「Jerry's Mash」のアナログ人で悪いか! ~夕刊 ハード・パンチBLUES~

「Jerry'sギター」代表&編集長「MASH & ハードパンチ編集部」が贈る毎日更新の「痛快!WEB誌」

ジョーカーウーマンの「明日もボブで狂うわよ!」 (第11回) ボブが来日する2020年です!

2020-01-30 13:49:23 | BOB DYLAN

明けましておめでとうございま~~~す☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

ついにボブ・ディランが来日する2020年が明けました!

若め?ファンは2010年が初体験だった方もいるのではないでしょうか?

あれから10年、当時特に10年後のボブ・ディランのことも、10年後の自分自身のことも考えてなかったですが、、、、またボブを日本で観ることができるなんて。。

改めまして、、、祝☆来日です。

某様のブログでボブ・ディラン2019年10大ニュース発表されてたので、私も倣いまして
、昨年のボブ・ディランびっくりニュース(自分目線)発表させていただきます。

10位からじゃなくて、1位から行きます。

1位 :ローリング・サンダー・レヴュー: マーティン・スコセッシが描くボブ・ディラン伝説、Netflix で公開される

皆さん、ご覧になりましたか?
RTRカッコよかったですね。今まで観たことない映像がザクザク。
保存できないのが残念ですが、Netflixは今のところ格安なので観なおしたいときに入って、ついてに他の映画も観るのもいいかもですね。

シャロン・ストーンが変なこと言い出すまで、すっかり実ドキュメンタリーと信じて観てました。(いずぅものおくぅに)

聞いたことない関係者の名前多いと思った。

作り話ならもっと面白くてもいいんじゃないの?と少し思いましたが(少しだけ!)。

自分的にはアレン・ギンズバーグ映像と語る今ボブが良かったです。


2位:ニール・ヤングとデュエットする

まさかのデュエット!選曲も最高。
動画サイトで即効観ることができる時代に感謝!


3位:ピアノの向きを変える

先の配置は何年続いたのでしょう?
すっかり不動と信じてました。

推測では夏にニール・ヤングとステージを共にした時にインスパイアされたとか。。。
ニール・ヤングのステージどんなのかチェックしてないから知らんけど。。)

前の配置と信じ「ボブが横向きになってもピアノ前がいい~」という人が、右ブロックのチケットばかり購入して、秋ツアー始まって大ショックというようなドラマも展開されました。

救いは右ブロックはボブのふわふわヘアーしか見えない時もあるけど、ボブに近くはある、というところでしょうか?

私は全ブロック取り交ぜて座りましたが、意外と全部良いことろがあって、より平等(ボブの姿を楽しむことについて)な配置かもしれません。

※来日時は元に戻ってる可能性もあります。


4位:毎回ギターを弾くようになる

たま~~~にギターを披露してくれることはあったけど、もう弾かなくなっていたのは周知の事実。
正直言うと私はボブのピアノの方が格段に好きなのですが、それでもボブ・ディランがギターを弾いてる姿は素直に嬉しかった。

また、昨秋ツアー最後の方では「ギター弾くのレアだから」という理由ではなく、本当にギター良かったんです。好きです。


5位:ウィーンで写真を撮った観客を注意する+Dignityがセットリストに(すぐ消える)

おもしろかったから、第5位。
「play or pose」事件の後日、Dignity never been photographed の歌詞が「メッセージか?」と思わせる「Dignity」が一瞬登場。現地で聞けた人超ラッキー!

「play or pose」事件の翌日のショーではDignityも登場せず、グランドピアノの蓋を開けて視界をブロックされるという、とばっちりを受けただけなんですよね。。。
ちょっと怒ってるボブの演奏は良かったです。


6位:不動のバンドメンバー変わる+マネキン登場

スチュの代わりのメンバーなしで行くのかと思ってたら、ギター要員としてBob Britさん参加。そしてドラマーがMatt Chamberlain さんに交代です。

ボブは秋ツアーかなりご機嫌で、ネットでは「ステージ終わった後、メンバー、一人一人と長いハグをしていた」目撃情報まで登場。

デフォルトで機嫌悪そうなボブ・ディランを長年愛してたのに調子狂う。。。けど、ボブが楽しかったら結果オーライです。

生きたメンバーではないけど、男女マネキン3体登場。
確か名前はディヴ、レイチェル、フィオナかな、、、常にドレスアップしてる。
ファンの大方は苦笑しているが、後列配置で良かった。。。心からそう思う。

