ソコの駐車場で
『膝枕をして貰いながら海を眺めたり・・・』
していたんだ。

他人から見たら
『恋人同士にしか見えなかった』だろうし
彼女もそう思っていたかもしれない。
でも俺は『ドーシヨーモネエRock野朗』で、
色々な女性といる時間が長かったから
その一人としか見ていなかったんだ。

今話題の
『スピードワゴンの人』とか『ダウンタウンの人』
の事を、あの頃の俺だったら
バサッと斬れなかったと思うよ(笑)

そんな彼女も今は50歳を越えて、お子さんも育て上げ、
幸せそうで嬉しくなるんだけれど、
『ボブのライブで、このアルバムからの曲が流れるたびに、その彼女と俺の元を去った彼女をWで思い出してね・・・』
ホント「運命のひとひねり、だなぁ・・・」なんて思うんだ。

とにかく
『ボブの音楽はダイレクトに心へ入ってくる』
から色々と思い出すよ。
あの頃にアルコールを飲みながら
『血の轍』
を聴いていた自分は
「若かったなぁ・・・」
とかね(笑)。

とは言え、かれこれ、この10年
『血の轍』
を俺は聴いていない。
「彼女たちを思い出すから?」
答えは「No!」だ。

俺にとって一番感動した・・・
そんな『血の轍』
『あの時期に聴いたもの』
であり、
『あの時期以上に響いたことが無い』
のだから・・・。

そう言えば、つい最近
編集部員の『フクシマン土屋』
に本作をプレゼントした。

今日書いた様なものではなく
『素晴らしい作品で人生を変えるものだから、ぜひ歌詞を読んでくれ!』
という手紙を添えて・・・。

『1枚のアルバムが人生を変える事だってある』
んだ。
『俺の人生は確かにこのアルバムで変わった』
からね!

コレ以後
『ドーシヨーモネエRock野朗は、ほぼ卒業』
したもんね(笑)!

「読者もぜひ手に取って聴いて欲しい!」
そんな
『深~いアルバム』
なんだよ。コレは!

《編集長「Mash」筆》

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《特別連載》 「現在のボブを観よ!」 Bob Dylan 『Japan Tour 2023』 Vol.7(最終回)『日本公演を振り返って…』「Mash」が書く!

2023-04-29 20:45:11 | BOB DYLAN

『Bob Dylan Japan Tour 2023』
は、予想通り
『名古屋が全てにおいてピークとなった』
そんな
『名古屋公演』
も無事に終えて、日本公演は幕を閉じた。

俺にとって、このツアーは
『ボブを体験出来る最終公演』
となるかも…
そんな予感を日々感じていた…
のも確かなんだ。

しかし、そんな不安は
『東京公演最終日』
を終えた頃には
すっかりと払拭されていてさ!

『また、近いうちに日本公演がある!』
と確信出来る状態に
俺自身、なっていた事は
ホント嬉しい限りなんだよね!

とにかく
『尻上がりにボブもバンドも良くなり、名古屋公演は名うてのボブ通たちでさえ、納得するステージ』
だった様だから、
ボブやバンドは間違いなく進化し続けますよ!

問題だったのは
「今回の呼び屋」でしょうね…。
『デカイ会場』と『高額なチケット』は
今のボブには似付かわしく無い!

特にココ日本でのボブって
『未だにフォークの人』だもん。
いくらノーベル賞を受賞したと言っても
誰も「highway 61」とか聴いたこと無いワケ!
(勿論「血の轍」なんて皆無!)

しかも、ボブの話をすると
年配の方でさえも
「ガロで知っている!」
と言われる確率が60%以上!
そして
「まだ生きているの?」
と聞き返される現実…

こんな状況では、正直なところ
「26000円じゃ誰も誘えない!」
ワケですよ!
俺でさえ編集部の
『フクシマン土屋』
を誘えませんでしたからね(笑)!

そこで、どうでしょう?
次は「ウドーさん」に戻って頂き
『スモールスペースで18000円くらい』
が妥当だと思うのだが、如何であろうか?
『ボブの音楽を好きな人って、そう多くない』
のだから…。

さて、振り返って書くとなると
やっぱり
『東京公演でのトラッキン!』
ってコトになっちゃう俺なんだけれど、
それ以外でも色々と良い部分が有り
その辺りは日々のバックナンバーにて
ぜひ確認して欲しいね!

そして、とても個人的な話だけれど、俺の場合
やっぱり多くのボブ通たちとの交流だろうな…。
『みんなボブの音楽を愛して止まない人たち』
だから…。

以前のツアー時にも書いたけれど
会場で逢うのは
『ちょっとした同窓会』
みたいだし、
ツアー時はメールやSNSでの連絡も多くなる。

「一握りの人たちにとって、ツアー時は、さながらお祭りみたい」
に思えるワケで、
「ツアー後の今は寂しさが込み上げてくる頃」
なんだよね。

俺の場合もそうでさ。
特に『名古屋公演をパスした』
から余計に早く来てね(笑)。

ただ、寂しがっていても始まらない!
から最後に、
ボブの今のところの新作
『ラフ&ロウディ・ウェイズ』
を推しておきたい!

『80超えの爺さんが音楽を続ける意味』
そして
『残される俺たちが聴く意味!』
まさに
『俺たちの人生の一部が塗り替えられ、どう生きるべきか?その答えが広がっている盤』
だから…。

それでは
『次回のボブ来日』
まで、気長に本作を聴き続け
『染みる時間』
を存分にお楽しみ頂く事と致しましょう!

では、またお逢い出来る事を祈って!
See ya!

《Mash 筆》


《特別連載》 「現在のボブを観よ!」 Bob Dylan 『Japan Tour 2023』 Vol.6『東京公演最終日(4/16)』またもデッド!名古屋公演に向け「Mash」が書く!

2023-04-17 15:56:01 | BOB DYLAN

『Bob Dylan Japan Tour 2023』
その『東京公演最終日(4/16)』は
『現在迄の日本公演の集大成的ライブ』
だったね!

オーディエンスも前日に次いで多く
『会場全体が準備ok!』
という感じで
公演前から盛り上がる兆候あり!

とは言えこの日も
『アリーナ席』
は、埋まれど
『スタンド(バルコニー1)席』
『スタンド(バルコニー2)席』
の中央部分だけを埋めて
両サイドの
『せり出し席』
にお客様はゼロ!

いつも通り
『スタンド(バルコニー3)席』もゼロ!
こちらのチケットを持っている人は東京最終日も
『スタンド(バルコニー2)席』
への振替え!

この日は余談だが
本紙でもお馴染み
「スターマン☆アル(写真)」
と一緒だ!
ロックな彼が
『どう評価するのか』
も楽しみなところ!

そうそう、前日の土曜日公演レビューで俺はこう書いた
『事もあろうに開演時間より約3分ほど早くボブ達は現れて、ショーをスタートさせちまった!』
お陰でトイレに麦茶を入れた水筒を忘れてね…。
大変悔やまれるぞ。
どうしてくれる?ボブ(笑)!

ご心配の声も頂いたので
念の為に書いておきますと
水筒は『忘れ物コーナー』で保管され
無事に手元に戻り、今回のショーは
『時間キッカリに開始』されました!

前置きが長くなりましたが(笑)
最終日は結論から言えば
『日本公演の集大成ライブ』
であり、
演奏もボブも会場の雰囲気も実に良く
「名古屋への期待が大いに高まる公演」
となったんだ!

バンドは完成系に近く
強弱もバランスも進化!
そこにリラックス感も加わって
『やっとバンドらしくなった!』
ホントひと安心ですよ!
何より新ドラマーを中心に添える事が出来、
グッとパワーupしましたね!

それに伴い
『ボブの声も益々自由自在になっている』
し、ピアノも弾きやすそうだった!

今回ツアーでは初参戦の
『スターマン(彼はピアニストでもある)』
曰く
「今まで見たボブ公演でもベスト!」
とのこと!
まさに『円熟味溢れる公演』となった!

昨夜のチェックポイントと言えば
オープニング曲
「Watching the River Flow」
では、すぐに歌い出した前日とは違い
『1分ほどのブルースイントロ』
によるスタート!
ブリッジ部を長めのピアノソロが引っ張り
『ボブのピアノも調子が良さそう!』
と期待が高まるゾ!

