「Jerry's Mash」のアナログ人で悪いか! ~夕刊 ハード・パンチBLUES~

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MASHが選ぶ「今日の1枚」 ⑮

2009-02-10 10:40:10 | Music Life
マーヴィン・ゲイ
彼ほど波乱万丈にその生涯を閉じた人間も少ないよね。

デビュー当時はモータウンでの裏方中心で
ピアノやドラム、曲作り・・・とにかくマルチにこなしていた。

その後モータウンからデビューし、
モータウンの中では割と黒目の(といってもモータウンですから)
R&Bレコードを60年代は出し続けた。

俺はビートルズのTV映像「レディ・ステディー・ゴー」での
ジョージ・ハリスンへのインタビューにより彼を知ったんだ。
(中1の頃VHSでね

ジョージ、気に入っているアーティストは?
「マーヴィン・ゲイ」
答える彼の1言に
「ジョージが言うんだから只者ではないだろ!」
と思い、即レコードを購入

音楽ってつながっていくんですねぇ

この頃のマーヴィンをジョージが気に入っていたってのも面白いんだけれど、
やっぱり、何と言っても彼を語るには70年代の名作2枚に尽きる

「What's Going On」(71年)
「Let's Get It On 」(73年)

でしょう

70年代以降の黒人音楽ではマスターピースであり、
ポピュラー・ミュージック史上、永遠に聴いて頂きたい2枚です。

その後、コンスタントにヒットしながらも破産。

80年に再起をかけて出演した「モントルーJazzフェス」で完全復活
そのライブ映像を本日はご紹介したい。

何よりも元気なマーヴィンが歌いまくり、鍵盤やドラムも披露。
バックの演奏も素晴らしく、ライブ嫌いのマーヴィンとは思えない素晴らしいノリ
100分を一気に見てしまう充実のショーがイイのよ

しかし彼、84年、誕生日の前日に親父に銃で撃たれ死亡する。
口論の末、逆上した親父が彼へのプレゼントとして用意した銃で・・・

今更ながらアメリカの銃社会って不思議に思うよなぁ。
まあ、この話はまた今度。
長くなりそうだからね。

とにかくこの映像でマーヴィンのSweetな一面を味わって欲しいな。
日本盤DVDでは字幕がついていて、MCのイイ雰囲気も味わえるぞ

ちなみに2枚組CDでも発売中!
こちらはDVDよりも臨場感のあるサウンドが魅力です

<2/10 Mash>
★湘南の中古楽器専門店Jerry'sのオーナーです。
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