わざわざ飛行機に載せて日本まで持ってくるのだろうか。。。。


7位:Lenny Bruceがセットリストに(継続中)

今や固定セトリが連続して続くようになったので、新しい曲登場は非常に重要。
「レニー?」と思ったけど、かなり良いです。
響きが美しかった「シナノン」が「バビロン」になってるけど。

好きだったフレーズ消滅と言えば、Thin Manの「tax-deductible charity organization」
が知らん間に消えてて、何かしらのディナーインビテーションみたいな歌詞になってた。
んーーー。仕方ないか。。。


8位:メンバー紹介復活する +NYC公演で観客席にいた有名人を紹介する

不動かと思われたメンバー変更のためか?長年無かったメンバー紹介がおもむろに復活し、ファンを喜ばせる。

メンバー紹介がないのは、変わった行為なのかもしれないが、すっかりボブ・ディランに慣れてしまってる身には、多分他のアーティスト観に行ったら「この人曲の間にお喋りしてる~~???何なん?」と違和感を感じそう。

必要ある時だけ喋る(新しいメンバー紹介する・休憩行くけど、まだあるからね、と告知する)、喋りたい時だけ喋る、凄く筋が通ってる。

メンバー紹介と並んで有名人紹介は大きな驚き。

基本的に、喋らず、愛想がない印象が強いが、過去にもこのような事例があったと思うし、ジョークの時間があった時代すらあったけど。

もう「過去の事例」とかいう時点でレアってことですけどね。

ボブの喋ってる声を聴くのは大好き。
独自の抑揚が歌ってるみたいに聴こえるのは私だけでしょうか?

しかし、ボブ・ディランは、たまに喋るから良い!と思う。
1曲減らして喋られても困る。


10位:秋ツアーの日程遅れる+日本ツアー発表される+近年で最高のツアーと絶賛される

ウィーンで躓いてコケそうになったの見た時も怖かったけど、秋ツアー発表が例年よりも遅かったのも、発表までの間どきどきしました。

78歳という年齢もあり、最近は絵画等の製作もしてるし、もしかして、秋ツアー無いのかも。。。から、想像はどんどん膨らみ、もうツアーしないんじゃないか、少なくとも、今からの発表じゃ、短いツアーになるだろう、NYだけかも、、とか不安な夏を過ごしました。

一転、何事もなかったかのように、通常のアメリカ西→東の北回りフル日程が発表され、、、「焦らしたから」でも無いと思いますが、チケットも数年前よりバンバン売れてた模様(チケットマスターのシートマップ確認の印象です)。

蓋を開けたら、ツアー開幕より絶賛の嵐。
確かにどの音源聴いても良いわ。

私は、毎年毎回同じこと言ってる自覚があるので、当てにはできないけど、実際レビューや記事でも褒められてるわ。絶賛されてるわ。

何よりも、ボブ・ディラン本人がご機嫌なのが、絶好調の証拠。
少なくとも納得いくショーであるのかと思います。

さて、そんな流れでの今年の来日公演。。。良くないはずがないです。

ボブの心中は判る訳ないですが、当然昔からの知人・友人の訃報も多いはずで、思うところはあるとは推測してます。

ボブ・ディランのコンサートは私の知ってる限りとはなりますが、常に真剣、超ストロング・スタイルの本物ショーであったかと思います。

とにかく凄い人です。

しかも、ここ数年はもっと研ぎ澄まされてる感覚があります。
本年の日本、近年の最高のツアーの上書きが予想されます。

数年に一度しか日本ツアーは無いので、仕方なく海外まで行ってますが、日本で観るのが一番良いです。
勿論、私が日本人なのでノリが合うのもあるでしょうが、全員が真剣に聴いてるところが素晴らしいです。

思考が停止するくらい、また終わった後が怖い位、楽しみなのです。

《 ジョーカーウーマン 筆》


続「オーバーワークは身を滅ぼす…」

2020-01-28 11:37:11 | MASHイズム

前にも書いた通り

「オーバーワークは身を滅ぼす!」
今まさに俺自身がそうである…
完全なるオーバーワーク…
 
家族の闘病生活と閉店準備が主な理由。
慣れないコトをWでこなしているからね…。
 
お陰で運転免許証の更新期間を
忙しさの中で過ぎてしまってね…
しかも車が乗れないと
今血眼になってやっている
閉店作業も滞るワケですよ!
 