「I Contain Multitudes」
にはYesterday tooの歌詞から
ずっとエコーが入った!
深かったり浅かったり…と常に変化有り!
良い効果だったと思うな。

ちなみに、このエコーは
「Black Rider」
「I've Made Up My Mind to Give Myself to You」でも聴けて、この日は多目だったね!

ショー自体は緊張感もリラックス感も有り
『ボブもバンドも会場も、全てが良い感じ』
で進み、日替り?と思われていた
14曲目を待つも
「That Old Black Magic」
にセットは逆戻り。

しかし、コレ
『ボブも演奏も抜群にキレがイイ!』
素晴らしい黒魔術に魅せられたんだ!

これで一件落着!
と思いながら聴く次曲
「Mother of Muses」
はボブの歌もピアノも美しく
会場全体が酔いしれる…

ボブの
「サンキュー」
と共にボブから笑い声が聞こえる。
「さあ、ジミーリードだ!」
と待ち構える俺に
『全く異なるピアノとアコギ音が届く』

そして予想外にココで出た!
リベンジのデッド曲
『Brokedown Palace』!

しかし、この日はボブ自身の自滅か?
歌の途中でマイクから離れ
ピアノで1人違うキーを弾き出してしまう!
しばらくバンドは元のキーでプレイし
ボブのズレズレ状態によるJAMが続く!

そして
『バンドがボブのキーに合わせた』
かと思うと、アンプラグドな感じで
「Goodbye Jimmy Reed」
へと流れ込んだのだ!

『思わぬ展開に大満足している会場』
に響く、ラスト
「Every Grain of Sand」
は、俺にとって
『この東京5公演を思い出させるエンドロール』
のバック音楽に聴こえてね…。
やっぱり感傷的になっちゃうもんよ。

だって、もしかしたら
『俺にとってのファイナル・ボブになってしまう』
かもしれないから…。

勿論まだJapanツアーは続き
『名古屋での3公演』
を残してはいる!
しかし諸事情により俺自身
名古屋へは行けない。
だからこそ『胸に迫るもの』が有ったんだ。

読書諸君には、
そんな俺に代わって
『ぜひともボブを見届けて欲しい!』
そう思ってならない。

間違いなく
『ボブもバンドも好調さを維持する』
であろうし、最終日にはリベンジの
『Brokedown Palace』

『最高の形で完成させる』
はずだ!
そんな予感が、俺にはする!

このツアーは
『ロックコンサートではなく、最高に美しい…そんな極上のアメリカンミュージックを聴く集い』
である。

『本物の良い音楽を生で味わい、泣きたい!』
そんな夜を必要としている
『あなた』!

名古屋でもボブは優しく語りかけてくれるよ!
『もう迷わなくていい!』
ってこと。

俺は言い切れるよ!

《Mash 筆》


《特別連載》 「現在のボブを観よ!」 Bob Dylan 『Japan Tour 2023』 Vol.5 『東京公演4日目(4/15)』14曲目は『日替り』? 「Mash」レビュー!

2023-04-16 11:35:18 | BOB DYLAN

『Bob Dylan Japan Tour 2023』
その『東京公演4日目(4/15)』は
オーディエンスも今までで一番多く
『終始シッカリとボブを見せたライブ』
そんな感じに思えたね!

多いとは言え
『アリーナ席』
は、埋まれど
『スタンド(バルコニー1)席』
『スタンド(バルコニー2)席』
の中央部分だけを埋めて
両サイドの
『せり出し席』
にお客様はゼロ!

勿論
『スタンド(バルコニー3)席』もゼロ!
こちらのチケットを持っている人は
もうお馴染みだろうが、
お客様の多いこの日でさえも
『スタンド(バルコニー2)席』
への振替えだ!

兎に角この日は土曜日!
今迄の比じゃぁないくらい
お客様が多い!
開演10分前でも入場口には長蛇の列…

それなのに
『事もあろうに開演時間より約3分ほど早くボブ達は現れて、ショーをスタートさせちまった!』

日々慣れている俺でさえ
トイレで『スタートSE』を聴き
焦って席に向かったのよ!
お陰でトイレに麦茶を入れた水筒を忘れてね…。
大変悔やまれるぞ。
どうしてくれる?ボブ(笑)!

正直言って
昨夜のライブって書くことが少ない。
言うならば
『プロフェッショナルなショー』
であり、
演奏もボブも会場の雰囲気も良かった!

バンドは益々タイトになっているし、
コナレテきて、Jamっぽさも有った!
ボブのピアノは大賭けはしないまでも
適度にチャレンジしていて美しさも十分。

当然ボブの声は出ていて、多くの方に
『まだまだボブって凄い!』
と思わせた… のではないだろうか?

そこには
『14曲目を日替り曲』
としたのか、
この日はジャングルビートの
「Not Fade Away」!
その選択にも表れている気がするね!

誰でも知ってて?冒険が少なく
『ノリ重視』
というこの曲のチョイスと演奏は
ボブの狙い通り、会場を盛り上げ
昨夜のピークでも有ったからね。

多分わかると思うけれど、演奏は
『デッド的というよりもストーンズ的』
なグルーヴで、
『少し浮いている感じ(笑)』
に聴こえたのは俺だけじゃあ無いと思うな。

とは言えこの「NFA」によって
『ロックのボブ』
というイメージをキープ出来た気がする。
『キープしたいのか、どーか』
はともかくとしてね(笑)。

昨夜のチェックポイントと言えば
「When I Paint My Masterpiece 」
ボブの歌に1箇所エコーが入る。
また中間部ではカントリー風JAM!
バンド音を少し小さくしていき
ボブのピアノソロが良かった!
最後のトニーもドニーもバッチリ決めた!

次曲「Black Rider」では
ボブの歌で1箇所『深いリヴァーブ』が入った!

「I've Made Up My Mind to Give Myself to You」
の歌でも1箇所で2回反復エコーが入った!

この様なPAジョブは
あまりに唐突で驚かされるが、
この辺りも日々違うので
『面白い聴きどころ』
とも言えるんだよね!

ちなみに終演後の『ボブ通』達の中には
浮かない表情の人々も多く
『それも仕方がない』と理解出来る…
そんな夜だったかな。

『ボブとしてプロフェッショナルなライブをヤっただけですよ!』
と言う俺に
『プロなら開演時間前の演奏開始は何?』
ってね。然もありなん(笑)。

いよいよ今日は
『東京公演ラスト』!
日替りでは何が出るのか?
バンド演奏は固まりつつあり
良い演奏は間違い無いだろう。

後は『シッカリBOB』
か?
『お遊びBOB』
か?
はたまた
『その中間』
なのか?

う〜む。今から楽しみだ!
では開演時間を気にしながら
お早目にお席へどうぞ!

《Mash 筆》

 


《特別連載》 「現在のボブを観よ!」 Bob Dylan 『Japan Tour 2023』 Vol.4 『東京公演3日目(4/14)』 連日の『デッド曲登場』にビックリ!「Mash」によるレビュー!

2023-04-15 12:52:21 | BOB DYLAN

『Bob Dylan Japan Tour 2023』
その『東京公演3日目(4/14)』は
休み明けだけに
『終始好調だったライブ』
と言っていいでしょう!

でもやっぱり
デッドヘッズの俺が書くとなると
『2公演連続でデッドソングが登場!』
って話に尽きる!

ヨレヨレで危なっかしい演奏だったが
我らが敬愛するアメリカンバンド
『グレイトフルデッド』

『Brokedown Palace』
をプレイ!したんだからね。

前回同様その前に、
この日の大枠をシンプルに書いておこう。

『東京公演3日目はボブの声も演奏も良く、ピアノも攻めていて良いライブだった!…あの1曲を演奏するまでは!』

という事でしょう。

常にポイントとして挙げている
「東京公演初日(4/11)」
で聴かれた様なボブ。
所謂
「抑揚豊かで強弱が付いたボブの声」

「冒険的で美しいユーモラスなピアノプレイ」
もそこそこ聴けて、
会場の雰囲気も温かかった!

純粋に
「良い音楽会に参加している」
と実感出来る日だったね!

多少は暗くなるものの、相変わらず
『客電はずっと付いている』

『お客様は今夜も少ない…』
アリーナでさえ空席があったもんね…
まあ、それももう慣れた感じだけれどさ。

チェック項目を挙げると
前回2分以上ものブルース演奏で
イントロを回したオープニング曲
「Watching the River Flow」
は、この日は通常通りで、すぐに歌に入る。

演奏は最初から良い感じで、
出だしのみボブの声が弱く、
出ていないものの、すぐに立て直し
その後は終始安定した歌声だったゾ!

