「Jerry's Mash」のアナログ人で悪いか! ~夕刊 ハード・パンチBLUES~

「Jerry'sギター」代表&編集長「MASH & ハードパンチ編集部」が贈る毎日更新の「痛快!WEB誌」

お部屋で聴く「今日の1枚」 ④

2009-02-16 09:47:19 | Music Life
Queen of soulと言えば
言わずもがなアレサ・フランクリンに他ならない。
縦横無尽に音階を操る彼女の歌からは彼女が
「正真正銘の歌姫」であることを嫌と言うほど思い知らされる。
もう「コーナーに追い詰められっぱなし」だよね。

それではQueen of hip hop soulと言えば?
彼女しかいない。
そう。Mary J. Bligeこの人だ。

俺は「メアリー姉さん」と呼んでいるけれど、
実際に彼女は俺よりも1つ年上の天才肌で、
「同世代でこれやられたらなぁ・・・。」と本気で悩んだモンね。俺。
とにかく「アメリカ人の懐の深さ」に「もろ日本人」の俺は差を感じたわけ。

彼女のアルバムはどれも好きだし、聴かないと損をすると思うけれど、
今回はあえて、「一番売れなかった作品」
(とは言え100万枚以上売ってるんだけれど・・・)
「Love & Life」をご紹介したい。
タイトルもイイね

Pディディとの仕事だとか50セントの参加とか・・・
そんな細かいことはどうでもいい。

俺にとってはインタールード(間奏曲)の「Free」(Tr10)から
Press on(Tr12)までのアーシーな曲調に乗って繰り出される
意味のある歌詞がたまらなく重要だし、大好きだ。

「全ての人は自由が欲しいの!」と「自由の大切さ」を歌った「Free」
「うわべだけの知り合いは友達じゃないわ!」と本質を鋭く突く「Friends」
そして「プレッシャーと共に前へ進まなきゃ、心を強くリアルでいなきゃ!」
と歌う「Press on」が俺たちの胸を熱くする

よく「Mashさん!ヒップ・ホップなんて踊る為の音楽じゃないですか!」
とか「ギターを弾く人が、何でそんなチャラチャラした音楽を聴くの?」
なんて言われたりするけれど、お門違いもいいところだよね。

そんな人に反論する気はないけれど、
それじゃ、「このアルバムを聴いてご覧よ!」と言いたいな。
ほら、メアリー姉さん自信がTr15の「Message in our music」で言ってるぜ。

「踊るだけの音楽じゃないわ。
メッセージがあるし、コミュニケートの大切な手段なのよ。」

このアルバムのいくつかの作品の言葉は
俺の言いたい事を代弁してくれているんだ。

「ギター云々・・・」と言うギター至上主義(俺は違うけどね)の方には
Tr18「A.M」を聴いてブッ飛んで欲しいな。
ギターと歌、簡単なシンセだけで、ここまで出来るんだぜ

何が大切か・・・
もう分かってきたよね? 

<2/16 Mash>
★湘南の中古楽器専門店Jerry'sのオーナーです。
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