と言うワケで、今は二俣川に来ています!
朝も早よから電車でコツコツ♪ 
と…ね。(笑: アラジン懐かしい〜)
いやぁ非情に厳しいぃ〜!
(財津さんも懐かしい〜)
 
まあ大雨だから人も少ない方らしく
2番目に手続きが出来たので
スムーズではあるけれど、
やっぱり待ち時間長い!
そのお陰でこの記事を書けるわけだけれどね。
 
とにかく、泣いても笑っても
今月中には閉店をさせる事に変わりはない!
オーバーワークの息抜きと捉えて
午後からは閉店作業に戻ります!
 
免許証が手に入ればコッチのもんさ!
行くぜ!
 
《 編集長 「Mash 」筆》

「新企画」を発表!今年は当ブログ、強烈にパワーup!しますヨ!

2020-01-24 12:40:02 | 編集長と副編集長の対談「マシュメガネ対談」

発表はいつも唐突だ!

この度、いつも書いて頂いている
音楽ライター「ハウリンメガネ」との
新連載、その詳細が決定したぞ!
 
先にもお伝えした通り
今以上にシングルレコードを熱く深く斬る
「爆音45回転 take2!」
の他にも、堂々ヤルコトとなったその企画とは?
その名も
「マシュメガネの音楽Live言いたい放題!」
 
私、編集長「マッシュ」と
この度、これを機に副編集長に抜擢された
(勝手に私が任命しておりますが… 悪しからず)
「ハウリンメガネ」による激深トークコラム!
 
内容は「音楽Live音源」や「音楽Live映像」が
「虫メガネよりも、よ〜く見える!」
というコンセプトで、Liveに焦点を当て
言いたい放題に語り尽くす!
そんな無茶苦茶な企画でR!
 
唐突さとは裏腹に、実はこの企画
早速「来月からスタート!」する次第。(笑)
 
カンの良い読者様なら
「この2人だと通常発売音源だけでは無いはず…」
とピン!と来ているコトでしょう!
 
そう!
「音楽に身も心も捧げた私たち…」
だからこそお送り出来る「激レア企画!」
になる事は間違い無し!
 
ぜひ期待してもらってイイぜ!
 
また、この他にも
「ハウリンメガネ」副編集長
とのコラボ企画を、私の独断と偏見で
続々と思案中!
 
今年は当ブログが大きく変わります!
お楽しみに!
 
《 編集長「Mash」筆》

「フクシマン土屋」の「イイトコ探訪 福島県」 (第14回) 最高の泉質、でもナメちゃなんねぇと反省した話し

2020-01-23 09:50:36 | 「フクシマン土屋」の「イイトコ福島県」&more

こんにちは!「フクシマン土屋」です。

早いもので1年です!1年ですよ!!

 

編集長MASHに声をかけられて、ここでブログを書き始めて1年が経つんです。

最後に文章を書いたのなんて30年ほど前か、中学か高校の時の小論文以来!(笑)

 

そんなド素人の自分が人目に触れる場にブログを公開するなんて。

MASHはなんて無茶をするんだ!

(まあコチラの読書様なら今までの彼を知る諸君だろうから、驚かないかな?)

 

最初は悩んだのよ〜

「何を書けばいいの?どう書けばいいの?」って。

でも彼は

「東北の好きなところへ行って、思った事を書いてくれればイイヨ!」

だってさ。軽いよなぁ。(笑)

いや、実は今でも悩んで書いているのは変わりないんだけどね(笑)

 

とは言えフクシマンがこうして1年間この連載を続けて来れたのも、

読んでくれる読書様みんなのおかげです。

ありがとうございます!

そして機会を与えてくれたMASHにもサンクス! 