その他では
序盤は『ピアノの連打』を多用
会場が盛り上がった
「I'll Be Your Baby Tonight」
では前公演で
『ボブのヴォーカルにリヴァーブでは無く随分とエコーが掛けられていた。』
のだが、この日はエコーは無し!
歌も演奏も迫力十分で
Jamっぽさも有りgood!

この流れで入った次曲
「Crossing the Rubicon」
も実に良かった!
ボブによる「サンキュー!」の後
シンバルのカウントでスタート!
いつもよりも『クソblues』に聴こえる…
う〜ん絶品!

それでは『デッドヘッズ Time』!
の14曲目のお話へ行こう!
おっとその前に13曲目の
「I've Made Up My Mind to Give Myself to You」
で、最高に攻めたピアノを弾くボブ!
を語らないといかん。
連打や「ポロロ〜ン」のリフレイン…
エンディングも『ポロロ〜ン』と締める!

『コーいうボブが観たいんだよ!』
と思いながら前回同様に次曲
「That Old Black Magic」
を待つ。

しかし、怪しいピアノから始まって
手探りに何やら歌い出すボブ…
よく聴くとデッドの「Brokedown Palace 」!
『なんと!2公演連続でデッド曲をプレイ!』

前回同様
やっぱり誰も気づいていない!
しかも、バンドさえも
「何度かリハで練習して来ました」
とは到底思えない…
そんなヨレヨレ感!

でも俺は全く構わん!
『長年のデッドヘッズ』
である。
この様なハプニング的演奏は大歓迎であり、
より嬉しくもなる!ってもんよ。

ただしこの「Brokedown Palace」
正直、収集が付かない演奏だったので
途中で切り上げJamへ移行!
そして「MELANCHOLY MOOD」へ繋ぐ!
最終的には綺麗にまとめ上げ、会場は大満足!
俺は今夜も大興奮(笑)!

その後も会場は良い雰囲気でした!
「Goodbye Jimmy Reed」
では、お客様の手拍子も出て
演奏もgood blues!
とても良かった!

前回レビューでは
『ボブ公演のピーク』を
以下の様に書いた。

ボブ休み明けの
『4/14(金曜日)公演』
もしくはPAも慣れた
『4/16(日曜日)公演』
の可能性も十分にあると予想する。

先ずは14日は的中!
と言ったところだ!
そして、俺の興味は
「デッド曲は今夜もプレイされるのか?」
ってこと。

周りでは
「Ripple」
「Attics of my life」
を推す声が寄せられる一方、
一日中、雨の土曜日に聴く
「Box of rain」
なんてのも、いかがだろうか?
嗚呼、考えるだけでワクワクが止まらない!

『やっぱり見逃せない東京公演となった!』
間違いなく、そう言い切れる!

それでは、会場でお逢い致しましょう!

《Mash 筆》

 


《特別連載》 「現在のボブを観よ!」 Bob Dylan 『Japan Tour 2023』 Vol.3 『東京公演2日目(4/12)』をデッドヘッズ「Mash」による、 興奮のレビュー!

2023-04-13 16:23:21 | BOB DYLAN

『Bob Dylan Japan Tour 2023』
その『東京公演2日目(4/12)』のレビュー
デッドヘッズの俺が書く事は1つ!

そう!
偉大なるアメリカンバンド
『グレイトフルデッド』の『Truckin’』
をプレイした!その事実だ!

その前に、
この日の大枠を正直に書いておこう。
『東京公演2日目は平凡なライブで、特に見る所は無かった…あの1曲を演奏するまでは!』
という事になる。

「東京公演初日(4/11)」
で聴かれた様な
「抑揚豊かで強弱が付いたボブの声」

「冒険的で美しいユーモラスなピアノプレイ」
は全く聴けず…

で、俺が感じたのって
「流してるなぁ〜」
ってコト。
『5割くらいの力で、ただ淡々と進む…。ツアー半ばの、ひと休み!』
そんな日でしたね。

まあ相変わらず
『客電はずっと付いている』

『お客様は東京公演初日以上に少ない…』
本当にガラガラだもん。

しかも東京初日では見られなかった
『寝ているお客様』
も周りに数人居たくらいでねぇ。

まあ俺の様に「ボブ経験」も多くなると
「こーいう日も有る!」
と割り切って聴いていられるけれど…
さすがに昨日は退屈な時間が続いたね…。

とにかく客電が明るいので
メモを取りながら聴いているけれど、
書くことが『ネガティブメモ』ばかり
になっちゃってさ…(苦笑)。

勿論、チェック項目も幾つか有ったんだ。
例えばオープニング曲
「Watching the River Flow」
では、お馴染みのチューニングから音合わせ、
ギターフレーズから入り、ドラムそして演奏へ!
その後の
「2分以上に渡るブルース演奏でのイントロ!」
には
『おっ、今日はヤリそうだ!』
と思わせたんだけれどね…
ボブの声が弱く、出ていないしカスレ気味。

ショー全体ではPAも東京初日よりはマシ。
ただし『まだ手探り状態な感じ』で
急に1つの楽器が大きくなったりもしたね。

後はこの日、割と好調だった
「I'll Be Your Baby Tonight」
では
『ボブのヴォーカルに随分とエコーが掛けられていた。』
初日では俺の席では聴こえなかったが
大阪公演では、どうだったのだろうか?

さあ、それでは本題へ行こう!
13曲目の
「I've Made Up My Mind to Give Myself to You」
の前にバンド紹介を入れたのが功を奏し、
バンドも会場も急に雰囲気が良くなった!
ボブの声も良くなり伸びているが
正直、前日ほどの美しさは無い…

『ああ、今日はコーいう日なんだなぁ…』
と思って次曲
「That Old Black Magic」
を待つ。

しかし、ギターイントロとピアノから始まって
シンバルがカウントを入れるではないか!
ドラムがタイトになってバンドはいよいよ
『極上のブルース演奏』に入った!

『おっ、何だ?』
そう思わせた瞬間、ボブが歌い出す!
デッドの「Truckin’」じゃないか!

ソリャそーだろうが
誰も気づいていない!
ただし、
「いつもと違う!」
と思う人は結構居たハズだ。

気付いたら俺は泣いていた…
そして口ずさんで、大声で歌っていた!
そう。俺は先にも書いた様に
『長年のデッドヘッズ』
である。

偶然にもこの日、俺は
『ヒッピー風ヘンプ帽子』
を被ってもいた。
『本当に夢のような時間』
であった。

『俺のデッド愛』
については
『本紙のバックナンバー』
を読んで貰うとして
この日、しっかりとプレイした
「Truckin’」
は、極上の演奏であり
今までのモヤモヤを
『全て吹き飛ばす瞬間』
でもあった!

事実この曲後、アリーナ会場では
スタンディングオベーションが起こり
俺を始め、スタンドでも数人が
立って声援を送っていた。
間違いなくこの日のピークである!

その後のショーは
終始好調にエンディングまで続いたが
俺は彼らの立ち姿を見ずに会場を出て
すぐに「例のツイート」を打った!

『4/12ボブディラン公演、なんとデッドの「Truckin‘」演奏!これだけでもう俺は最高の気分だ!』

結局の所、長々と書いて来たが
このツイートに尽きる!

最後に俺はこのツアーのピークを
『名古屋公演』しかも最終日!
と睨んでいた。

しかし、ボブ休み明けの
明日『4/14(金曜日)公演』
もしくはPAも慣れた
『4/16(日曜日)公演』
の可能性も十分にあると予想する。

それくらい「Truckin’」は強烈であり
持続性が有る様な気がしてならないんだ。

『まだまだ何が起きてもおかしくない!』
そう思う今日この頃だ!

《Mash 筆》

 

 

 

 


《特別連載》 「現在のボブを観よ!」 Bob Dylan 『Japan Tour 2023』 Vol.2 『東京公演初日(4/11)』を「Mash」による、本気の全曲ライブリポート!

2023-04-12 14:55:02 | BOB DYLAN

さあ書こう!
勿論『Bob Dylan Japan Tour 2023』
その『東京公演初日』のレビューだ!

