「Jerry's Mash」のアナログ人で悪いか! ~夕刊 ハード・パンチBLUES~

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コラム⑩ U2の新作「No Line On The Horizon」を聴く

2009-02-26 22:21:59 | Music Life
何年も待った
ボノの歌声、ラリーのビート、アダムのグルーブ
そしてエッジの際立ったトーン・・・

待ちに待ったU2の新作が25日に発売になった。

U2.comでシングル曲は聴いていたんだけれど、
「イマイチ」の感じがしていた。(前ブログ参照)
でもアルバムでは「決めてくる人達」だからね。
安心していたんだけれど・・・

ハッキリ言おう
曲が弱い
その弱い曲に無理やりU2サウンドが乗る感じ・・・
中にはU2じゃなくてもいいじゃん!的曲もあり、
正直何度も何度も聴いてみたんだけれど好きになれない。

何よりも気になるのは全体を覆う「未完成」な感じ。
曲、演奏、アレンジ、MIX・・・と、
どこを取っても中途半端で、特にMIXの交わりの無さにより、
バンドのダイナミズムが一向に伝わってこないどころか、
セパレートされて「別録り感抜群」な曲まである。

前作がポピュラー音楽史に残る名作だっただけに、
この「ズッコケ」様は何なんだろうか・・・

全体的にボノの歌声にも色気が無い。
Tr9「White as snow」なんて割とイイ曲なんだけれど、
ボーカルがもっと良ければなぁ・・・。惜しい。

唯一最高なのはボノが書く詩の世界かな。

何だかんだ言ってもベストTrはシングル曲「Get on your boots」なのが悲しい。
こんなはずじゃぁ無かったのに・・・。

とにかく世界の反応を見てみたい。

<2/26 Mash>
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