そして最後に、

よくがんばったな!「オレ」(笑)

こう書くと、なんだか終わってしまいそうな雰囲気だけど御安心を!ブログは編集長曰く「続投」です(笑)

と言うことで「イイトコ探訪 福島県!」をこれからもよろしくね!

 

さてさて、年賀状的オープニングから話は変わって、実に暖冬だねぇ〜

みんなのところはどうよ?

いつもより暖かくない?

フクシマンの住む福島市からは吾妻連峰がバッチリ見えるんだ。

 

今年は明らかに雪が好きな少ないように見えるよ。

白くなってもすぐに消えてなくなってしまうから、ほんと上の方だけしか白く残ってないよ。

まあ日常生活は送りやすくていいね。

でも冬のアクティビティには厳しいコンディションなんだ。

 

そんなこんなで山の上部の状況を確認しつつ、温泉に入りたいので

「高湯温泉」へ行くことにした。

この「高湯温泉」、「とっておき」なので、みんなに紹介したいのさ。

ポイントは3つ。

  

《ポイント1》

まず、なんといっても圧倒的に泉質が良い!

これはフクシマンが肌で感じた感想だけどね。

温泉は大好きだからあちこちの場所に行くんだけど、本当に疲れている時なんかは自然と

「高湯行くか!」ってなるのよ。

今回も年末年始ときて、ようやく落ち着いて疲れが出てきたところだからか

「高湯行くか!」と思い浮かんだ次第。

「高湯温泉」について少し説明すると、

標高750メートルの吾妻連峰の中腹に位置する温泉街で、

泉質は「酸性・含硫黄(硫化水素型)-アルミニウム・カルシウム硫酸塩温泉(低調性-酸性-高温泉)」だ!(笑)

つまり「硫黄泉」ってことらしい(笑)

効能は「高血圧症、その他あまりにもいろいろ」(笑)

もちろん「しもやけ」にも良い!

そして「高湯温泉」は、どこも全てが「源泉掛け流し」!

混ぜ物なしで濃厚だ!!

  

《ポイント2》

福島県を代表する観光道路の1つ「磐梯吾妻スカイライン」の入り口(出口)にある。

そう、観光の拠点としても最高!

「磐梯吾妻スカイライン」は「高湯温泉」と「土湯温泉」を結ぶ、文字通りの観光道路だ。

残念ながら冬季は閉鎖されてしまうが、ぜひとも通ってみてほしい道路なんだ。

フクシマンのオススメは高湯側から土湯側へ抜けるルート。

「なんじゃここは!」って

日本離れしたダイナミックな景色に驚くゾ!

もちろん逆側からも景色が違ってgood!

 

道路は4月上旬位には再開通するから、その頃は

標高のピークが1600メートルを超えるんで雪の回廊が見られるよ。

バイクじゃまだ危険、夏でも寒い時があるくらいだ(笑)

春、夏、秋と各季節に走ってもらいたい!!

 

《ポイント3》

実はアクセス超良好!

なんか山で大変そうなイメージだったでしょ(笑)

でも福島駅から車で30分かからないんだ。

最寄りのインターチェンジからもそれくらいだし便利ね。

福島駅からはバスも出ているよ。

で、

今回入浴したのは高湯温泉で唯一の共同浴場

「あったか湯」だ!アッ!高湯!

そう、名前が洒落ちゃってますね(笑)

とにかく料金が250円と、とってもお財布に優しいのも嬉しいよね!

露天風呂のみ!と割り切った造りで、冬は場洗い場がとても寒いっス…

ちなみに1グループに「+ 1000円」で貸切風呂あり。これも露天。

(フクシマンは貸切は入ったことありません)

休憩できる広間、無料の貴重品ロッカーもあり、

木曜日のみ定休で9時から21時の営業!

建物は昔の湯治場をイメージしたという和風の造りがイカしてるだろ?

 

特筆すべきは、わずか60メートルしか離れていない源泉から引かれる

「超!新鮮な湯」というコト!

フレッシュ!フレッシュ!フレッシュ!

(聖子ちゃん風に声に出して読んで欲しい) 

でも、舐めてみると少しほろ苦かった。

(聖子ちゃんの人生そのものの味か?)