『本紙の記事up情報』以外の事は
滅多にツイートをしない俺が
突如としてツイートをしたので
驚いた方もいたと思う。内容は以下だ。

『いよいよ本日の大阪公演よりボブのブルースが炸裂する!そんな「Japanツアー」がスタートします!』

「大阪公演初日の日」
俺はこう書いた。

ちなみに、
ここで俺が言う『ブルース』とは
その音楽ジャンルだけでなく
『生き方』や『雰囲気』
はたまた、そのイベントに至るまで…
幅広い意味で使わせて頂いた。

長年の『ボブ通』ならば
きっとお分かり頂ける表現だと思う。
だって近年のボブはまさに
『全てがブルースマン』だから!

実際のところ『大阪公演』後には
俺の所にも様々な意見が届いていたんだ。

『最高でした!』
『あんなのボブじゃない…』
『大阪公演はリハーサルですよ!』
などなど…

もう、賛否両論!
名だたる『ボブ通』たちの間でも
これだけ真逆に分かれる凄さ(笑)
そんな中での4/11を観て来た。
というよりも聴いて来た…
と言った方がいいな。

会場の『東京ガーデンシアター』は広い!
キャパ8000人!
という『完全見誤り会場』を押さえた関係上
その客入りは群を抜いて悪い!
正直言って、スカスカです…。

『アリーナ席』
は、さすがに埋まれど
『スタンド(バルコニー1)席』
『スタンド(バルコニー2)席』
の半分は空席…
しかも中央部にお客様を集めた関係で
ステージに近い
『せり出し席』
にお客様はゼロ!

そして「大阪公演」同様
A席チケットの
『スタンド(バルコニー3)席』
は無いものとなり、アップグレードで
S席の『バルコニー2』に振り替えられる!
どう?早速ブルースでしょ(笑)?

俺は昔行った
アメリカのバッファロー公演を思い出した…
『遊園地の観覧車』
をバックに歌うボブ…

「あれもブルースだったなぁ。」
と、一列に俺ともう一人しかいない…
そんな空席だらけの
『ガーデンシアターのスタンド』
で思いを馳せていた瞬間、
ステージに彼らが!

待望の東京公演初日の夜は
キッチリ19時開演の100分公演!
先にセットリストを!

《セットリスト》
1 Watching the River Flow
『ボブ・ディラン・グレーテスト・ヒット 第2集』
2 Most Likely You Go Your Way and I'll Go Mine
『ブロンド・オン・ブロンド』
3 I Contain Multitudes
『ラフ&ロウディ・ウェイズ』
4 False Prophet
『ラフ&ロウディ・ウェイズ』
5 When I Paint My Masterpiece 
『ボブ・ディラン・グレーテスト・ヒット 第2集』
6 Black Rider
『ラフ&ロウディ・ウェイズ』
7 My Own Version of You
『ラフ&ロウディ・ウェイズ』
8 I'll Be Your Baby Tonight
『ジョン・ウェズリー・ハーディング』
9 Crossing the Rubicon
『ラフ&ロウディ・ウェイズ』
10 To Be Alone With You 
『ナッシュヴィル・スカイライン』
11 Key West (Philosopher Pirate)
『ラフ&ロウディ・ウェイズ』
12 Gotta Serve Somebody
『スロー・トレイン・カミング』
13 I've Made Up My Mind to Give Myself to You 
『ラフ&ロウディ・ウェイズ』
14 That Old Black Magic
『フォールン・エンジェルズ』
15 Mother of Muses 
『ラフ&ロウディ・ウェイズ』
16 Goodbye Jimmy Reed 
『ラフ&ロウディ・ウェイズ』
17 Every Grain of Sand
『ショット・オブ・ラヴ』

それじゃ、
前代未聞のほぼ全曲レビューへ行くぞ!

「Watching the River Flow」
ショーのオープニングは
各自チューニングチェックや音出し。
ボブ歌い出すも声が小さく、PAも小さい!
声も弱々しい…。

そして、なぜか
「大阪公演では落ちた」
と言われている
『客電』が落ちない!
『明るいままの空席目立つ客席』
が、場末感を引き立てる!
バンドのサウンドも悪い…。

率直に言おう
『いやぁ、予想以上に場末のブルースバンド感がスゴイ!』
曲後のオーディエンスの拍手もまばら…
いよいよ
『場末のバーで聴いているみたい』
な錯覚に陥る…。

3 曲目の「I Contain Multitudes」
まで、大体こんな感じだったけれど、
徐々にこの曲の途中から
ボブの声が良くなり、
ピアノのアタックも音も強くなる!
曲後に「サンキュー」と声を発し
会場が柔らかくなったね。

続く「False Prophet」では
『調子が出て来たブルースバンド』
的演奏でボブの歌も良い!
ピアノはズレるがグルーヴィな部分も出始めた!

「When I Paint My Masterpiece」
出だしで美しいヴォーカルを聴かせ
ボブのピアノが間奏でヒートアップしながら
バンドを引っ張ろうとする場面が観られるものの
まだまだバンドのバランスは悪いまま…。

ただし
ボブがベンドを効かせたブルースハープを吹き
曲を一変させることに成功!
この裏で聴こえるジェリーのドラムは
ドコドコと音頭系で攻めて際立たせる!
会場は一気に良い雰囲気に変わる!

「Black Rider」
新しいアレンジを試すも、
バンドの緊張感は出ない…
ボブは歌い出しも良いし、ピアノも良い!

どうやらこの日のボブは
『バンドが悪いとピアノで変化を付けようと
アタックを強くしてゲキを入れる』
みたいだったね。
ただしバンドは平坦なまま…
ボブが良いだけに残念だ。

「My Own Version of You」
サンキュー!と声を出して始めた不気味曲(笑)
これが意外にも良い!
後半部のプレイ&ストップの演奏場面では
ボブの歌とバンドが噛み合って一瞬の最高点に!

その後ボブは
「ピンポンパンポン」
とアナウンス的な?
同じピアノフレーズを永遠と繰り返し
ユーモラスに仕上げた。

「I'll Be Your Baby Tonight」
ボブ、オープニングのピアノ弾き語りがイイ!
少し笑いながら歌い、ブルースサウンドへ!
バンドはようやく良くなりつつある。
これに気を良くしたのか
曲後にここでメンバー紹介を入れて来た!

「Crossing the Rubicon」
ユーモラスなメンバー紹介後の影響か
バンドは急にリラックスした演奏へ!
ブリッジ部のバンド演奏がラウド&グルーヴィ!
俺も、ついつい声が出るくらい良い!
エンディング付近での再ブレイクもgood!

「To Be Alone With You」
ジャグバンド風の演奏に
全員ではないものの、お客様から手拍子が!
温かい雰囲気でボブとバンド内で笑い声も出る。
リラックスした良い演奏だった!

「Key West (Philosopher Pirate)」
入りが悪く良い曲に聴こえて来ない。
しかしバンド演奏が悪いと
ボブはピアノを強める!
そこからバンドも立て直し緊張感も出て来た!

ボブのピアノ
時々音を外し変な音も出すのだが
音は美しく音楽的!
始めが嘘のようにセレナーデみたいになる!

ドラムがタイトに打ちシンバルも美しい!
後半のたどたどしいピアノとギターによる
絡みも美しく、実にイイ!

ボブ後半途中から
「ピッピピン」
とこれまた1つのピアノフレーズを永遠と弾く!
自身のヴォーカル部も弾き続け
ラストまでピアノフレーズは続いた!
どうやら、大笑いしているのは俺だけの様だが、
とてもユーモラスで実にボブらしい!

「Gotta Serve Somebody」
ゴスペルブルース風からロッカブルースへ!
ブリッジ部もグルーヴィでバンド演奏もタイトだ!
ボブの歌もピアノも素晴らしい!
シンバルのアタック音は美しい余韻が残る!
俺にとってはこの日のベストソングだね!
やっぱり声が出てしまうぜ!
ゴスペルツアーを思い出す。

「I've Made Up My Mind to Give Myself to You」 
ボブの声が伸びて美しい!
ピアノも美しく嬉しくなる!
途中演奏が消えていくところで
パタッと入るスネアと
薄く入るトップシンバルが絶妙!

「That Old Black Magic」
ここでもジェリーのドラムが冴える!
アタックを強く入り抑え気味になり歌へ!
この感じ素晴らしい!全体的にgood!