 

熱い湯が好きなフクシマン(前回の第13回を参照)には少しぬるいが、長湯するにはちょうどいい湯加減だ。

ゆっくりと浸かると、じわ~と身体にしみ込む感じで疲れを癒した。

ここ「高湯」は本当にお湯がイイので、入浴してみて欲しい。

あったまるし、疲れも取れるし、しもやけにも良い!(笑)

と言うことでとっておき

「高湯温泉」の紹介でした。

めでたし、めでたし!

 

じゃないんだ。

実を言うと風呂に入る前にトレッキングして、

そこも紹介しようと思っていたんだけどワケありでね…

その場所とは「あったか湯」より車で1、 2分上ったところにある「不動滝遊歩道」。

歩いて20分かからないくらいのトレッキング散策路で、滝まで行けるんだ。

 

そこで優雅にコーヒーでも飲んでいる様子をお見せしたかったんだけど、

考えが甘かった。さすがに雪があってね…(苦笑)

 

ちょっと「登山靴」では行けなかった。

「スノーシュー」を持ってこなかったんで途中で断念して引き返したよ。

悔しいから空き地で優雅ではないコーヒーは飲んだけどね…

 

いくら暖冬で雪不足でも

「山をナメちゃなんねぇ」

と反省した次第でありますトホホ。。。

 

「イイトコ探訪 福島県!」を読んでくれてありがとうございます。

これからも旅はパワーアップして参ります。

賢明な読者様ならお気づきかもしれませんが、

「あれ?フクシマン高湯温泉へバイクで行ったの、アホじゃね!」とお思いでしょう!

いや、アホでも危険なことはしないんだよ(笑)

 

そのへんの「トコ」は次回に!

See you again!
 

《フクシマン土屋 筆》
 
( 企画・編集・校正・加筆リライト「Mash」)
 

「阪神淡路大震災」より25年経つ… 1995年を私「Mash」が振り返ってみる。

2020-01-17 13:03:00 | 震災・原発

25年という月日が経つ…

早いのか遅いのか…
うん。間違いなく早い。
そんな25年だった様に思う。
 
正直なところ詳細には
過去について思い出す事が出来ない。
「過去は生ゴミ」という生き方をして来たので
(詳しくは当ブログ「Mashイズム」を参照下さい)
人よりも多く、これらの記憶を
ゴミに出してしまったのだ。
 
ただ、そんな私でも
「阪神淡路大震災」
の事はつぶさに覚えている。
 
と言うのも、
私は初めての「イギリス旅行」
を満喫していた最中で、
当時の彼女と「2人旅」を謳歌していた。
 
ココでも何度か書いたと思うけれど
今と違い情報が定かでは無く
日本への国際電話もつながらない有り様…
 
結局は日本大使館まで足を運んで
「神戸の災害状況」と「東京の無事」
を確認した次第だ。
 
思えばこの95年という年は
この後、様々な事が起きてしまう…
3月にはオウム真理教による
「地下鉄サリン事件」が起こる。
 
事実私も通勤で数本後の地下鉄を利用しており
駅を停車せずに飛ばして走る…
そんな列車に違和感を感じながら
それでも忙しく仕事をこなし、
激務を終えて帰宅してから、
その惨事を知った…と記憶している。
 
自分に取っても大きな事が有った。
大好きだった「野茂氏の大リーグ挑戦」
や「伊達公子氏の全仏での活躍」など
嬉しいニュースで元気付けてくれた後
8月にジェリーガルシアが逝った… のだ。
 
あれから25年が経つという…
私は25年間生き延びて来たワケだ。
 
ある意味95年は自分にとって
「自分を見つけ出すキッカケとなった年」
と言えよう。
 
私はこの震災時、まだ22歳と若く
前年にLAで「ストーンズLive」を観て
海外へ行く事を絶対とし、
彼女とすぐに渡英した。
「ビートルズの国」
をどうしても体験したかったのだ。
 