「Mother of Muses」
一転して声の出が少し弱く
低音域が出にくそうなボブ。
ただギターハーモニクスとピアノの合致した場面は
素晴らしく美しい!
歌で原曲の良さが出ていないのは残念だったが
きっと今後もっと良い公演日があるだろう。

「Goodbye Jimmy Reed 」
ボブの歌は入りがズレながらも
リズム部分から歌がupしてくる!
バンドはドスドスとしたドラムに引っ張られ
どんどんと音量が上がって行く!
そんなブルースアレンジがエグイ!
ノリ過ぎて少し危なっかしいエンディングも
それはそれでイイと思うゾ!

「Every Grain of Sand」
あくまでも想像だが
「なんとか東京初日を終えた〜」
と安心したのか?
その途端にボブのピアノがズレる(笑)
ただし終始リラックスした演奏で
ラストヴァースのボブの声は最高だった!

とまあ、100分間1本勝負を終え
『今のボブを表したライブ』
であったと思う。

過去に腐るほどボブを観て来た俺だ。
『80オーバーのボブを受け入れる』
のは、それほど難しい事ではない。

もし読書諸君が
このボブ来日公演を
「行くか、行かまいか」
で迷っているのなら、
『80過ぎのブルースマンが奏でる美しい音楽会』
と考えて欲しい。

ボブの「ロック的カリスマ性」や
時代を担ったアイコン的役割は
当然ながら、もはや存在していない。

今ここにある者は
『過去を振り返らない80過ぎの偉大な現役音楽家』
としての、堂々とした姿だけである。

それでは、今夜も会場でお逢い致しましょう!

《 Mash 筆》


今日は『Bob Dylan Japan Tour 2023』その『東京公演初日』です!「朝日新聞の朝刊」で「ボブ記事」を読んだら… さあ、出掛けるとしよう!

2023-04-11 14:14:43 | BOB DYLAN

さあ、『ボブ・ディラン東京公演初日』だ!
その当日の朝日新聞朝刊に
当日券チケットを売る為?
と思わせるライブリポートが載ったゾ。
( 写真は「朝日新聞」4/11朝刊より)

この早稲田大学教授「堀内正規」氏の記事では
今回の日本公演のスタートでもあった
『大阪公演初日の様子』や
ボブの偉業と偉人っぷりを
「ウォーホール」「ゴダール」「ピカソ」
と並び称しながら、書かれている。

それはそれでいい。
ライブリポートは誰もが主観だし、
ボブを彼がどう見ているか…
も一向に構わない。
しかしながら気になった部分がひとつだけある。

「公演では60〜70年代の曲も多く演奏されたが…」
と書かれているのだが、
全17曲中6曲は多いのだろうか?
そこだけ、ちょいと気になったね(笑)。

さて、
『大阪公演最終日のライブリポート』
は本紙以下でも読める!
https://blog.goo.ne.jp/12mash/e/e99f8b83b3260dce1e0d7e515bd3f486

ぜひとも掲載したセットリストと共に
確認して欲しいゼ!

そして今日からは、いよいよ
『東京公演』!
となり、俺が
『全公演を全力レビューします!』
ので、十分期待して待て!

じゃあ行って来くるぜ!

《 Mash筆 》


決意表明!明日からの『ボブ・ディラン東京公演』は、俺「Mash」が全てリポートするゼ!

2023-04-10 13:05:09 | BOB DYLAN

『ボブ・ディラン』
と言えば本紙であり、
俺『Mash』である!

古くからの読者なら言うに及ばず!
といったところであろうが、
あえてココでは触れない。
「もう古い話さ…」
な〜んてキザに書いてみましょう(笑)。

さて、昨日から特別連載を開始している
『Bob Dylan Japan tour 2023 ライブリポート』
の方は、もう読んで頂けたかな?

今回、大阪公演は
「コンディション不良により不参加」
だった俺だが、
大阪最終日は
編集部の『ハウリンメガネ』により
しっかりレビューして貰ったので
まずは、以下をチェックして欲しいぜ!
https://blog.goo.ne.jp/12mash/e/e99f8b83b3260dce1e0d7e515bd3f486

何度も言って来たが
『現在のポピュラーミュージックって、ビートルズとボブが作り上げた!』
ワケでさ…もう別格中の別格なのよ!

という事で
『東京公演全部行く!』
そんな俺が東京全公演を
熱血レビューしていきますので
ぜひとも、期待して欲しいゾ!

それでは会場でお会い致しましょう!

《 Mash 筆》


《特別連載》 「これぞボブ!」 Bob Dylan『Japan Tour 2023』 Vol,1 「大阪公演最終日」を「ハウリンメガネ」による渾身のライブリポート!

2023-04-09 17:07:43 | BOB DYLAN

「嗚呼…ボブは堪らなくボブであったよ。」

読者諸賢ごきげんよう。
昨日の興奮覚めやらぬハウリンメガネである。

今回は熱の冷めぬうちに是非ともこの話をすべきであろう、大阪はフェスティバルホールで行われた『ボブ・ディラン大阪公演最終日』(4/8)の話をさせて頂きたい。

大阪最終日の昨日は休日ということもあり、開場16時、開演17時と、さすが、ご高齢の客層に合わせたか、早い時間帯でのスケジュール。
少し早めに出て楽器屋でも物色しようかとも思ったのだが、家で今回のツアーのタイトルでもある『ラフ&ロウディ・ウェイズ』を聴きなおしたりしているうちに、わりといい時間となってしまい慌てて家を出る。

JR大阪駅から会場のフェスティバルホールへは歩いて10〜15分。21年のキング・クリムゾン来日公演でも行った場所であり、もはや慣れた道である。

もう開場済みの時間に現地に到着。
わかってはいたが、やはり年齢層は高め。
グッズコーナーも中々に盛況で、こりゃ後回しにしたほうがよいと考え、早速入場口へ。

(今回の日本公演ではスマートフォンの使用を徹底的に禁止する為、入場時にロックできるポーチを会場で配布。これにスマホを入れないと入場できないようになっていたのだが、これ、いいアイデアだと思う。観てる最中に真横でスマホいじられたくないもの)

今回の席は3階席。いそいそとエスカレータで3階へ向かうと何故かここでも入口前に列。
何かと思えば
「本日の公演、3階席のお客様を2階席に振り替えさせて頂いております」
とのアナウンス。
『おお、ラッキー』という思いと、
『こりゃチケットはけてねぇな……』という思いが瞬時に交差する。

(今回の公演、値段が値段かつ公演数も多いのでチケットがソールドアウトしていないという情報があったのである)

とはいえチケットの売れゆきとボブの価値は別問題。高揚する気分を抑えつつ、開演5分前に着席。

ステージには装飾も素っ気もなく、機材が並んでいるだけ。それでも格好良く見えるのはやはりボブのライブに装飾など不要であることがもう分かっているからであろうか。

ステージ左手にギターアンプが2台とドラムセット。真ん中にピアノ、右手にベース、ギターアンプ、そしてドニーの弾くペダルスティールと各種楽器のスペース。

そう、今回のツアー、メンバーが大きく入れ替わっており、前回の来日から続投しているのはベースのトニーとペダルスティール&etc.のドニーのみ。
とはいえギターのダグ・ランシオ、ボブ・ブリットの両名もかなりの経歴を積んだベテランであり、ドラムのジェリー・ペンテコストもカントリー・オブ・フェイムにノミネートされるツワモノの模様。

(元のアナウンスだと以前ボブ・ディラン・バンドに参加していたマルチプレイヤーのチャーリー・ドレイトンがドラムだったのだが急遽変更になった模様)

チャーリー・セクストンが抜けたのは寂しいが、新たなボブ・ディラン・バンドがどんな仕上がりになっているのか……わくわくする。

そうこうしている間に会場は薄暗く消灯。
拍手が巻き起こるなか、ついにボブ・ディラン&ディラン・バンドがステージに!
「Watching The River Flow」が始まった!