当時はロンドンへの直行便が少なく
ストックホルムで乗り換え
実に苦労してロンドン入りしたものだ。
 
そこで日本に起こった大震災…
異国の地で何もする事が出来ない
そんなモドカシサは情報さえも取れない
当時の世相も含めて、時を感じざるを得ない。
 
当時ロンドンの同じホテルに泊まっていた
関西からの同世代女性観光客の嗚咽は
朝食のレストランいっぱいに響き渡っていた。
 
その光景は今でも覚えているし、
決して忘れる事は出来ない。
「情報の無さ」で誰もが不安感を増していた。
あの時のロンドンに確かに私は居たのだ。
 
先にも書いた通り
この95年は自分にとってのターニングポイントとなる。
ジェリーの死を一緒に伊豆旅行で過ごした
当時の彼女とは、この年の暮れに別れた。
 
4年間一緒だったから、
私は本当に打ちのめされ、途方に暮れた。
使うギターも翌年から
テレキャスからストラトに変え、
ブラックミュージックへの傾倒を隠せず、
バンドの人気は急降下。解散へと向かう。
 
今日は「阪神淡路大震災」から25年。
瞳を閉じればロンドンやリバプールに居る
私と彼女、そして、泣きじゃくる彼女たち…
をいつでもすぐに思い出す。
 
そうか…私はこの25年間
彼女の事も思い出していたのか。
 
そう思うと複雑な気持ちとなり
涙が溢れて来た…。
 
 《編集長 Mash筆》

明石のブルースマン「ハウリンメガネ」が贈る!「どこまでもヴァイナ中毒!」(第23回) 「マーク・ボラン編 最終回」

2020-01-16 09:11:25 | 「ハウリンメガネ」の「ヴァイナル中毒」&more

やあやあやあ!読者諸賢!

あけましておめでとう!

ハウリンメガネである。

 

インフォされた様に編集長「Mash氏」のお店

「鎌倉ジェリーズ」のクローズや、

当ブログによる連載の変更など

新年早々諸々動きだしているが、

当コラムは全くもって方針転換なし!

 

いつもどおり、好きな盤、好きな音について

これまた好きなように書き散らかし吠えまくる!

相変わらず阿呆なコラムであるが

今年もご愛読頂ければ幸いである。

(なお、Mash氏の予告どおり、今年は氏と私の共同連載も開始予定なのでお楽しみに!)

 

早速行こう!

今回は去年の最後に予告していたとおり、

「T.Rex最終回」しかも、シングル編である!

 

冒頭の写真を見ていただければお分かりだろうが、こちらに並べた6枚は全て日本盤シングル……

なれど!

(左上→右下)

・20th Century Boy/Solid Gold Easy Action

(89年CD時代プロモ盤、テイチク)

・Solid Gold Easy Action/Born to Boogie

(オデオン)

・Telegram Sam/Cadillac

(オデオン)

・Children of the Revolution/Jitterbug Love/Sunken Rags(来日記念盤、オデオン)

・Jeepster/Life's a Gus(ポリドール)

・The Groover'/Midnight(オデオン)

 

と、強力なラインナップ!

(T.Rex、当時の日本での配給はオデオンだったんだね。英EMI系列はオデオン配給だったから、英国が彼らを手放すまではオデオンレーベルで販売されていたのだ。)

 

実はこれ、Mash氏にお願いして、氏経由でとあるT.Rexマニアの方から譲って頂いたブツなのである。

というか、実はこれまでの一連のT.Rex話はこいつらが発端。

 

とある日。レコード棚を整理していた私。

(お、T.Rexだ(ザ・スライダーね)。久々に聴いてみるか……やっぱりカッコいいねぇ……シングルで聴いてみてぇな……Mashさんに聞いてみるか)

私「T.Rexのシングルあります?」

氏「いまはアルバムしか手持ちがないからT.Rexマニアの人に訊いてみるよ!」

 

結果、まあ出てくる!出てくる!盤の山(笑)!(譲って下さったT.Rexマニアの方、ありがとうございました)

 

そんな訳で、アルバムとシングルをまとめて一気に聴いたおかげでこれまで自身の中で消化できていなかった「T.Rex論」が固まったので、こうして集中レビューしている次第なのである。

 

しかし、こうして並べてみるとやはりシングルもピクチャースリーブ(ジャケット)があると見栄えするな(当然だが)。

シングル盤は音がいいのでついスリーブなしでも買ってしまうのだが、やはりあるとないとでは大違いだ。ま〜たやらしいことに日本盤のスリーブには当時の写真やら解説やらも載っており、資料性も抜群!