ボブがセンターのピアノを奏で、バンドがそこに合わせて調子を整えていく。

そしてボブが歌い出す。
……いい!今回のボブは喉の調子がいい!
以前の来日公演で聴けた嗄れ声とは違う、滑らかな声なのである。
嗄れ声でのボブもいいが、今回の歌声も堪らなくいい。

ピアノの前から動かず、それでいてバシッとした佇まいのボブは心底痺れる佇まいだ。

バンドもほぼ全員自分のスペースから動かず、ボブから目を逸らさず、ボブのグルーヴをブーストさせるよう集中している様は職人の集まりのようで観ていて心地よい。

その中の唯一の例外が、ダグ・ランシオのおっちゃん。
……動く動く(笑)!
なにせダグさんの周りだけスペースが広く取られているのである。

(真面目に考察すると、ダグさんは2台のアンプにギターを直結しているように見えたので、その音質コントロールの為に広いスペースを取っているのだと想像する)

緑(青?)のレスポールを抱え(終始この一本で通していた)、足で小気味良いリズムを刻みながらにこやかにステージを歩くダグさんはバンドの中でもきっとムードメーカーなのだろう。

(逆にもう一人のギタリストであるボブ・ブリット氏は終始自分のポジションから微動だにせず。というかずっとボブの方を向いてプレイ。この二人のギタリストの対比、結構面白い)

曲が進んでいく。
「I Contain Multitudes」や「Black Rider」など、ラフ&ロウディ・ウェイズの曲がちゃんとプレイされている。
(というか、ラフ&ロウディ・ウェイズの曲はMurder Most Foul以外全てやっていたはず)

そしてそれに合わせて、過去の曲もラフ&ロウディ・ウェイズでみせたアメリカン・ルーツ・ミュージックスタイルでの演奏にリアレンジされている。
過去の曲をリアレンジするのはボブの場合当然のことだが、『ラフ〜のスタイルに徹底的に合わせているのがミソ』。全ての曲に統一感があり、ひたすらあのグルーヴが続いていくのがとかく気持ちいいのである。

ジェリーのドラムもいい!
(さすが急遽とはいえボブがコールしただけのことはある)
激しいドラミングは一切せず、それでいてダイナミクスに満ちたプレイは現ボブ・ディラン・バンドのコアの部分を担っているといってよかろう。
(特にトニーのボトムエンドとバスドラムのコンビネーションの圧が素晴らしい。一気にリズムが引き締まる)

ダグとブリットのコンビネーションもいい!
一方がリズム、一方がリードという切り分けではなく、互いに絡み合うようにギターの音がコンビネーションされていく様は美しいスリルに満ちている。
(ダグの方がフィルイン的なプレイが多く、ブリットの方は曲の骨格となるフレーズが多かったように思う)

その4人のプレイの上でドニーのプレイするペダルスティール、フィドルの美しさもいい。ドニーがいなければ今のボブの音は成立しない。
そして、そこに絡むボブのピアノ。
これが今回とても、とてもイイ!

前回までは「ギターを弾くボブが見たい!」と喚いていた私だが、今回の公演でその気持ちが吹っ飛んだ。
何故か。それはボブのピアノがバンドの音として聴こえたからだ。
(正直以前のボブのピアノはバンドの音から浮いて聴こえた)

今回のボブのピアノは彼のハープと同じレベルで説得力に満ちた音に仕上がっている。
二人のギターとドニーの音に絡むように鳴り響くピアノがきちんとボブのものになっているのである。

王道の有名曲、一切なし。
「ライク・ア・ローリング・ストーン」も、「見張り塔」も、「激しい雨」も、「戦争の親玉」もなし。
ひたすらにアメリカン・ルーツ・スタイルでのグルーヴに終始。
ボブはピアノに陣取り、立つこともなく、最後の「Every Grain of Sand」までハープもなく、アンコールもなし。

それでもただただ「ボブ・ディラン」という音に圧倒された約2時間。
素晴らしい時間であった。
ロック・コンサートでもアメリカン・ミュージック・ライブでもない、これぞ『ボブ・ディラン・ショウ』をたっぷり喰らった約2時間であった。

でも多分だけど今日はアベレージの出来だった気がするんだよなぁ…。
「すげえいいライブだったけど、もっと上の表現を魅せてくれる気がする」んだよな。
東京と名古屋の公演、きっと凄いものになる気がする。

もし値段や時間の都合で迷ってる人がこれを読んでいるなら言っておく。
『観ないで死ねるか!』ってね。

以上、ハウリンメガネでした。
……観ないとホントに損するよ 

ちなみに次回の東京公演は編集長が動きます!

お楽しみに!

《セットリスト》
1 Watching the River Flow
『ボブ・ディラン・グレーテスト・ヒット 第2集』
2 Most Likely You Go Your Way and I'll Go Mine
『ブロンド・オン・ブロンド』
3 I Contain Multitudes
『ラフ&ロウディ・ウェイズ』
4 False Prophet
『ラフ&ロウディ・ウェイズ』
5 When I Paint My Masterpiece 
『ボブ・ディラン・グレーテスト・ヒット 第2集』
6 Black Rider
『ラフ&ロウディ・ウェイズ』
7 My Own Version of You
『ラフ&ロウディ・ウェイズ』
8 I'll Be Your Baby Tonight
『ジョン・ウェズリー・ハーディング』
9 Crossing the Rubicon
『ラフ&ロウディ・ウェイズ』
10 To Be Alone With You 
『ナッシュヴィル・スカイライン』
11 Key West (Philosopher Pirate)
『ラフ&ロウディ・ウェイズ』
12 Gotta Serve Somebody
『スロー・トレイン・カミング』
13 I've Made Up My Mind to Give Myself to You 
『ラフ&ロウディ・ウェイズ』
14 That Old Black Magic
『フォールン・エンジェルズ』
15 Mother of Muses 
『ラフ&ロウディ・ウェイズ』
16 Goodbye Jimmy Reed 
『ラフ&ロウディ・ウェイズ』
17 Every Grain of Sand
『ショット・オブ・ラヴ』


来日中止のボブ・ディラン… 俺「Mash」が経験した彼のBest LIVEとは?

2020-03-26 18:33:25 | BOB DYLAN

本来なら木曜の今日は「ゲストDay」のはず…しかも「ボブ・ディラン来日公演直前」を控え、興奮気味な「ジョーカーウーマン」が送る熱過ぎるコラムの回だったのだ。

しかし、ご存知の通り世界的な「コロナ感染状態」により、ボブの来日公演も中止となりました。

そんな状況の中で「ジョーカーウーマン」本人から「ショック状態により休載させて欲しい」との申し出が有り、私Mashが代わりに筆を取った次第でございます。お楽しみにされていた方々に、まずはお詫び申し上げます。

とは言え、久しぶりにボブについて書いてみたいので、引き続き読んでくれると嬉しいぜ!

さて、それほどアンテナを張っていない私でも、今月はラジオなどで「ボブ特集」たるものを、かなり耳にしたもんだ!

「みうらじゅん氏」や「ダイヤモンドユカイ」氏が各々別番組で特集を組み、ボブを熱く語っていたりもしていたし、日本では「ボブ来日ムード」をそれなりに醸し出していた様に思う。

久しぶりの「Zepp横断ツアー」だっただけに、ファンにとっては熱も入っていたコトだろう…。一説にはこの中止で「7億円の損失」と報道(写真は週刊文春より) されていて、その大きさを改めて感じるってもんだが、当の私は今回だけは妙に冷静であった。

と言うのも、すでに1月末からの「コロナ騒動開始時」から、既に中止と考えていたからだ。ここまで世界的な流行にならなくても、「中国に近い日本での公演は難しい」と思うのは普通であろう。もちろん「オリンピック・パラリンピック」の中止も同じ理由で予想していた方がほとんどではないだろうか。

さて、暗い話はこれ位にして(笑) ココで話を「私とボブ日本公演」という感じで振り返ってみよう。題して私のボブ公演 ナンバー1!」

本当にボブのコンサートは海外も含めて数多く見ているんだ。もちろんコチラの読者諸君は「ボブにギターを渡したあの日」だとお思いでしょうが、ノンノン!違います。(笑)

実は97年の2/10 東京公演!東京国際フォーラムの「こけら落とし」で呼ばれたボブ!俺はこのLIVEを1番に挙げたい!

オープニングにデイヴ・スチュアートたちが出て、そのデイヴが舞台袖でビデオカメラを回しボブの撮影をしたあの公演のコトだ!

知っての通り東京国際フォーラムでのロックやポップコンサートって盛り上がるのには厳しい環境でしょ?あれほどステージに近いのに、座らされる感じ…。この日も、もちろんオールシッティング!だった。

俺は前から15列目で「あなたの音楽に影響を受けたぜ!」という大きな英字ボードを作り、ボブへのアピールを用意して望んでいたが、どうにもこうにもチャンスが無い。正直盛り上がりには程遠い状態でショーはアンコール間近に…。

しかし「highway61」で、ある観客が後方からステージに向かい走って行くのが見えた。「今だ!」と俺も続いた。もちろんボードを持ち、ステージにかぶりついた!気付くとボブは俺のたった1メートル前でアンコールの「Like a rolling stone」で、ギターを弾いて歌っているではないか!あの名曲をだぜ!