このマーク・ボランの写真についてる「ファンにもみくちゃにされるマーク」のキャプションを見ると当時の熱狂ぶりがよくわかる。

(しかし、キャプションに時代を感じるなぁ。「明星/平凡」的というか……昭和的ですな)

 

話が逸れた。

さて、肝心の音はどうなのか?

ご愛読頂いている方には耳タコ(目タコ?)だろうが、やはりシングル盤はずば抜けて音がいい。

コレは今月で終わり、我々が引き継ぐ「スターマン氏」のコラム 「爆音45回転」で記事のたびに書かれていた通り。

 

だが、今回はそういう話がしたいわけではない。

今回の焦点はシングル盤の音が「T.Rexのイメージ」を決定づけてしまった、という話なのだ。

 

一番分かりやすい例を上げる。

下段中央の「Jeepster/Life's a Gus」だ。

先日紹介した「電気の武者」(国内オリジナル盤はオデオン、翌年72年に早くもポリドールからの再発売となった! ) からのシングルカットとなるこの2曲、アルバムではいい具合の軽さを持ったロックとサイケ感漂う良質なアシッドフォークだったが、これがシングル盤だとどうなるのか?

 

なんとロックど真ん中!これをロックと呼ばずして何をロックと呼ぶ!?と言わんばかりのロックチューンになっているのだ!

 

ギターもそこそこデカくなっているが、それ以上にドラム!キックがデカい!ドコドコどころではない!ドッカンドッカン鳴りまくっているのだよ!特に「Life's a gas」!アルバムでの繊細さこそないが、一聴しただけで「うわ!カッコいい!」としか言えなくなる程のアコースティックロックに仕上がっているのだ!

 

同じ傾向で更にラウドなのが下段右の

「The Groover'/Midnight」

(見ろ!この顔の圧力!)で、こちらについては私、曲が始まった途端、慌ててステレオのボリュームを下げたほど。楽器隊の音がとことんヘヴィで、そこに乗ってくるマークの歌声もノリにノっており、もうこれを聴いて彼らに夢中にならないロックファンはおるまい!と断言できるラウドなグラムロックが聴こえるのだ(あまりの音に筆者は彼らのステージを幻視してしまった)!

 

多少の差はあるが基本的にどのシングルもこの傾向のミックスになっている。

(しいて言えば上段左の「20th Century Boy/Solid Gold Easy Action」は後年の盤なのでボトムは多少抑えてあるがこっちはギターがラウド!)

 

そしてこのシングルのサウンドこそが「T.Rexをグラムロックの王者」に押し上げたと同時に、彼らのその後を決定づけてしまったと筆者は断言する。

 

きっとあなたも身に覚えがあるはずだ。

まだ大して金もない頃。ラジオやテレビから流れてきた音を聴いて

「うわー!このバンド、カッコいいなぁ!買いに行こう!」

そういう時、いきなりアルバム買いましたか?いや、買えましたか?

 

そう!高かったんだよ!アルバムって!(まあ、今もそうかもしれんが)

 

もはやシングルチャートなんてものは時代遅れの遺物と化してしまったがレコード文化華やかりし頃(CDもネットが普及して曲単位でのダウンロードが当たり前になるまではそうだったが)、多くの人(特に若者)は少ない軍資金でどうにかたくさんの音を聴くためにシングル盤を購入していたのである(CD世代の筆者ですらそうなのだからレコード世代の人たちはもっと大変だっただろう)。

 

そう!つまり、当時の人々が最も聴いたT.Rexとはシングル盤のT.Rex!

 

この「ロックのど真ん中をブチ抜く」ようなラウド・サウンドのT.Rexだったのである!