ステージ袖にはデイヴがビデオで俺たちをシューティングしている。そう、すでに多くのファンがステージ前に押し寄せて、会場はZeppどころじゃあない、物凄い状態のオールスタンディングになっていたのだ!(前日の初日はステージに客が上がる騒ぎだった様だが、この日も負けず劣らずのLIVEハウス状態だったぜ!)

俺は例の英字ボードをボブにかざすが、反応が無い…「こんなもんか…」と思っていたらデイヴが袖からジェスチャー付きで、俺に何か言っている「逆だよ!?」おっといけねえ!興奮の余り俺は英字ボードを逆さに掲げていたのだ。後方から押されながらも、今度はしっかりとボードをボブに掲げた。僅か1メートルの場所でだ!

その時だ!
「ギターを弾くボブが右膝を上げ、俺を力強く指差した」のだ!

信じられなかったよ!俺が言いたかったことが直接伝わったんだぜ!もちろんその後のZeppツアーではギターと手紙を渡したりもしたけれど、まだ体型もシャープでエレキも存分に弾いていた97年のボブ!本当にカッコ良かったんだ…。

そう、あの時のボブが俺にとってのボブだぜ!

その後いく度と無くボブの公演には足を運んでいるけれど、やっぱり今思うと「あの日」が全てだ!と言い切れる。

なんだか俺にとってのボブは「97年2/10の思い出」で、もう十分満足してしまうのよねぇ。

23年前…ピュアで若かった俺は25歳だったわけで、その時の感覚って今は持ち合わせていないのかな?だからこそ、素晴らしい思い出としてリアルに甦る…のかもしれない。

《編集長「Mash」筆》

 

 


ジョーカーウーマンの「明日もボブで狂うわよ!」(第12回)「ボブ・ディラン2020年来日公演に向けて」

2020-02-27 12:30:15 | BOB DYLAN

「ボブ・ディラン2020年来日公演に向けて」

もう一つ盛り上がらない。

世間も盛り上がってないけど、

私自身ももう一つ乗り切れてない状況で
ついに5週間を切ってしまいました。

本来なら舞い上がりすぎて何も手につかない。。。くらいで不思議ではない時期なのに。
正直、過去ZEPP公演と比して整理番号若かったし、狂喜の舞を毎日踊ってても良いくらいなのに。

コロナウィルス・・・・?

結論として
ボブ・ディラン来日公演はあると思います。
きっとボブは平然とした顔で来ます。
(そんなボブが好き☆)

先日は追加公演も発表されたし。

ただ、残念ながら
14公演発表で追加3公演の17公演だと思っていたけど、追加は24だけとなるかもしれません。
追加の一般発売が3月7日となるようですし。

12日(日)なぜ開けてるのか判りませんが。
5日と19日は買ったうえで日曜しか来れない熱心な人と、とにかく全部行く人のために再追加出してほしいけど・・・。
それこそコロナの影響かもね。。。

でも発表されてる公演は普通にありそう。
(12も絶対ないとも言えません。あったら嬉しいな~)

アメリカがアジア全てに渡航禁止令を出すくらい大変なことに発展したら別だけど。
それ以外大概あるような気がする。
今の時点で予言者ではないので、絶対とは言えないけど。

それより春のツアーがたったの15回で終わるの?
年々回数が減ってきてる。
仕方ない。。。
一回一回を大事にするしかないですね。

毎日のコロナ報道等で、なんか結構疲れちゃった。

普段だったらニュースなんて絶対に追いかけないけど、今回はボブ・ディラン来日という超重要イベントを控えてるからついつい。。。

ウィルスじゃなくて不安のヴァイブレーションに感染しちゃったわよ!!!

しかし、良いこともあります。

「日本が愛するディラン、日本を愛するディラン」

何それ、さぶっ!
とか文句たらたらだったのですが、
今や、来てくれるとは思ってるけど、
「来てくれるならもう何でもいいです」
的気分です。
企画とか来日公演のために色々働いてくれてる人々ありがとう!!!

一抹の不安を経て少し謙虚になれました。

そう言えば
「世界がうらやむ日本限定ライブハウス公演」
にも皮肉を言いましたっけ。

現状、世界がうらやむどころか
世界から不安がられてる日本公演だったりするんですが、
素直に「世界中から早くうらやんで欲しい」と申し上げたいです。

2014年にZEPPでHuck's Tuneをやった時級にどや顔したいです。
(別に日本の手柄ではありませんが)
うろたえる海外ファンサイトの錯綜書き込みぶりに、ほくそ笑みながら、
Zeppに通う日々よ再び!
(結局謙虚になってないけど、いつも苦労して海外まで観に行ってるので少しくらいの根性悪は許して下さい)

う~ん、書き進んで独りでに盛り上がって来たかも。

え~そうですね~~自分のチケットは確保したので、後は、
「ボブ・ディランは思ってるよりずっと良いですよ。ちょっとお値段が高いような気がするかもしれないけど、観に行った方がきっと良いですよ」と、できることなら皆さんを勧誘したいです。

Mash兄さんの当ブログを読まれてる方がどんな方々なのか判りませんが。

そして当日はほぼ満員の状態で盛り上がりたいですね(以前のZEPP公演はちょっと入れすぎ!ほぼ満員くらいが良いです)。

昨年秋ツアーのラスト11回観ましたがどの回も素晴らしかったです。
ポイントとしては、春も凄く良かったのに秋にはもっと凄くなってたってことです。

2018年の比ではありません。
でも2018年が悪かったわけでもありません。
ただただ更に良くなってるんです。
毎日毎日が目が覚めるようなショーです。

狂ったファンだから判断力を失ってると思われるかもしれませんが、
アメリカのTicket Masterのレビューコーナー見てみて!

Boblinksのレビューコーナーは狂ったファンの巣窟と言ってもいいのでしょうが、
Ticket Masterのレビューは通常ハードコアファンは書かないので、ボロクソに書かれていたのですよ。
「ボブさいてー。バンドは良かった」とか(結構笑える)。

それが!秋ツアー始まって暫く経って賞賛の雨あられ状態になったんです!
・・・はちょっと言い過ぎか、辛口意見も散見されますが、絶賛劇的に増えています。
あらゆる層のファン、ライトファンからダイハードファンまで満足のツアー。

そこからですね、4か月の楽しい冬休みを経て、満を持しての春ツアーですよ。
超良いに決まってるわ!

2016年に観たからもういいか、
と思ってる方いたら、、、
2016年の来日凄く良かったけど(シナトラで固定セットリストであっても)、
2019年はも~~~~~~~~~っと良かったです。
だから。。。2020年の春に良くないとは、ちょっと考えられません。

今観ないと損です。
一生の損かも!

あと、フジロックで観たからもういいか、
と思ってる方いたら、、、
今だから言いますが、あれは凄く。。。
「普通」のショーでした。
盛り上がりに水を差すのがのは嫌だったのですが、びっくりするくらい「普通」でした。(個人の感想です)

本当のボブ・ディランの凄さを知って欲しいです。
2020年東京と大阪で恐らくかなりエネルギーの高いショーを観ることができる予感がします。

・行きたいけど万難に阻まれてる方へ

→「行ってもいいよ」と心の中で自分に許可を上げてください。結構それだけで行けるようになります。

・興味あるけど、行ったらがっかりするかもとためらってる方へ

→がっかりしません。

・興味あるけど、チケット代が高すぎるのでためらってる方へ

→19,000円ここで遣っても遣わなくても年末までには何の違いもなくなっています。
 ボブ・ディランはまじ偉人です。ボブ・ディランと過ごす時間、、、プライスレス。

・過去の公演で凄く良かったと思ったけど、今は鎮静化して、「まあいいか~」と思ってる方へ

→是非とも4月1日から6日の間、大阪なら4月8日に行ってくださいませ。
 (そしたらもう1回、もう2回・・・もう9回~14回くらい観に行くことも可能ですので。)
 観たら確実に気持ちは蘇えります。そして、この機会を逃してたかも~~~と慄くことも確実です。

ボブは間違いなく毎日全力投球してくれます。
極東でも、NYCでも、コロナウィルスの脅威があろうとなかろうと、客席がスカスカでも満員でも!