そして、このシングルで定着したロックバンドとしてのイメージが、アシッドフォークの名手としての彼ら、そして後年、黒い方向へ進もうとした彼らの邪魔になった。

 

「あれ?シングルの方がラウドでカッコいいじゃない」

「え?もっとロックな曲が聴きたいのに」……

 

この

「シングルはロックど真ん中の名盤、アルバムはアーシーさに富んだグッドミュージック」

というアンビバレントな状態こそT.Rexがグラムロックの王者というイメージから逃れられなかった最大の要因だったのだと筆者は考える……

 

余談になるが、実はシングルというのはアルバム未収録の曲というのがとても多い。

オデオン繋がりで引き合いに出すとビートルズのペイパーバック・ライターやレディ・マドンナ、レボリューションなんかもそうだ(これらはオリジナルアルバムには未収録)。

 

おそらく「シングルヒットで一儲けするんや!」というレコード会社の思惑から、シングルでしかこの曲は聴けない!というレアリティをつけることでシングルをアルバムとは別のアイテム、グッズとして売る戦略があったのだろうと思う。

事実、今回紹介しているシングルも大半がアルバム未収録(ベスト盤は除く)。そしてどの盤もロックど真ん中の大名盤……そりゃあ、売れるよ!彼らにロックのイメージを持つよ!だって抜群にカッコいいんだもの!

 

あまりにも派手に咲いてしまったが故に枯れざるを得なかった時代の徒花、それがT.Rexだ。

だが、枯れたとて、美しい華は人々の記憶に残る。

かくて彼らが残した種は現代に至ってもフォロワーを生み出し続けているのである。

 

……そう!アルバムだけじゃダメなんだ!シングルも聴かなきゃこんなことには気づけない!

結局聴くしかないのだ!アナログで!

今年も回していくぞぉぉぉ!諸君も回せ!そして聴けぇぇぇ!

 

この想いを抱き、当ブログの編集長Mash氏との

「爆音45回転 Take2」に突入して行くのだぁああ!

 

興奮冷めやらぬ中、今年もよろしく!

ハウリンメガネでした!

 

《ハウリンメガネ 筆》

( 企画・編集・校正・加筆リライト「Mash」)

「2020年の木曜日」当ブログ、についてお知らせ致しましょう!

2020-01-09 13:16:05 | 「ハードパンチ編集部」 からのInfo

唐突に発表することが多い!

そんな今日この頃…
皆さまは、いかがお過ごし?
 
さて今日の発表だが
このブログに関するコト!
なんだ。
 
で、今日は木曜日でしょ?
そう!毎週木曜日は
「ゲストライターDay」
として去年一年お楽しみ頂いたよね!
 
もちろん今年も継続していく!
んだけれど、ちょいと変更があるんだ。
と言うのも、昨年は順繰りにローテーション
だったゲスト陣!
 
今年からは毎月最終木曜日を
ボブ・ディラン専門家
「ジョーカーウーマン氏」
に固定!
 
その前週は福島県在住の旅行ライター
「フクシマン土屋氏」
による福島県及び東北の旅行記を掲載!
 
で、そのまた前週は
レコード盤を熱く熱く書き綴る…
音楽愛好家
「ハウリンメガネ氏」
の「ヴァイナル中毒!」
が出る!
 
昨年連載してくれた
「スターマン氏」。
今年は今月中に最終回を迎え
「シングルレコード盤45回転」
の企画は、なんと、
私と「ハウリンメガネ」が受け持つ!
 
その他の「木曜日」は
間違いなく私「Mash」が書く!
今日の様に!
しかも、雑多にね!(笑)
 
さあ、今年はより一層パワーupして
このブログ運営に取り掛かるゼ!
ライター陣含め、よろしくお願い致します!
 
《編集長 Mash》
 

2020年元日に俺「Mash」がまさか?の引退宣言!

2020-01-01 08:46:00 | MASHイズム

明けましておめでとう!

遂に2020年にもなっちまったなぁ…(笑)
とにかく「新しい夜明け」ってところか?
「New morning!」
ボブも来るしな!
 
さてと、先に伝えておこうか。
この新年1月末をもって、
「鎌倉ジェリーズ」は閉店させて頂く。
 
会社を立ち上げ、ちょうど20年!
店は2001年からオープンだから
それでも19年目だろ?
 
「実店舗というスタイル」は
もうこれくらいにして、
「一般的なShop形態としては第一線から退く」
事にしたのさ!
 
「じゃあ、何をするの?」だって?
今言えることは
「新しい夜明け」ってコトくらい(笑)
 
もちろん具体的に決まった時点で
コチラでも紹介させて頂きますので
しばらくお待ち下さいね!
 
面白い構想はある!
当然、期待してイイぜ!
 
《編集長 Mash》