機嫌悪い日や「なんか普通」の日もありますが、それでも全力投球に変わりはないです。
恐らく全力投球しかできないのだろうと推測してます。
とにかくフルエナジーパフォーマーなのです。

すごく楽しみです。
それではこの「Mash兄ブログ」の皆様、
会場でお会いいたしましょうね。

あ、でも初日まであと一回私の番があったかも。
とにかくお会いいたしましょう!

《ジョーカーウーマン筆》

ジョーカーウーマンの「明日もボブで狂うわよ!」 (第11回) ボブが来日する2020年です!

2020-01-30 13:49:23 | BOB DYLAN

明けましておめでとうございま~~~す☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

ついにボブ・ディランが来日する2020年が明けました!

若め?ファンは2010年が初体験だった方もいるのではないでしょうか?

あれから10年、当時特に10年後のボブ・ディランのことも、10年後の自分自身のことも考えてなかったですが、、、、またボブを日本で観ることができるなんて。。

改めまして、、、祝☆来日です。

某様のブログでボブ・ディラン2019年10大ニュース発表されてたので、私も倣いまして
、昨年のボブ・ディランびっくりニュース(自分目線)発表させていただきます。

10位からじゃなくて、1位から行きます。

1位 :ローリング・サンダー・レヴュー: マーティン・スコセッシが描くボブ・ディラン伝説、Netflix で公開される

皆さん、ご覧になりましたか?
RTRカッコよかったですね。今まで観たことない映像がザクザク。
保存できないのが残念ですが、Netflixは今のところ格安なので観なおしたいときに入って、ついてに他の映画も観るのもいいかもですね。

シャロン・ストーンが変なこと言い出すまで、すっかり実ドキュメンタリーと信じて観てました。(いずぅものおくぅに)

聞いたことない関係者の名前多いと思った。

作り話ならもっと面白くてもいいんじゃないの?と少し思いましたが(少しだけ!)。

自分的にはアレン・ギンズバーグ映像と語る今ボブが良かったです。


2位:ニール・ヤングとデュエットする

まさかのデュエット!選曲も最高。
動画サイトで即効観ることができる時代に感謝!


3位:ピアノの向きを変える

先の配置は何年続いたのでしょう?
すっかり不動と信じてました。

推測では夏にニール・ヤングとステージを共にした時にインスパイアされたとか。。。
ニール・ヤングのステージどんなのかチェックしてないから知らんけど。。)

前の配置と信じ「ボブが横向きになってもピアノ前がいい~」という人が、右ブロックのチケットばかり購入して、秋ツアー始まって大ショックというようなドラマも展開されました。

救いは右ブロックはボブのふわふわヘアーしか見えない時もあるけど、ボブに近くはある、というところでしょうか?

私は全ブロック取り交ぜて座りましたが、意外と全部良いことろがあって、より平等(ボブの姿を楽しむことについて)な配置かもしれません。

※来日時は元に戻ってる可能性もあります。


4位:毎回ギターを弾くようになる

たま~~~にギターを披露してくれることはあったけど、もう弾かなくなっていたのは周知の事実。
正直言うと私はボブのピアノの方が格段に好きなのですが、それでもボブ・ディランがギターを弾いてる姿は素直に嬉しかった。

また、昨秋ツアー最後の方では「ギター弾くのレアだから」という理由ではなく、本当にギター良かったんです。好きです。


5位:ウィーンで写真を撮った観客を注意する+Dignityがセットリストに(すぐ消える)

おもしろかったから、第5位。
「play or pose」事件の後日、Dignity never been photographed の歌詞が「メッセージか?」と思わせる「Dignity」が一瞬登場。現地で聞けた人超ラッキー!

「play or pose」事件の翌日のショーではDignityも登場せず、グランドピアノの蓋を開けて視界をブロックされるという、とばっちりを受けただけなんですよね。。。
ちょっと怒ってるボブの演奏は良かったです。


6位:不動のバンドメンバー変わる+マネキン登場

スチュの代わりのメンバーなしで行くのかと思ってたら、ギター要員としてBob Britさん参加。そしてドラマーがMatt Chamberlain さんに交代です。

ボブは秋ツアーかなりご機嫌で、ネットでは「ステージ終わった後、メンバー、一人一人と長いハグをしていた」目撃情報まで登場。

デフォルトで機嫌悪そうなボブ・ディランを長年愛してたのに調子狂う。。。けど、ボブが楽しかったら結果オーライです。

生きたメンバーではないけど、男女マネキン3体登場。
確か名前はディヴ、レイチェル、フィオナかな、、、常にドレスアップしてる。
ファンの大方は苦笑しているが、後列配置で良かった。。。心からそう思う。

わざわざ飛行機に載せて日本まで持ってくるのだろうか。。。。


7位:Lenny Bruceがセットリストに(継続中)

今や固定セトリが連続して続くようになったので、新しい曲登場は非常に重要。
「レニー?」と思ったけど、かなり良いです。
響きが美しかった「シナノン」が「バビロン」になってるけど。

好きだったフレーズ消滅と言えば、Thin Manの「tax-deductible charity organization」
が知らん間に消えてて、何かしらのディナーインビテーションみたいな歌詞になってた。
んーーー。仕方ないか。。。


8位:メンバー紹介復活する +NYC公演で観客席にいた有名人を紹介する

不動かと思われたメンバー変更のためか?長年無かったメンバー紹介がおもむろに復活し、ファンを喜ばせる。

メンバー紹介がないのは、変わった行為なのかもしれないが、すっかりボブ・ディランに慣れてしまってる身には、多分他のアーティスト観に行ったら「この人曲の間にお喋りしてる~~???何なん?」と違和感を感じそう。

必要ある時だけ喋る(新しいメンバー紹介する・休憩行くけど、まだあるからね、と告知する)、喋りたい時だけ喋る、凄く筋が通ってる。

メンバー紹介と並んで有名人紹介は大きな驚き。

基本的に、喋らず、愛想がない印象が強いが、過去にもこのような事例があったと思うし、ジョークの時間があった時代すらあったけど。

もう「過去の事例」とかいう時点でレアってことですけどね。

ボブの喋ってる声を聴くのは大好き。
独自の抑揚が歌ってるみたいに聴こえるのは私だけでしょうか?

しかし、ボブ・ディランは、たまに喋るから良い!と思う。
1曲減らして喋られても困る。


10位:秋ツアーの日程遅れる+日本ツアー発表される+近年で最高のツアーと絶賛される

ウィーンで躓いてコケそうになったの見た時も怖かったけど、秋ツアー発表が例年よりも遅かったのも、発表までの間どきどきしました。

78歳という年齢もあり、最近は絵画等の製作もしてるし、もしかして、秋ツアー無いのかも。。。から、想像はどんどん膨らみ、もうツアーしないんじゃないか、少なくとも、今からの発表じゃ、短いツアーになるだろう、NYだけかも、、とか不安な夏を過ごしました。

一転、何事もなかったかのように、通常のアメリカ西→東の北回りフル日程が発表され、、、「焦らしたから」でも無いと思いますが、チケットも数年前よりバンバン売れてた模様(チケットマスターのシートマップ確認の印象です)。

蓋を開けたら、ツアー開幕より絶賛の嵐。
確かにどの音源聴いても良いわ。

私は、毎年毎回同じこと言ってる自覚があるので、当てにはできないけど、実際レビューや記事でも褒められてるわ。絶賛されてるわ。

何よりも、ボブ・ディラン本人がご機嫌なのが、絶好調の証拠。
少なくとも納得いくショーであるのかと思います。

さて、そんな流れでの今年の来日公演。。。良くないはずがないです。

ボブの心中は判る訳ないですが、当然昔からの知人・友人の訃報も多いはずで、思うところはあるとは推測してます。

ボブ・ディランのコンサートは私の知ってる限りとはなりますが、常に真剣、超ストロング・スタイルの本物ショーであったかと思います。

とにかく凄い人です。

しかも、ここ数年はもっと研ぎ澄まされてる感覚があります。
本年の日本、近年の最高のツアーの上書きが予想されます。

数年に一度しか日本ツアーは無いので、仕方なく海外まで行ってますが、日本で観るのが一番良いです。
勿論、私が日本人なのでノリが合うのもあるでしょうが、全員が真剣に聴いてるところが素晴らしいです。

思考が停止するくらい、また終わった後が怖い位、楽しみなのです。

《 ジョーカーウーマン 筆》